タエ通信 vol.48 【2024年9月環境徹底解説/上位デッキリスト紹介】

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[1]新環境Tierリスト

現在公式大会の主流になっているトリオ戦(ライドライン選抜あり)での優先度をデッキの単純な強さ、上位デッキとの相性、実際の分布に対する通りのよさから判断し独自に評価しています。


[2]現在の環境について

圧倒的速度とデッキスペック、対応力を誇る【猩々童子】がトップ。
その下にデッキパワーでは【猩々童子】を上回っているものの、得意なゲームレンジが噛み合わないため【猩々童子】に対し若干の不利を抱える【ナイトローゼ】、【シラヌイ】の超越2テーマが続きます。

上位3デッキのデッキパワーがずば抜けているため、特定の1デッキに対して有利程度では選びづらく、下位のデッキは次点でパワーのあるものや超越に勝ちやすく【猩々童子】と先攻ゲーに持ち込める速攻寄りのデッキ、上位3つを無視しその他に勝ちやすい耐久デッキの3種が評価を高くしています。

逆に《レザエル》や《レヴィドラス》、《ヴェルストラ》のようなミドルレンジかつ、超越にパワーで勝ることができないデッキは立ち位置を落としています。

環境を一言で表すと、「デッキパワーが超高い超越テーマと、それが発揮される前に勝ちにいく速攻デッキ」の図式です。
トップは【猩々童子】ですが、環境を定義している存在は実は超越テーマだということがわかります。

トリオ戦の選択肢としてはまずデッキ強度で選ぶと【猩々童子】【シラヌイ】【ナイトローゼ】
の選択がベター。
または超越に勝ちやすいデッキを2面選択しライドライン選抜を狙いつつ、ベターな組み合わせへの勝率を高める編成が望ましいでしょう。
いずれにしても練度の高い【猩々童子】はチームに入れられるなら入れた方がいいでしょう。
もし入れられないのであれば、【ブラック】【リアノーン】【ヴァルガ】など【猩々童子】に先攻ゲーを押し付けられつつ超越も速度で押し切れる3面の選択がオススメです。

事項より、環境上位デッキそれぞれの評価を

デッキパワー
安定性    
ゲーム速度  
プレイ難度  

の4項目で採点した評価と最新のデッキリスト、それぼれの詳しい評を紹介していきます。
Tier1の【猩々童子】までは無料で公開しています。こんなノリで書いているので参考になったと思った方は是非有料の部分も読んでみてください。


[3]Tier1

■雲水飛動 忍鬼 猩々童子

デッキパワー 【8点】
安定性    【7点】
ゲーム速度  【9点】
プレイ難度  【9点】

『次元超躍』のリリースより環境を牽引してきたデッキ。
序盤からの展開がしやすいライドラインとデッキ基盤を持ち、そこに《キンラン》によるペルソナライド回収や《オウギジシ》の前列パワー上昇、ヴァンガード能力による除去&ハンデスが加わることで非常に高い4ターンキル性能を誇ります。
速度だけでなく除去やそれなりのリソース獲得力、高いデッキ圧縮性能やバインドゾーンからのガードによる長期戦もでき、相手に合わせて柔軟なゲーム展開が可能な点も強みです。

デッキパワーこそ【シラヌイ】や【ナイトローゼ】など超越テーマの上位層には劣るものの、それらの動きだし前にゲームの主導権を握れるため超越テーマに有利を取れるというのも環境の中心である理由です。

デッキの性質上明確に不利なデッキや目立った弱点はありませんが、【ブラグドマイヤー】や【ミチュ】、【リアノーン】【ヴァルガ・ドラグレス】など同速のゲーム展開が可能なデッキは先攻側有利のゲームに持ち込むことが可能なため、超越ではないデッキは速度を重視して評価される傾向にあります。

欠点はプレイ難度の高さと加わるカードの組み合わせが悪いと出力が出ないゲームがある部分。
選択できるゲームの幅が広くバインドゾーンやドロップ、山札などさまざまな領域に触れて立ち回るためプレイの難易度が高く、またリソースがとても太いというわけでもないため守り方や札の残し方なども工夫する必要があります。
デッキの再現性は高い方とはいえ連続攻撃を主体としたデッキのためペルソナライドが欠けた場合は大きく出力が低下し、5回攻撃も《ツクヨダチ》依存のためユニットがバランス良く手札に加わらないと機能不全に陥るケースがあるのも注意。


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