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28歳サラリーマンの読書記録 #152|消えない月

おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。

またしても畑野作品を読みました。
ストーカー被害者とストーカー、それぞれの視点で物語は進みます。

ストーカー は、 正論 を 語り ます。 自分 が どれ だけ 正しく て、 相手 が どれ だけ 悪い か、 はっきり 話せ ます。(中略) 間違っ て いる と 指摘 さ れる と、 彼ら や 彼女 たち は 怒り ます。

畑野 智美. 消えない月 (角川文庫) (Kindle の位置No.3879-3881). 株式会社KADOKAWA. Kindle 版.

この世で一番怖いのは、人から嫌われることではなく、嫌いな人から好かれることかもしれません。

好きな人であれば嬉しいことも、嫌いな人にされるとストーカー呼ばわりです。たとえば、サプライズ登場とか。

ストーカーはどれだけ逃げてもついてきます。まるで月のように。ストーカーが最優先するのは自分の正しさであり、相手の感情は関係ありません。
それでいて、相手からの見返りを求めるのでどうしようもありません。

めちゃくちゃ怖いし不快なのに読み進めずにはいられません。
気が滅入るので、疲れている状態では読まない方がいいと思います。

以上です。

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