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都会食傷気味症候群に沁みた旅

国内旅行史上最高のハッピーな旅をした

10月の北海道が、良すぎて良すぎて良すぎた。
帰ってきた次の日にはもう戻りたかった(今すぐにでも戻りたい)。

北海道そのものが季節も天気も温泉もサウナもグルメも人も100点満点中120点だったし、選んだ宿も周遊ルートも最高だった。

計画する時点では、北海道は3度目なものの地理も距離感もわからなすぎたのだけれど、いざ行っておおむね計画に沿って毎日移動しながら「北海道最高〜〜!」と言っていた。地図マニアとリサーチオタクの本領発揮。天才じゃない!?と自画自賛せずにいられなかった。

このnoteは、そんな北海道の旅の記録。再現性があるようにポイントをまとめます!

 

なぜ北海道を選んだか

遠くへ行きたかった。日常とぷっつり切り離された場所へ飛びたかった。

そして突然、いてもたってもいられなくなった。「あ、今週末から行きたい、行かねば」と抗えない衝動に駆られ、旅先探索開始。

当初は沖縄離島が第1候補だったけれど、滞在予定日がまるまる天気が悪いとわかり断念(わかってて行くハートは持ち合わせておらず)。

しまなみ海道、直島&豊島もずっと気になっているものの、年間を通して比較的天候が安定していることから、10月の「今この時期」である必然がなく。

旅の目的にするほど紅葉フリークではないし、温泉めぐりだと慰安みが強くて旅っぽさに欠けるし、、、と悩んでいたところ、浮上したのが北海道。

北海道は夏に行くべきイメージが強すぎて、夏以外の楽しみ方がすぐにはピンとこなかった。

とはいっても彼の地に広がるのは1にも2にも大自然だし、自然目的だと移動に時間がかかるから長めに行ける時に行っておいた方がよさそうだし、グルメも温泉もあるし、冬前のタイミングだし、旅費も穴場な時期だし、とすこし調べたらメリットばかりだった。

北海道、調べ始めると可能性が末広がり。恐ろしい子。

 

テーマは「生気を養う」

毎回決める旅のテーマ、今回は「生気を養う」だった。

(ちなみに150着所有する無類のワンピース好きで、365日中341日着てるワンピースアディクトでもある。旅でも、行き先と過ごし方に合わせて、色味・素材・シルエット・デザインを考えて選ぶ。今回は白、水色、ピーコックグリーンなど、自然にもなじむ寒色メイン。)

生気を養う方法、上げ膳据え膳とかグルメとか登山とかいろいろあるけれど、今回はサウナと自然。

北海道はサウナ文化が根づいていて、クオリティもかなり高いとサウナ雑誌で読んでいた。サウナシュラン常連のホテルもあり、雑誌では北海道サウナ特集が組まれるほど。サウナーが挙げる好きなサウナとして紹介される施設の数も多かった。

自然については、とにかく自然にまみれたかった。都心で夜が暮れないカシス色の空を空中から眺めるのではなく、大地に足をつけて緑や湖や星を見たかった。コロナ禍で自然の良さを感じる機会が増え、「都心に住み続ける意味」みたいなものを人生で初めて意識するようになって、自然を欲する気持ちが日に日に強くなっている。昔は自然が旅先を選ぶ理由になるなんて考えられない、生粋のシティガールだったのに。人は変わるものですね。

なので今回は、ラグジュアリーホテルとか、オールインクルーシブとか、名店のお寿司とか、気球に乗るとか、そういうデフォルトでチェックを入れがちな項目は要素として組み込まなかった。その必要がなかった。

出発5日前に行き先を北海道に決め、ただひたすらに「サウナ」と「自然」の2つを満たす宿とルートを調べ、3日前に航空券も宿も予約するという突発旅行はそうして始まった。

 

街も自然も楽しんだスケジュール

北海道に決めたはよいものの、泊数も周り方も何の制約もないなか、0からスケジュールをつくるのは結構難儀。3度目といっても行ったことがあるのは札幌・トマム・ニセコのみ。周遊の経験はないから街と街の距離感もつかめず、航空券の選択肢が最も多い札幌inでどういうルートが可能性としてありえるのかを地図を見て考えるという超アナログな方法をとった。

結果的に落ち着いたのがこのルート。

1泊目:札幌
2泊目:洞爺湖
3泊目:苫小牧
4泊目:帯広
5泊目:十勝温泉

良かった点)
・街も自然も、両方を楽しめた!

