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映画の花束 〜 1本1本に想いを込めて #5<「大いなる沈黙へ」公開までの長〜い道のり パート2>

#4 <「大いなる沈黙へ」公開までの長〜い道のり> は


前回は映画をようやく買い付けるまでをお話しました。


さて、この映画、ドイツ人のフィリップ・グレーニング監督が

1984年に修道院に撮影を申し込んでから、

2005年に映画が完成するまで


実に21年もかかってるのです!



えらい辛抱強い監督だなあ、

と感心しきりでしたが、


かく言う私も


買い付けるまで6年岩波ホールで公開するまで2年、計8年かかったのでした。



そして岩波ホールさんも粘り強く待ってくださいました。日本での公開にこぎつけるまで、


監督と同じ位辛抱強い人達によって届けられたのだなあ


と改めて思いました。


2014年7月12日に公開が決まり、

GWにグレーニング監督がプロモーションの為来日しました。


「よくぞ買ってくれた!

しかし、最初に観たのは2006年でしょ?

なんでこんなに時間がかかったの?」

と聞かれて、


「一番いい時期を待ってたからよ」

と伝えたら、妙に納得した顔をしてました。


監督は熱心な日本の記者達にいたく感動し、沢山の取材を受けてくれました。

短い滞在中に京都観光や、神保町の古書店で浮世絵を買ったり満喫してましたが、一番のお気に入りは新宿ゴールデン街でした!

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フィリップ・グレーニング監督@ゴールデン街「ジュテ」にて


私も映画公開前の5月のカンヌ映画祭の後に、

グルノーブルにあるシャルトルーズ修道院まで足を伸ばし、

映画そのものの様子に感動しつつ映画のヒット祈願をしてきました。

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シャルトルーズ修道院を見おろす丘で


その甲斐あってか(?)

映画は初日から楽日まで

連日満席続きという

異例の大ヒットとなったのでした。




つづく。


#6 <映画の買付を決める瞬間>




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