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2024年読んで面白かった4冊

※以下はミム囲碁ラジオの内容をAI要約したものです。


三村九段は「ほぼ日読書」と称して、1日1冊を目標に読書に取り組んでおり、今年で4年目を迎えます。読了後は日付、題名、著者名をノートに記録し、5段階で評価をつけています。2024年12月30日時点で352冊を読了しており、年末までにあと13冊を読む予定とのことです。

以下、特に印象に残った星5つの本を4冊紹介します。

1. 『海賊と呼ばれた男』百田尚樹 著

実在の企業家・出光佐三氏をモデルにした小説です。戦後の困難な時期に、一人も社員を解雇せず、自身の資産を全て投じて給料を支払い続けた経営者の物語です。義理人情を重んじ、一見非合理的な経営判断を貫き通しながら、幾度もの危機を乗り越えて大企業を築き上げました。

興味深いことに、本作には多くの囲碁関係者が関わっています:

  • 現在の出光興産会長の出光芳秀氏(主人公のモデル・出光佐三氏の甥)は、日本女子囲碁リーグ福岡チームのスポンサー

  • 著者の百田尚樹氏は囲碁6段の腕前

  • 出光芳秀氏の妻・作家の夏樹静子氏は、目に優しい碁石を開発するなど囲碁界でも著名

2. 『WHOLE BRAIN』ジル・ボルト・テイラー 著

脳科学者である著者自身が脳の重篤な障害を経験し、その回復過程で得た知見をまとめた本です。人間の中には4つの異なる人格タイプが存在し、それらが混ざり合って一つの人格を形成しているという理論を展開しています。著者の体験と専門知識が融合した感動的な内容で、人生観に影響を与える一冊となっています。

3. 『人望が集まる人の考え方』レス・ギブリン 著

仕事での成功において、実務能力(約15%)よりも、性格やコミュニケーション能力(約85%)が重要であることを説いた本です。具体的には以下のようなポイントを強調しています:

  • 相手の話に真剣に耳を傾けること

  • 約束時間を必ず守ること

  • 身だしなみを整えること

  • 笑顔を心がけること

4. 『あなたという習慣を立つ』ジョーディ・スペンサー 著

量子物理学の知見を取り入れた自己啓発本です。物質の本質は実は空洞であり、そこにはエネルギーが満ちているという量子論の考え方を基に、人間の思考や感情が現実に影響を与えることを説明しています。具体的な実践方法も記載されていますが、特に量子物理学の視点から人生を捉える考え方が印象的でした。

おわりに

三村九段は主にAmazonのAudibleを利用してオーディオブックで読書を行っているそうです。数値目標を設定し、時には「駆け込み読書」も活用しながら、着実に読書習慣を築いています。


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