大都会・札幌、鹿が出没する湖畔、昔ながらの温泉街。札幌や帯広だけだと東京や郊外とそんなに変わらないし、自然のみだと物足りないかなと思ったので、シティ→自然→シティ→自然のサンドイッチスタイルはどちらも一層魅力を感じる相乗効果が抜群だった。

・ドライブが1日3時間を超えない組み方
北海道はでっかいどう、運転しているとあっという間に数時間経ってしまう。1日3時間以内に抑えると、からだも疲れない!ドライブが楽しいまま!

・オープンジョー!
航空券は札幌往復が最もリーズナブルだけれど、札幌から出発してまた札幌に戻ってくるのは広大な北海道では時間的にも体力的にも結構しんどい。なので、札幌in・帯広outに。帯広、LCCが飛んでいなくて、いいお値段するんだね、、知らなかった(結局失効するマイルがあったので特典航空券にした)。

改善点)
「こここうすればよかったなー」は思いつかない、かな。札幌は(行ったことあるし)行かなくてもよかったかな?と思ったけれど、B級グルメを堪能したのでやっぱりよかった。

 

ルートづくりの手順

「イケてるサウナのある宿に泊まる」が必要条件だったので、サウナありきのプランニングに。

プランニングの手順は以下の通り。

1. サウナー推奨のホテルサウナをリストアップ
2. 泊まりたい優先順位づけ
3. 地図上にマッピング
4. 街間の移動時間調べる
5. ルート決定
6. ホテル空室チェック
7. 航空券リサーチ
8. ホテル予約
9. 航空券予約

普段はホテル滞在が旅の目的となるデスティネーションホテルを選ぶ派で、国内でも海外でもホテルリサーチにはめっぽう時間をかける。でも今回はサウナ基準でリストアップしたなかから優先順位をつけたらあっという間に決まった。拍子抜け。

毎回あれもこれもとチェックボックスに入れて最大公約数をとるような選び方をしていたのかな、そんなつもりはなかったけれど。平均点の高いホテルは滞在のクオリティをある程度担保してくれる一方、そつのない優等生感が強い。◎が1か所しかつかなくてあとは△だとしても、その◎に「ここじゃなきゃ」って惚れ込むぐらいの個性があるなら託してみてもいいな、と行ってみて思った。

 

サウナラバーの偏愛ホテルたち

1泊目:札幌・プレミアホテル-CABIN-札幌

ピックアップポイント)
一休で札幌のサウナ付きホテルランキングで1位の「ONSEN RYOKAN 由縁 札幌」と最後まで迷って、プレミアホテル-CABIN-に。決め手はセルフロウリュ!(やっぱりサウナ体験を大きく左右するひとつがセルフロウリュ)

所感)
サウナ最高、水風呂最高、温泉最高、屋上露天風呂最高!サウナのビジター利用が2,250円、宿泊者はサウナ利用し放題で1泊1名4,000円(2名1室利用時)ほどと、実質2,000円で泊まれてしまうバグ。ビジネスホテルグループなので、部屋はビジホ。わかっていたから部屋には期待せず、そもそもサウナか街にいてほぼ6時間ぐらいしか部屋にいなかったのでぜんぜんOK。ホスピタリティはビジホと思えないほど異様に高い。一休のクチコミ点数が4.42と高いのも納得。すすきの徒歩圏。

 

2泊目:洞爺湖・万世閣ホテルレイクサイドテラス

ピックアップポイント)
サウナシュラン2019年版で10位にランクインしていたため。

所感)
お風呂は最上階と地下1階の2箇所で、男女入れ替え制。昨年リニューアル済みで、ホテルの大きさに比例して広く快適だった。サウナはロウリュできるが、広いせいか温度・湿度は上がりづらい。屋上にある「星の湯」の露天風呂、湖を眺めながら寝て浸かれるのが最高!インフィニティで湖と緑と島を眺めて何時間でもいられる。ホテルとしては大型で団体客を受け入れる昔ながらの大箱宿。

