見出し画像

身体のサインにきちんと目を向ける

水曜日(一昨日)の夜中突然喉に激痛が走り、これは喉の風邪がきたかも…と朝起きたらなんとなく微熱っぽく悪寒が走る。
やはりこれはもう風邪だな…
と、どんどん酷くなる悪寒とそれに伴う熱の上昇にその日の仕事(10人の生徒さん)をキャンセル。久しぶりに高熱のある風邪を引いて身体が一気に対応しきれずダウン。隣のトイレに行くのも一苦労だ。

数時間あっというまに38℃を越え、これは風邪でもコロナかインフルエンザかもしれないとまずはセルフテスト。

コロナは陰性。

じゃあインフルだ。
といってもインフルのセルフテストはないのでとりあえず一日自宅療養。
とにかくベッドに横たわる一日で終った。

木曜(二日目)
夜は熱や喉の痛みであまりよく寝られず、朝から高熱。薬を飲むためにりんごを擦りにキッチンへ行くが、りんごを四分の一に切っただけで、立っていられなくなり一旦座り込む。
なんとなく気持ち悪いのと熱で身体に力が入らないのとでなかなかりんごが擦れない。
何回か休憩をいれてやっとりんご一個を擦り終わりなだれ込むようにしてソファでモシャモシャと流し込む。
(普通の椅子にも座れないほどつらい)
そのあと薬を飲むと少し楽になりなんとか身体を少しだけ起こせるようになった。ただ母からは起こせるからと言って治ったわけじゃないから休みなさいね、と念を押されるメッセージが届く。
母は常に正しい。その数時間後、また39度越えの熱が再発するのだった。
熱が何日も続くのも久しぶりだが、それよりもちょっとおかしいなと思ったことがある。
それはインフルでもなんでも、風邪という症状があるはずなのに、喉が痛い以外くしゃみや鼻水、咳などの風邪特有の症状がないのだ。
インフルに何度もかかったことがあるみーみーの経験上、こんなインフルあったっけな?というのと、喉から来る風邪でもかならず鼻水と治る方向にかけて咳が出ていた。
今回はそれがない。やはりコロナか?
そしてふとこんなに痛い喉は一体どうなってるんだろうと思い、口の中をライトで照らして鏡を覗いたら一瞬目を疑った。
これまでに見たことのない白いナゾの物体が喉の奥両脇にへばり付いてるではないか。
突然自分の口の中がホラー映像化していることにショックを受け、即調べたらほとんど自分の症状とあてはまる一つの病名があった。

急性扁桃炎

これだ………

金曜日(三日目)
昨日のホラー発見もしかり、夜はさらにこれまでにない激痛が喉に走り一晩中その痛みで何度も起こされ、呼吸もちゃんとしていたのかわからないほど寝苦しかった。
朝起きて熱は少し下がったものの声が出せないほど扁桃腺はブイブイ言わせていた。
お腹は空いてきたことは良いことだが、喉が全くそれを受け付けない。
でも薬を飲まなきゃいけないからなんとかするため、バナナ、りんご、はちみつ、オートミルク、シナモンのスムージーを作ってなんとかちょっとずつ喉へ流し込む。
もうこの痛みは唾を飲み込むだけで激痛なのだ。

ホームドクターとの電話予約が昼前に入れてあり向こうからちゃんとかかってきた。
今はコロナもあって余計なウィルス系に感染しないためほとんどの診療はビデオ電話だとか。
(扁桃腺炎はウィルス感染)
人生で初めてカメラを通して自分の口の中を人に見せた気がする。
兎にも角にもドクターも私が自己診断した通り、急性扁桃炎と確認しパラセタモール1000mgとイブプロフェン600mgを一回に併用し、それを一日6時間おきに4回飲めと言われた。
日本だったらすぐ抗生物質となるのだろうがオランダは最後の手段としてしか抗生物質は出さない。

とりあえずドクターはこれを投与すれば今週末には善くなるだろうという診断だ。

完成に風邪だと思っていたが急性扁桃炎は風邪に似た症状ともあり、よく多くの人が同じように勘違いしてそこから酷くなってしまうケースが多いらしい。今回たまたま気になって鏡に向かったことが幸いして病名を知ることが出来て良かったが、危うく風邪薬だけでなんとかするところだった。

最近鍼を始めたり自分の身体に向き合うことを始めたのも良かったのかもしれない。
鍼も身体の出しているサイン(結構あちこちが急似痛みだした)を受け止めて行くことにし、すでに色々ものが改善されてきている。

たかが喉の痛み。

ではなく、なぜか?
と自分の身体なのだからきちんと労ってあげることを忘れてはいけないと改めて気がついた。

ちなみに急性扁桃炎は免疫力の低下もあるがストレスなどもかなりあるらしく、自分では気がついていない最近の多忙からの身体的ストレスがあったようだ。

でも全て楽しかったことなのでストレスとは感じていなかったのも事実。
土曜日は一日コンサートホールで譜めくり(2公演)
日曜は自分のコンサートのリハーサル
月曜日はパートナー(バイオリニスト)と老人ホームでコンサートからのミュージックスクールへ直行で10人レッスン
火曜日は自宅レッスンからの夜のコンサートで譜めくりからの扁桃腺発症

その前からも仕事して、週末も休まず、そりゃ身体もやめてっていいますね(笑)

ヘッダー写真は老人ホームへの入口。
こちら演奏した老人ホームの建物↓

老人ホームでのコンサートは大成功。おばあちゃんがいきなり踊りだしたり、皆の知ってる曲を弾いたら全員大合唱して楽しんでくれたり。

音楽をやることは体力との勝負でもあるけれど、こうした音楽でしかない体験がやめられないからまた音楽をやろうって思ってしまう。

今は音楽も一旦休憩。
また音楽ができるようしっかり養生します。







皆様のサポートは、より楽しんで頂けるよう画材費や取材費、そして今後の活動費として大事に活用させて頂きます!