見出し画像

雨の日にする忘れられない恋の話

タイトル重いな。

ただ、なんかこう、女子会も、仲良しメンバーで旅行に行って夜中まで喋ることも気軽にはできない昨今、特定されない程度にそんな話がしたくなる。
雨だから。

Facebookは実名で、Twitterは文字数、Instagramに貼る写真はない。でもまぁ赤の他人が恋愛について考えることも、たまには聞いて行ってくださいな。

私は、例えば「別の人の彼女になったよ」的な未練とか復縁願望は抱いたことがほとんどない。
上司曰く「竹を割ったような性格」のため、良くも悪くも「自分一人ではどうしようもないことはどうしようもない」「くよくよめそめそしても変わらないことは変わらない」と割り切っている。

とはいえ、私も失恋の瞬間からナタを振りかざして竹を割っている訳では無い。
どちらかと言うと引きずらない、その理由はとにかく周りの人に恵まれただけだ。

例えば、大学生の時、好きになった先輩に好きな子ができた。しかも、私と正反対のタイプの、私の同級生だった。
学科の飲み会で最近どう?と恋愛の話を聞かれて、興ざめるけど、こうこうで、と説明したところで、
友達が「じゃあ女子はこれで帰ります!」と立ち上がり、そのままバッティングセンターに連れていかれて、「気がすむまで打て」と言われた。
私はめそめそしながら、女3人に見守られる中金属バットを振り続け(なんせどんどんボールが飛んでくるので振るしかない)、翌日は筋肉痛で動けず、それでも一人暮らしで家事などもしなければならず、好きな人どころではなかった。

また、社会人になってできた彼氏に振られた時は、大学は別の友達の結婚式前日。当日どんよりとヘアセットに向かい、長年担当してくれた美容師さんに「俺が結婚式で主役をはれる頭にしてやる」と励まされたのに、力なく主役は花嫁なんで、と突っ込んだり、
式後にカフェで同じくゲストの先輩方に励まされていたら私服に着替えた花嫁が登場、縁起の悪い話だからと話題を変えようとするも押し切られ全て説明した後に「そんな男こっちから願い下げじゃ〜!」と花嫁がぶちギレ、

そんなこんなでスッキリしてしまった私は翌週には別の友達が申し込んでくれた街コンで酒を飲んでいた。

こうして私は力強い女友達にモヤモヤをぶっ飛ばされ、励まされたその夜一晩寝れば、その話はもうゴミ箱フォルダに突っ込んで、元気になる日々を過ごしてきた。

竹を割った性格なのは私と言うより友達なんすよ、上司の人。

とはいえ、いつでもナタを持って駆けつけてくる女友達を持ちつつも、やっぱり折に触れて思い出してしまう名前をつけて厳重に保存されたフォルダ。

それはとにかく、何も起こらなかった恋愛だ。

出会った時既に相手に奥さんがいた人。
出会ってから私の知る限り(同級生など身近だった期間に)彼女や好きな子が出来なかった人。

そして、両者に共通するのは、うっすら好意を感じたこと。別に恋愛の好きではないんだろうけど、他に男性も女性もいるのに、自由席で私の横に座るとか、私にノートを借りて、そのくせ字が汚いって言うとか。

そして前者にいたってはアピールすら躊躇われるし、後者については若い頃の話で、私の経験不足ゆえ、アピールになってんだかなってないんだか分からない行動を繰り返しただけで物理的にすごく距離が離れて終わってしまった。

戦い?の土俵にも上がれず、何してないのに成就しないことだけがわかることほど、消化不良のものはない。

だから、私は、好きな人がいる人には、アピール&アタックをして欲しい。
相手に嫌われるでも、別の子を選ばれるでもなく、なんとなく疎遠になってしまうと、本当に諦めきれない、なんなら思い出で美化されてどんどん存在が大きくなる。

私は今彼氏がいるし、その人が名前をつけたフォルダにないないされている人達に負けることはないんだけど(それは自信がある)、
ふとした時に思い出したり、既婚者の方はまだ会う機会があるので、やっぱり私にはちょびっと他の人より優しくしてる気がする!などと怒っている。(理不尽!)

だから、いつかそんな人よりもっともっと好きになれる人は現れるし、その人はフリーで自分を好きになってくれるから、それまでに、ひとつずつ終わらせとくといいかもね、そして、終わらせた時は友達と楽しく過ごそう、という、おばちゃんの経験談でした。

#アラサーOL #恋愛 #失恋 #未練