 

3泊目:苫小牧・ホテルニドム

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ピックアップポイント)
CREAの記事を見て、自然熱が高まっていたため気になっていて、でもこの宿のために行くには北海道は遠いなあと思っていた。今回プランニングを始めるまで存在を忘れていたけれど、ふと思い出して調べたら洞爺湖と帯広の中間として立地がニーズにドンピシャだったので即決。

所感)
価格もクラス感も客室も今回抜群に抜きん出ているだけあって、体験もダントツ。レイクビューの1棟ヴィラ、暖炉とテラスで大優勝。チェックイン時からチェックアウトまで、まるまる3箱分の薪を暖炉にくべて、一晩中火を灯していた。火、何時間でも見ていられる。炎の揺らぎから目が離せなくて、図らずもデジタルデトックス。お目当てのサウナはひとあし早く今年の営業を終了していてショックだったけれど、サウナがないからこそ部屋で長く過ごせたのでけがの功名(サウナがあると滞在中合計6時間ぐらい入り浸る)。

 

4泊目:帯広・森のスパリゾート北海道ホテル

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ピックアップポイント)
サウナシュラン(2020年版で9位)で存在を知り、サウナ雑誌でもよく名前が挙がっていた。一休の北海道のサウナ付きホテルランキングでも1位に君臨。完全にサウナ目当て。

所感)
期待値が高かったのにサウナはその期待を上回る感動の域。文字通り骨抜きになった。サウナに加えてホテルにもふしぎな魅力があった。レンガ造りでクラシックホテルのような味わいがあり、デラックスとかシティホテルとかそういうクラスや分類を超えた存在感。サウナは良すぎるしホテルはかわいらしいし、また行きたい。朝のスープカレーもおいしかった。

 

5泊目:十勝温泉・観月苑

ピックアップポイント)
サウナ好きの方が、人生で印象に残るサウナのひとつとして挙げていたため。

所感)
前日の森のスパがどうにもこうにも良すぎて、比較してしまうと特徴がないかな、という印象。セルフロウリュだし、15人は入れそうに広くて清潔だし、外気浴の足用の桶も置いてあるし、広いデッキにリクライニングチェアもあるし、水風呂も16℃だし、全く文句はない。訪れる順番が違ったらまた感動度合いも違ったかも?

 

私的サウナランキング

みんな違ってみんないい主義だけれど、参考までに。
※はしょったはずなのに語りすぎてる。早送り推奨。

1位:森のスパリゾート北海道ホテル

大浴場自体は狭く、シャワー6席ほど、内風呂は3つ、水風呂1つ。サウナは6人ほどと狭めだし、外気浴スペースもフラットチェア1つにイスが2つ。そんなこぢんまりしたスペースなのに、とにかくサウナと泉質が最高だった!サウナはロウリュならぬモーリュ(モール泉をかける)、白樺の切り株を張り付けた壁に温泉をかけるウォーリュ、そしてめずらしく床にもかけてよい(初めて見た)フロアロウリュと、この3点はここならでは。サウナにテレビがないのも良い。水風呂は清流まろやか16℃、深めで最高。タオル使い放題なので、サウナでも清潔に過ごせてうれしい。

 

2位:プレミアホテル-CABIN-札幌

ここのこだわりはすごい。サウナ含むお風呂体験の設計に、サウナ愛を感じる。サウナはロウリュ可。水風呂は13℃とかなり冷たい方、そしてめずらしく潜水可。レアなのでぜひ頭まで潜ってほしい。名物は“ススキノの滝”。ととのえ処として内風呂の端に置いてあるととのいイスに座り、頭上からはシャワー、足は桶にお湯を入れて足湯にするという体験を売りにしているんだけど、これがすごかった、、なんというか言語化できない初めての感覚。目覚めてしまいそうだった、、。ととのうためには外で風を浴びる、というのが鉄板で唯一の方法だと思っていたから、室内でぬる湯を浴びながらお湯に足を入れて休むのは新しい体験だった。露天風呂はビルの屋上にあって、2フロア分階段を上がる。サウナー的には一刻も早く外で横になりたいので、その2階分で30秒ぐらいロスするのが惜しいなーと最初思ったけど、運動でほどよく体温を維持できるのとプチ達成感があるのとで悪くないなと思うように。潜れる水風呂とススキノの滝のインパクトにより、2位に。

