60日が経った2019/12/31 引きこもりたい
2019年12月31日。最終日です!
が、オーストラリアにいると、年末感の皆無さったらもう、、、(笑)
大きな企業などではクリスマスに入る週から年初めまでの約2週間、休暇に入っているところもあります。
日本では年末年始のお正月休みが長いのと同じ感覚で、オーストラリアでは一年の中でいちばん大切なのがクリスマスで、終わった今では平日モードに近づいてきています。
そんな中、先日3日前にオーストラリアに着いてからちょうど60日、2ヶ月が経ちました。
前回の記事でも書きましたが、最初の1ヵ月は家探しの時間でした。
2ヶ月経った今、私たちは
引きこもりたい。
旦那さんは、探していた自動車の塗装のお仕事で働かせてもらえるところを見つけました。個人経営の小さな工場で3〜4人の少人数ですが、完全ローカルです。
最低賃金は日本の2倍、技術職は日本より待遇も賃金も高い、でももちろん休むときは休む、そしてみんな平等、調べれば調べるほどそんな国に惹かれて7年越しにはるばる来ました。
実は、旦那さんが今働いている工場は二軒目で、
一軒目はローカルの工場を探しては「仕事探してます。」と声をかけて回って、何軒か回ったとき働かせてもらえる工場と出会いました。
しかし、時給を何度聞いても教えてもらえず、いざ1日働いてみると技術職なのに仕事のクォリティは素人のDYI同様、キレイよりも速さが一番。日本の板金塗装の知識と技術とはかけ離れていて、素人目にも分かる内容、工程、仕上がりでした。
こんな(技術的に)汚い仕事はできない、とその日に辞めると宣言するも、辞めさせてもらえず結局2日間行きました。
休憩時間も全くなく、勤務時間も聞いても「○時まで」と伝えられることなくオーバーワーク、お昼は食べたら呼び戻されて速攻仕事。
そして貰えた給料は、最低賃金を下回る金額。
2軒目の今の工場では、勤務体制も技術のクォリティも同じような感じで「(英語話せなくて)コニュニケーション取れないから」と最低賃金以下。
仕事は仲間に褒めてもらえるくらいしっかりやってるのに。
手に職を持った職人しかできない仕事なのに。
日本で培った技術を劣らせる為に来た訳じゃないのに。
ローカルでこんな働き方してる人聞いたことないのに。
でも働かないと、続けないと生活はできない。
って言うことがあったり。
良くも悪くも、いろんなことを思う、考えさせられる出来事だと思います。
調べても、SNSにも、オーストラリアはこんな国だよ〜って書いてあるのに、それとは何もかもがこれでもかってくらいにかけ離れている。(全てがネット情報のままだとは思わないけどね!)
でもこれはきっと、引きこもりたい気持ちにさせてる原因の一つ。
負の気持ちにさせているものは他にもたくさんあるのに、上手な言葉が見つからないです。
上記で話したのは一つの例でしかなく、他に何が私たちをそうさせてるのか、具体的な大きな何かがある訳ではないです。
けど、英語が話せないことからの差別、態度、接し方、何もかもが変わって来ます。それによって、仕事、生活、会話も何もかも変わります。
もちろん、優しい人もいるけどね。
たったひとつ、英語ができないだけでこんなにも変わるのかと思う場面がたくさん。
その結果、今私たちはとても引きこもりたいです。
こんなつもりでオーストラリアに来た訳ではないのに。
何がしたくてオーストラリアに来たんだっけ。
オーストラリアって何がいいんだろう。
永住権が取りたかったはずなのに何がいいかわからない。
自分は何が好きなのか、何をしたいのかわからない。
何を優先して仕事するべきなのかわからない。
そんな気持ちでいっぱいで、今は何も見えない日々が続いてます。
年末にこんな暗い話を、こんな長々と綴ってごめんなさい。
でもきっとこれは乗り越えた時、必要な時間だったと思える気がするので、記事に残したいと思ってそのままの気持ちを書きました。
そんな気持ちの中、2019年最後の日、行くまでに2週間悩んで今日も直前まで悩んだ結果、頑張って図書館のEnglishサークルに参加して来ました。
今はこんな心境だけど、英語が誰よりもできなくても少しずつ外に出ること、前向きに一つずつ学んでいくことが大切なのはわかっているつもりです。
そして、どんなに小さなことでもその一つ一つの頑張りは、いつか実になる時が来ると信じています。
2020年、前を向いて少しずつ乗り越えていきたいと思います。
良いお年を。
A Happy New Year.
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