思い出の生徒たち①
今まで予備校の職員、塾の講師、学校の教員をしてきて、本当にたくさんの生徒たちに出逢った。
ほとんどの生徒たちがボクのいい思い出になっている。
東京の多摩地区の塾で教えていた時は、英語、社会、国語、算数と理科以外のすべての教科を担当させてもらった。
中でも英語と社会がメインだった。
その時に教えた生徒の中で、今でもよく覚えているのは中3の生徒で、ショートカットで、バスケ部の女の子。確かお父さんは学校の先生だったと思う。
それから同じ中3の女の子で、安達祐実にそっくりな子がいた。
違う名前だったが、僕は完全に安達祐実だと思った。
社会の授業で指名したのだが、答えなくて、うんともすんとも言わなかった。
普通なら根気よく待つのだが、安達祐実だから、こういう時はしゃべらないのが、暗黙の了解なのかと思ったので、そこは黙って流した。
しかし、しばらく時が経つと、その子は安達祐実とは別人だということがだんだんわかってきた。
そしてさっきのショートカットの女の子と仲良しで、普段は明るくて普通に話せる子だと知った。
あまりに強烈なインパクトがあったので、いまだに名前を憶えている。
あの子たちはいったい今、どこで何をしているんだろう。
そんなことを考えてみる。
ボクは毎日毎日、現在、過去、未来の自分の教え子の幸せを祈っている。
本当に元気で幸せでいてくれたらいいと思う。
つづく
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。また次回、お会いできたらうれしいです。
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