 

3位:洞爺湖万世閣レイクサイドテラス

サウナはロウリュ、水風呂は洞爺湖の水で14℃と冷たい。天然水ゆえまろやかな肌あたり。外にはベンチだけで横になってくつろげるフラットチェアがないのと、広いゆえ水風呂から外に出るまでが10秒以上かかるのが残念。屋上の「星の湯」は絶景度はNo.1。「月の湯」の水風呂では10分に一度頭上から落ちてくる水を浴びるのが気持ちいい。

 

おすすめ列挙<グルメ編>

・生ビールはサッポロクラシック。北海道だけで飲める生。

・ジンギスカン、好きでも嫌いでもなかったけれど本場はおいしかった。マトンは独特の臭みが強いので、若いラムだけを熟練の技術でさばくのが特徴の「さっぽろジンギスカン本店」へ。もくもく淡々系、さくっと食べてさくっと出られるお店。

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・札幌といえば夜パフェ〜〜!そんなにお酒を飲まないし、麺やご飯で締めたいタイプでもなく、甘いものは好きなので、食後のスイーツのための専門店は私得!ケーキ屋さんは夕方には閉まるし、デパ地下も20時閉店だし、飲んだ後においしいデザートを食べられる場所って実はないもんね。超有名店の「パフェ、珈琲、酒、佐藤」に行くも1時間はゆうに待ちそうな大行列。徒歩30秒の「パフェ、珈琲、酒、佐藤 花れ」は待ち時間0ですぐ入れた。注文から出てくるまでに時間もかかるから、滞在時間が長い模様。冬は厚着必須!定番パフェの「塩キャラメルとピスタチオ」「豆と梅、ほうじ茶」、おいしかった。

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・スープカレー、日本カレーともスパイスカレーともインドカレーともちがう食べ物で、カレーは好きだけどいわゆるカレーとはちがうものと認識していて積極的に食べる機会もなかったんだけど、本場はやっぱりおいしかった。「Suage+」、味に奥行きがあって、シャバシャバな食感に反して味に深みがあったから、好き、、ってなった。

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・「ペンギンベーカリー」、かわいくておいしい。全体的に甘めの生地で、おかずパンから甘いパンまで食べやすかった。注文すると揚げてくれるカレーパン最高(揚げたてのカレーパンを食べるチャンスそうそうないよね?)。

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・帯広なら「インデアン」へ。帯広のソウルフード、インデアン。好きな食べものTOP 3に挙げるカレー好きなんだけど、おいしすぎた。家で食べるカレーのようで、もっと濃くて甘くてまろやかで、心の底から満たされた。東京にもほしい。3種類から選べるルーはインデアンルーにして、カツをトッピングにしたのだけど、カツの上からルーがかけてあってびっくり。ほかの人の注文で「あとのせ」(ルーの上にカツをのせるスタイル)「べつのせ」(カレーとカツを別々のお皿に入れるスタイル)を知った。帯広の人は鍋を持ってテイクアウトしに通うみたいで、それやりたい。

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・「六花亭」、本店は帯広。コロネ状のパイにクリームを詰める賞味期限3時間の「さくさくパイ」、ココアビスケットでベイクドチーズケーキを挟んだ賞味期限2時間の「雪こんチーズ」、バターサンドならぬ「マルセイアイスサンド」をイートインでその場でぜひ。時間が経つとクリームの水分がパイ生地やビスケットに染みてしまうので、テイクアウトよりイートイン推奨。

