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背中からみるみる診断へ

みまきんぐによるアートな背中診断の事をイベント名としてミマキング診療所と呼んでいます。これは背中のこりについてアートな解釈で描き出すパフォーマンスのような即興の背中の似顔絵のようなものです。まずはマッサージを受けてもらいます。ただし、このマッサージは美術家のインスピレーションの為の行為であって治療ではありません。あくまで触診です。マッサージ後その場で絵描きのカルテを描き出していきます。あなたの背中に見えた心象風景のようなものを読み解きながらおしゃべりしながら描いていきます。今や被験者の背中カルテも800枚を超え1000人を目指してます。その中で共通して見られるミマキング診療所オリジナルキャラがいます。その代表的なのがングバガ、疲れ虫、みるみる。
 ングバガはどす黒い血の汚れた塊が細長い顔になったもの。ほとんどの大人はそんなングバガを両肩に一体づつ背負って生活してます。毎日の常に考えてないと行けない事の数だけングバガは存在します。楽しく毎日を過ごしている人はングバガも軽く楽しい顔、責任感が強く何事も重く捉える人のングバガは鉄のように重く真面目な顔のングバガ。右肩はやらないといけない事のングバガ。左肩には、したくてやっている事のングバガ。ングバガを何本も生やしている人(複数の仕事同時進行型)、一つだけのングバガの人(公私混同型)などそれぞれです。
 次は疲れ虫。これはストレスを感じた時やってくる虫です。人の背中はストレスにさらされると、例えば、大事そうな花瓶を割ってしまった、忙しい仕事が続いている、ものすごく人の怒りを買ってしまった、など、いわゆるガーンとなった時、疲れ虫に襲われます。疲れ虫はヒゲで背中を傷つけ、その細かい傷から卵を生みつけるのです。その卵が背骨周辺や肩甲骨周りの触ってコリコリする凝りです。いつの間にか凝りは吸収されて行くのですが、体が休まらないと卵から幼虫が孵ってしまいます。幼虫が体を駆けずり回っている状態の時、思わず疲れたーと口にしてしまっている時です。そのままングバガに吸収されてより大きなングバガを形成していきます。それでも疲れが溜まりすぎるとングバガに吸収されずに体内に残った幼虫たちが徒党を組み様々な疾患を繰り広げてしまいます。
 最後に必ずみんなが持っているものは、みるみるです。夢中になれる事をしている時、没頭して時間も忘れてしまう。感動した時、嬉しいと感じた時。そんな時みるみるはのびのびとしています。みるみるはシャボン玉のように透明だけど表面は色々な色に光っている、しづくのような形をしている可愛いやつです。体の中のどこかにみるみるが居て、みるみるを大事に飼っている人は自分らしく生れています。みるみるを閉じ込めて自分らしさを押し込めているとみるみるは悲しみます。体のどの場所に何色のみるみるが居るかによって個性が変わってきます。人に助言をすればするほど自分も癒される赤いみるみる(カウンセラータイプ)。なり切って演じることで自分が癒される黄色いみるみる(アクタータイプ)。見て感じて描き出す青いみるみる(絵描き占い師タイプ)などです。
 どちらかと言えば、疲れやストレスに抵抗した人の背中の凝りというネガティブなものを面白く描き出すというミマキング診療所だったのですが、背中診断の次のステップとしてみるみる診断をしていきたい。コロナ終了後のミマキンング診療所はみるみるに照準を合わせて行きたいと思ってます。
 その時はぜひ沢山の被験者を求む!


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