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ミルモネット導入例 / 居宅介護支援事業所①グリーンケアプランセンター

ウェルモ(福岡担当)の富永です。今日は、ミルモネットを導入してくださっている事業所へのインタビューシリーズの第一弾をお届けします。

今回お話を伺ったのは、福岡市南区にある居宅介護支援事業所「グリーンケアプランセンター」さん。6名の介護支援専門員(ケアマネ)さんがいて、福岡の居宅介護支援事業所としては大きめの事業所です。

主任ケアマネジャーの鎌石佐織(かまいしさおり)さんは、看護師・社会福祉士・精神保健福祉士の資格を持っているだけでなく、なんと大学院での論文執筆のご経験も!

実は私、取材で1度鎌石さんの利用者さん宅への訪問に同席をしたことがあります。何度も同じことを繰り返す利用者さんへ鎌石さんが粘り強くお声掛けをし、利用者さんが少しずつ本音や意思を話していくという一連のやり取りに感動したのを、今でも鮮明に覚えています。利用者さんへのニーズアプローチを追求する、鎌石さんのプロフェッショナルとしての姿勢を垣間見た瞬間でした。

そんな鎌石さんにミルモネットをどのように活用いただいているのか、また、今後に期待することなどを伺いました。

<事業所概要>
事業所名:グリーンケアプランセンター
種別:居宅介護支援事業所
住所:福岡県福岡市南区
体制:管理者1名、介護支援専門員5名、事務職員2名
利用者数:192人(インタビュー時)

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- インテークでご利用者のニーズの引き出しや整理に活用

私がこの事業所に来たのは2年前ですが、入職時には既に、南区のケアマネネットワークを通じて「ミルモネット」が導入されていました。私は平成17年からケアマネ業務に従事していますが、初めて「ミルモネット」を見た時、その便利さに早く使ってみたかったなと思いました。

「ミルモネット」を使うのは、インテークの時が多いですね。ご利用者の意向を伺った後にパソコンで「ここはどうかな」という感じで事業所情報を調べています。

また、インテークでご利用者のお宅に伺うときは、必ず「ミルモブック」は持って行きますね。ニーズがぼやっとしていてどんな支援を必要としているか見えないときに「ミルモブック」を見せながら話すことでニーズが引き出せることもあります。

あとは、サービス事業所さんから問い合わせの対応でも役に立っています。例えばヘルパーさんから、「頻繁に体調崩す利用者さんがいて、訪問看護をあたってもらえないか」などですね。「ミルモネット」でピピっと検索して印刷してFAXを送って、「今この3つに当たってますよ」とお伝えすると、しっかり事業所情報が伝わるので、お待たせしている間でも安心して待ってもらえている感じがあります。

※インテ―ク:ケースワークで最初に行われる面接のこと

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(鎌石さんがインテークの際に持っていかれるもの)

- 事業所探しが効率的になり、他ケアマネの指導も根拠を持ってスムーズに

「ミルモネット」を使うようになって、事業所の情報を探すのが効率的になりました。多くの居宅さんは、百科事典のような社会資源ファイルを作って事業所の情報を管理していると思います。私も以前勤めていた居宅では、事業所から最新のパンフレットを集めてきて、ファイリングしていました。ミルモネットのおかげで、紙のファイルから事業所を探すことがなくなったのは大きいですね。

また、私は主任ケアマネなので、他のケアマネのケアプランを指導する立場で、ミルモネットは教育ツールとしても役に立っています。例えば、「なぜその事業所を紹介したの?」「導尿OK、胃ろうOKと書いてあったので。」「それはちゃんとアセスメントに落としている?」という感じで。ミルモネットに情報がまとまっていることで、ケアマネのスキルや記録の確認がスムーズに行えるようになりました。

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(事業所でミルモネットを使って事業所検索をする様子)


- 利用者からも喜ばれる、ちょうどよくまとまった情報量

「ミルモネット」は、事業所を選ぶのに必要な情報がちょうどよく入っているところが気に入っています。職員体制、入浴のタイプ、褥瘡(じょくそう)などの医療行為など、多すぎず少なすぎず、ちょうどよいと感じます。

ご利用者からも、同じように、情報量がちょうどよいという意見をよくいただきます。事業所のパンフレットや他の冊子もあるのですが、文字ばかりで写真がないとイメージが沸かなかったり、パンフレットだと情報が多すぎたりするんです。ミルモは、必要な情報がコンパクトにまとまっていてちょうどよいですね。

ミルモネットのコンセプトや特徴をご理解いただいた上で、業務で使いこなしてくださっている鎌石さんに、最後に、ミルモネットへの今後の期待を伺いました。

-「ミルモネットを使う」だけでなく「ミルモネットから学べる」ようになること

事業所とご利用者を結びつけるためにビッグデータの活用が重要だなと、最近感じています。事業所を選ぶ際に、ご利用者に合っているという根拠を持って選ぶということですね。ご利用者のインテークで、その状況をミルモネットに入力して地区で絞ってサービス事業所を検索すると、ビックデータに基づいてその方に合う事業所の推奨が出てくるようなイメージです。

ケアマネは「職人」のようなところがあり、どうしても属人的な偏りが出ます。私は看護師の経験があるのでご利用者の課題解決の視点が疾患の改善と回復に偏ってしまう面があり、生活の視点がまだまだ足りないと感じています。

「人が人を育てる」「人が人を支援する」という前提の上で、この職人技の課題をどう克服し、職人技の良さをどう活かしていくのか。AIやIT化は仲間として受け入れていかざるを得ない時代にきています。利用者が在宅でその人らしく生活できるために、ミルモネットを使うだけでなく、「ミルモネットから学ぶ機会」が増えると良いなと思います。ケアプラン作成支援AI「ケアプランアシスタント」も含めて、期待しています。

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■編集後記
向学心を忘れず、利用者さんへの働きかけも熱心で、常日頃から多方面にアンテナを張っていらっしゃる鎌石さん。そんな鎌石さんの業務に少しでも「ミルモ」が役立っていることを嬉しく思うと同時に、もっと次世代の情報ツールとして進化させていかねばと、身を引き締める機会になりました!(富永)

<会社情報・お問い合わせ先>
株式会社ウェルモについて: コーポレートサイト
ミルモネットについて詳しく知りたい方: ミルモネットブランドサイト
ご要望やお問い合わせ: 問い合わせフォーム

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地域ケアプラットフォーム推進本部 
福岡エリア担当 富永沙和(とみながさわ)
ケアマネさんの価値向上に貢献したい!地元宮崎の祖父(95)は毎日芋焼酎を欠かさない。

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