契約交渉、冷静に淡々と。

今朝は寝不足だ。契約交渉中は、夜も緊張感が持続して睡眠が浅い。自分が当事者だとなおさらだ。一字一句を読み込み、騙されないように、自分が相手より不利にならないように、不測の事態が万が一起こった時困らないように、頭をフル回転させる。このストレスを軽減するために、高額支払い弁護士に検討依頼するのだと思う。

じゃあ、過去に騙されたことがあるか？実際に騙されて被害にあったことはないが、騙されているんじゃないかと疑って疑心暗鬼になることはある。自分が相手より不利な事態に陥ったことがあるか？女性差別、アジア人差別のために機会を得られないと思って悲しくなることはある。不測の事態が起こったことがあるか？イエス。だいたい10年おきに天災に見舞われて、大きく人生のコースが変更されている。心の不安定、差別、悲しみ、天災。どれも契約書があっても避けられない事ばかりなのだから、契約交渉時に心配ごとで頭と心をいっぱいにするのは馬鹿げている。

昨日、女性リーダーシップウェビナーに参加した。あるパネラーが、リーダーシップに必要な３つのトラスト「Trust in me, trust in others, trust in universe」の話をしてくれた。彼女は、人は皆良い仕事をしたいと思っていると信じている、良い仕事をしていない人には、課題発見・解決支援により良い仕事ができるよう導くことができると信じている、リーダーには自分にその支援のキャパシティがあるという自分へのトラストが欠かせない、という。そして、この世の中には、自分のコントロールできないことはたくさんあるのだということを受け入れること、まあ、人生総じてそんなに悪いことばかりじゃないという宇宙への楽観的信頼が、リーダーシップには大切と話してくれた。

現在、パートタイム雇用契約交渉中。眠りが浅いなんて、私もまだまだだな、と反省する。契約書では心の不安定、差別、悲しみ、天災は避けられないのだから、冷静に契約を一字一句を読み込み、淡々と感情を乱されず交渉すれば良いのだ。私にとって100倍大切なのは、心の安定、社会課題解決を一緒に取り組む仲間、あとは運を天に任せるおおらかさだと、自分に言い聞かせる。この3つが、自然に自分の大切な価値観になる為に、私は1年間仕事を休むのだと思う。

もう一杯コーヒーを入れよう。