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25歳サラリーマンの読書記録 #18|GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代

今週もAmazonにおススメされた本を読みました。

自分の利益を追求する「テイカー」と、他人の幸せを願う「ギバー」。どちらがいいでしょう?というお説教本かと思いきや、少しちがった視点も含まれていました。

自分の価値観と照らし合わせながら読んでみると、日々の行動に対する「理由付け」ができるかもしれません。

「自己犠牲」<「他者志向」

「成功 し て いる ギバー は 普通 の 人 たち より 他者 重視 で ある だけで なく、 利己的 でも ある という こと だ。」
アダム・グラント. GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 三笠書房 電子書籍 (Kindle の位置No.3167-3168). 三笠書房. Kindle 版.

「テイカー」と「ギバー」の比較だけでなく、「ギバー」をさらに「自己犠牲タイプ」「他者志向タイプ」の2種類にわけることができるということです。

他者志向タイプのギバーは、「他人のため=自己犠牲」ではなく、他人の利益と自分の成功を同時に達成できると考え、「与え方」を工夫できる人のことだと言います。

「私はこんなにやってあげているのに、あなたはどうしてありがたみをわかってくれないの?と思う人は、もしかすると「自己犠牲タイプ 」のギバーかもしれません。

そうではなく、「与える行為そのもの」に満足や自分の成功を結び付けられるような与え方をすることが成功するギバーです。


「ほか の 人 を 助ける ため に、 利己的 な 衝動 を 常に 抑え て いる ので、 精神的 な 筋肉 が 強化 さ れ、 つらい 作業 で 気力 を 使い果たし ても 疲労困憊 する こと が ない ので ある。   この 考え を 裏づける よう に、 ほか の 研究 でも、 ギバー は 自分 の 思考、 感情、 振る舞い を コントロール する のが 得意 な こと が 明らか に なっ て いる。」

アダム・グラント. GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 三笠書房 電子書籍 (Kindle の位置No.3538-3541). 三笠書房. Kindle 版.

これは、「テイカー」と比較したときの「ギバー」の強みです。ここでいう利己的な衝動とは、おそらく短期的な自己利益のことで、長期目線でみればほかの人を助けることは自分にとっても大きな利益になるはずです。

ギバーとして行動することで得られることは、一時的な感情に身をまかせるのではなく、長期的に自分が成功するためにはどうしたらよいかを理解できるようになることだと思います。

今はつらくても、他の人のためになっている。ひいては自分のためでもある。こう考えることで、厳しい状況を乗り切る動機を作り出すことができるのです。

そんな感じです。自分の利益と他人の利益を結び付ける練習していきます。

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