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おすすめ<ルート編>

札幌や帯広などの街にも街の良さはたくさんある、けれど、やっぱり自然の雄大さは偉大だな〜〜と思った。

・札幌〜支笏湖周辺
水質日本一、透明度30mの支笏湖、行ってよかった!湖の透明具合もさることながら、湖畔沿いのゼロ距離を車で走るのがめちゃくちゃよかった。カヌーに乗ってみたい。札幌からは山越えルート、10月は紅葉!運が良ければ初雪を拝めるかも。

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・室蘭
特にルートには組み込んでいなかったけど、洞爺湖から苫小牧へ向かう途中、南下しても所要時間そんなに変わらないから行ってみよう!とノリで。そしたら、白鳥大橋と地球岬がすごい景色だった。地球岬、200°水平線!100m級の断崖、遠くには函館を望み、広さが圧巻。何時間でも見ていたかった(実際は風が強くて寒くて30分が限界だった)。

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・十勝平野
どこまでも続く緑の平野って本当に本当に気持ちいい。緑と空が地平線でしか分けられていないシンプルな絵。車を止めて360度見渡して見惚れた。何回くるくるとその場を回っても飽きなかった。

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来年の10月はあけておいて

10月の北海道はたまたま2度目なんだけれど、やっぱりいい。

・なんといっても紅葉!街中も山も、緑と黄色とオレンジと赤のパレード。東京は1か月以上先だから、秋の先取り感がとてもある。

・運が良ければ(?)初雪も。雪が降らない冬もある東京の民にとっては、雪が舞うだけで歓喜。

・洞爺湖の花火大会。湖の上を走りながら打ち上げるスタイル、斬新。湖畔沿いの複数のホテルのレイクビューの部屋から漏れなく見られるように、東から西へと走っていく。

・天高く馬肥ゆる秋の晴れは清々しい。

・サウナと外気浴、気温がちょうどよい。私が行った時は夜2℃まで落ち込む日もあったけれど、5〜8℃前後は外気浴を楽しめるぎりぎりだった気もする。5℃だと3分ぐらいで冷えてきたな〜って感じる。これ以上寒くなると外に出た瞬間に心臓きゅってなりそうだし、凍りそう。

・雪シーズンの前、路面凍結もなくペーパードライバーでも安心して運転できた。

・シカとキツネに出会える。前回も今回も両方見られた。シカ衝突事故の4割が10〜11月に発生している、シカ多発シーズンとのこと。

・暖炉!非日常!10月でも氷点下になった夜だったので、ひと晩中大活躍。夏だとこうはいかないよね。

 

知っておいて損はないTips

・1日の運転は2.5時間以内に収めるのが理想。広い道をかっ飛ばすドライブ、楽しいからもっといけるけれど、運転はやっぱり疲れるのと毎日長距離移動だとその分時間も移動にかかっちゃうから。

・北海道限定で年に1回秋限定で発売される缶ビール「富良野クラシック」、2021年は10月19日発売だった。

・防寒対策は充分すぎるほどに。10月中旬の北海道、東京の12月と同程度の気温だった。厚手のニットコーディガン(コート風カーディガン)にダウンを持っていったら、氷点下でも凍えずにすんだ。外に長くいる時間はこの2つを着込むぐらいでも寒かった。

・峠越えは急変に備える。外界は晴れてるのに山中は猛吹雪なことがあった。傘・マフラー・手袋はあるに越したことない。3つの首(首・手首・足首)を出さない。

 

サウナ・暖炉・ドライブは現代旅行の三種の神器

東京では考えられないほどの広い広い土地を見るだけで、なぜこんなに癒やされるのか、考えても答えは出ない。

でも景色に圧倒されると、手元のスマホに目をおとさない。

エレベーターを待つほんの数秒でさえスマホを点滅させがちな現代人、日常ではスマホを切り離すことは至難の業で、スマホにより脳が蝕まれ睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存などが起こっているといわれる。

「スマホを触らない」と決めたとしても、スマホ依存は意志でコントロールできる域を越えている気がする。

だから、サウナやドライブなど、物理的にスマホを見られないシチュエーションに強制投下するのはとてもよい!暖炉の火も、スマホのなかの情報より目を引いた。

スマホのない没入時間を過ごすのに、ドラマチックな景色と最高のサウナ体験と独自のカルチャーが揃っている北海道は最適な選択肢だった。

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