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人間の最大の悩みとも言えるものが、そこにはない

何となく「こんな学校あったら良いな」と思うことを書いてみたりなどする。

ここに書くのは一応言っておくが、非現実的で、理想的というよりはただの妄想だ。



その学校には、人間関係の悩みというものがない。

この悩みがないだけで、

人間関係という悩みの源泉がない中で、

生徒たちは平和に暮らすことができる。

争いもなければ羨望もない、妬みもなければ他者を下に見る人間もいない。

仮に他者に対して上に挙げたような感情を持つ人がいたとしても、

そういう感情を持つことで他者に影響が及ぶ前に、

そういう感情は、排除される。


排除というと悪い意味を持つような言い方だが、そうではない。

教師などの大人によって、それらの感情は

プラスの感情、向上心や何かに対する熱意のような....

そういうものに変えられるのだ。


この学校に"人間関係の悩み"は存在しない。

学校には教師以外に、"専門家"を何人か置く。

例えばスクールカウンセラー。

生徒が悩みを相談する場所。

例えばキャリアカウンセラー。

生徒が進路を相談する場所。

もちろん生徒と保護者(家庭)においても、人間関係の悩みはあってはならない。

だからこそのキャリアカウンセラーだ。

生徒たちが何ら心置き無く、他者に認められながら

自己実現をしていけそうか、将来への展望が持てそうか、

様々な面からサポートする。


そして一口に"教師"と言っても、この学校の教師は特殊だ。

ある1人の教師は、生徒と対等でいることに特化している。

生徒とは極めて距離が近く、タメ口で会話する。生徒との距離感を近くし、友達感覚で話せるような教師となる。

また別のある1人の教師は、教え諭すことに特化している。

生徒に正しい道を教える。時に、ただ正しいことを教えるのではなく、

生徒が自分の意思で選択できるように支援をする。

生徒が自分で決めた道を進んでいけるように、大人の立場から

様々なことを伝える。

またまた別の教師は、生徒間の人間関係を把握することに特化している。

授業をする中で、グループ活動などを通して生徒同士の関係性を見出す。

人間関係の悩みにつながるようなタネは、素早くつみとれるように。


もちろん人間関係に関して悩まないことにより、

成長できない部分も出てくるかもしれない。

人との関わりから学ぶことによって、見えてくるものもあるかもしれない。


でも、人間関係の悩みが0の学校があっても良いと思うのだ。

小中高12年間の中で、全く人間関係に悩まない時間があっても良いと思うのだ。

そして人間関係の変化によって生じ得るトラブルなんかは、

道徳の授業で学ぶなどして補えば良い。



だから人間の最大の悩みとも言える"人間関係の悩み"を、取り去ることに特化しているような学校があっても良いと思うのだ。