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家のこと

長く感じた1年でした。
年明け、今年いっぱいで退職したいと周りに伝えていたのに
先にベテランのパートさんがシフトを減らし
そのうえ若い社員が妊娠して産休に入り
私の退職時期は延びて延びて、来年の6月に。

人がいないので新人が3人入ることになり
一人目がやっと一人前になって来たと思いきや
本人に問題が起きて突然の退職。

昨年は息の合った4人でシフトを回していたところを
新人二人を含むバラバラの11人でシフトを組むことになり
来月から稼働する。

現場を把握している人間が、私と、パートさん一人だけなので
一体どうなることやら。

いや~~~~、面白いです。
私こんなこと引き寄せてるんですね。なんでだろうな。
仕事辞めたくないの?いやいや。

上司や同僚のパートさんからは、さらに退職時期の延長を、
またはパートになって残らないかと言われていますが
「それはないです」と断言しています。

私にはやりたいことがある。
片手間でできる仕事ではないと感じているので
パートで残るのは私にとってはさらに大変になる。

私は空を見上げたり、風を感じて日々を過ごしたい。
もう窓もない小さな箱の中で毎日を過ごすのは嫌だ。

私は何より、新鮮な空気と開けた風景が好きだから
今の家と庭で仕事をしたいと思う。

この恵まれた環境に住みながら、家に丁寧に手を入れる時間も気力もなく
庭を手入れする余裕もなかったが、
これからは、家族全員が大好きな私たちの家を
独立した子どもたちにとっても、帰るのが楽しみな実家にしたい。

家について…

私たちの家は、15年前に中古で購入した。
7年間探し続けて、ずっと妥協せずにいた理想通りの家を見つけた。

庭が広くて
周りが静かで開けていて
縁側があって
木造の中古で
駅から歩けて、子どもたちの学校に近い。

この条件で7年間探し続けて見つけた家。

何度も妥協しかけたけど諦めずに探し続けて、出会って内覧させたもらった帰り道、
「お母さんの理想通りの家やったやん!」と、子どもたちが興奮していたのを覚えている。

この家を見つけたことと、シュタイナー学校を見つけたことで、
私は自分の引き寄せ力に自信を持つようになった。

購入するにあたり、家の持ち主の老夫婦にも気に入っていただき
「ぜひ、あなた方に住んでもらいたい」と
値引きまでしていただいて、交渉はとても良い感じで進んだ。

家の周りは3方向田畑が広がり、東側には川の堤防とその向こうに山があり
朝日も月もそこから昇る。
南側にはゆったりとした庭もあり
小学生だった子どもたちは田畑で遊び、
縁側に座っておやつを食べ、
柴犬を飼って庭で放し飼いできた。
*表題の写真は娘が1年生の頃、縁側で犬に「伏せ」を教えているところ🤗
願っていたイメージ通りの生活。

私は玄関からすぐの1室、我が家で一部屋しかない洋室を
温熱療法とホメオパシーの施術ルームにしていた。

子どもたちは、娘二人が同じ部屋で、長男が一人部屋。
気が向いたときに、好きな部屋へ勝手に引っ越しをしていた。
結局3回ずつ引っ越していたかな?
家の中で引っ越しなんて、面白いことするなあ、自由だなあ、と思って見ていた。

そのたびに、私とオットは、必然的に寝る部屋が変わったりもして
家族全員で家の中では部屋から部屋へ引っ越し。

縁側があるので、1階はぐるっと一周できる造りになっている。

3LDKのマンションから引っ越して思ったのは
子育てには「空間」があるとすごく楽になる、ということ。

前のマンションは緑も多く、1階は庭も小さな庭もあって
結構開放感があったものの、
お隣との距離が近いので、色々気を遣ったものだったが
引っ越してからは、子どもが喧嘩しようが
私が子どもたちを大きな声で叱ろうが
夫婦喧嘩をしようが(笑)
気を遣うこともなく、
一人になる場所も確保できて、本当に楽になった。

特に、長男は声が大きく、行動も荒かったが
この家に来てから、少し落ち着いて楽になったように見えた。
どうも、彼にとっては空間が特に大事だったようだ。
田舎なので、長男がぶらぶら散歩に行くと、ご近所のおじさんおばさん、おじいちゃんおばあちゃんが声をかけてくれて、すぐに仲良くなっていた。
長男は、同年代の友達とは関係を作るのが難しいが、気良く相手をしてくれる大人がいると、とても素直になる。それこそ、縁側から声をかけてくれて、一緒におやつをいただいたり、かわいがってくれる人たちもいた。

この点でも、同世代ばかりのマンションに比べて、私たち家族は息をしやすくなった。
マンションにいる時は、小さい子たちの遊びの輪に長男が入っていくと、
誰かが泣いたり怒ったり、ママさんに怒られたりしているので、私は怖くて外に出られなくなっている時期があった。
妹たちも、「おにいがまた怒られてたで。もういやや」と言うし。居場所がなかった。
それを思うと、本当に気が楽だ。

街中の便利な場所に住むことも憧れるけど
私はこの片田舎の中古の日本家屋が気に入っている。
お世話になった地域の人たちにも訪れてもらえるような庭づくりも構想中☆

子どもたちをおおらかに包みはぐくんでくれた家をもっと大事にしたいし、
オットと二人で改装したり庭で基地づくりに精を出すために、あと1年も待てない。
6月退職の決意は揺るがないのだ。

1月から始まる下半期、しっかりと新人を育てて
気持ちよく退職させてもらおうと思う。

振り回された1年だったけど充実してました。
来年は「引き寄せの法則」の実践を怠らず、思い通りの未来を手に入れようと思う。

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