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煙草と私の33年~燻製棋士からの脱出~

※以下は音声の内容をAI要約したものです。

囲碁界におけるタバコの歴史的背景

幼少期から囲碁を始めた三村九段は、8-9歳の頃から通っていた碁会所で、タバコの煙が充満する環境に慣れ親しんできました。当時の碁会所では喫煙が当たり前で、帰宅時には服が煙の匂いで燻製状態になるほどでした。

プロ棋士としての喫煙経験

23歳で喫煙を開始し、39歳まで約16年間続けました。当時のプロ棋士の対局室では喫煙が認められており、特に藤沢秀行、坂田栄男という2大レジェンド棋士も喫煙者だったことから、禁煙化への動きは彼らの引退後に加速していきました。

禁煙のきっかけと成功要因

40歳で二度目の結婚を機に、生まれてくる赤ちゃんのために禁煙を決意。以下の点が禁煙成功の要因となりました:

  • 子どものための強い責任感

  • 禁煙初期のアルコール摂取を控える

  • 明確な動機付けの存在

禁煙後の変化と現在の見解

禁煙後15年以上が経過し、現在では全く喫煙欲求がありません。特に朝の目覚めが良好になるなど、体調面での改善を実感しています。

現在の囲碁界

現在では対局室での喫煙は禁止され、館内でも限られた喫煙所でのみ喫煙が許可される状況となり、囲碁界全体が大きく変化しています。

三村九段は、自身の体験から禁煙による体調改善を実感しており、特に朝の目覚めの良さを具体的な利点として挙げています。ただし、喫煙と健康への影響については、科学的な議論の余地があることにも言及しています。

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