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「教えてもらえる」と思うなんておこがましい

わたしはもともとは体育会系ではないのだが、声優という職業がゴリゴリの体育会系業界なので最近そちらにマインドが引っ張られつつある。

なかでも衝撃だったのが、同期のハングリー精神。グイグイ積極的に手を挙げる、話す、質問する。

それは、「教わりにきている」というより「自ら掴み取りにきている」のに近い。

その姿を見ていると、そうだよなぁ、本来こうあるべきだよなぁと思う。

たしかに、お金を払っているのはこちらだ。

でも、お金を支払っただけで「懇切丁寧に教えていただける」と思うことこそ傲慢な気がしてくる。

お金を支払っても、自分がその人の上に立てるわけではない。

それなのに、ボンヤリ聞いて、何も質問せず、行動に移さずにいるのはなんだか失礼だと思う。

たまにわたしも登壇することがあって、そのときにメモすら取っていない人もいて、かといって質問をすることもなくて、まぁいいけどさーーーーーーーーな気持ちになる。

いいんだけど。

いいんだけど時間がもったいなくない?って。

せっかく自分で選択してその場に足を運んできたのに、何も持ち帰らずに帰ろうとしていることが。

別に質問することなんてなくても、内容をツイートするだけでネットにも記憶にも残るしわたしも喜ぶのに。

しかし、思い返せば自分もそうだった。

散々いろんな習い事をやらされて、でも自分で掴み取ろうとする気なんてなくて、なんとなく「先生がやれって言うからやった」みたいなスタンスだった。

今となっては「これをやれ」と指示してくれるのはかなり親切なことだと思う。

仕事もそうだけど、教えてくれない職場ってマジで何も教えてくれない。

自分で調べて自分で聞いて自分で観察して盗んでいくしかない。

「だって教えてくれないんだもん」じゃない。聞けや、という話なのである。

じゃないと成長していかない。

せっかくお金や時間を投資するのだ。

受け身な「お客さん」生徒になっていないか、つねに問うていきたい。

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