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個性が求められることの怖さ

毎週水曜日の道徳教育の授業。

最近は1週間で1番この授業を楽しみにしている。

そんな授業を受けて考えたことのお話だ。


🔁


個性的である、とはどういうことか。

凡庸さの中にあって一際目立つのが「個性」である。

個性があるのは良いことだ

個性的なのは価値があることだ

そんな言葉をよく耳にする。

でも本当にそうだろうか。

「個性」は怖い。

「個性」は周囲の凡庸な人間の存在によってこそ生み出されるものだから。

凡庸な存在があってこその「個性」の際立ちだから。



「個性」を持つことに重きをおくこと、

「個性」がある人間を認め、尊重することは

極端に言えばそれは

「凡庸でいることの否定」だ。


個性を持たなければならない、

普通であってはならない。

「個性」は時に、人を脅かす存在だ。

そんなにも「個性」が、大事だろうか。


自分が個性的であるとき

他者の存在とはどういうものなのか

もう1度じっくり考えてみたい。


🔁


「個性は無理やり出すものではなく、自然とにじみ出て輝くものだ」

これは正しいと思う。

個性は出そうと思って頑張ることではない。

自然と、なすがままに、強調されるものである。


個性があることを他者に求められることは、

どうなんだろうな。

個性があることを上から評価されることは、

どうなんだろうな。



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