【はじめに】相手に話してもらえば、会話は怖くなくなる
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はじめまして。“ゆぴ”という名前で活動している、いしかわゆきと申します。
フリーランスのライターとして、Webメディアで記事を書いたり、取材をしたり、本を書いたり、「文章を書く」ことを生業としています。
人と関わるのが苦手だからこそ、ひとり粛々と文章を編みつづけ、ここまで生き延びてきたと自負しています。
「書く」ことができなければ、まともに自分の気持ちを伝えられなかったと思いますし、仕事にもありつけなかったと思います。「書く」ことはわたしのライフライン。生きる術です。
そんなわたしが「“たのしく書く”ためのコツ」をたっぷり詰めた本、『書く習慣〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力〜』は出版後、大きな反響がありました。「文章を書きたくなった!」と、『書く習慣』を通じて生まれたnoteは1万本以上にも昇りました。
そのなかで、わたしは書くネタを探すコツとして、「本や映画やアニメなどを楽しむ」「誰かとの会話をネタにする」を挙げました。
インプットがなければアウトプットはできません。だからこそ、自分の外側にあるコンテンツにたくさん触れることが大切なのです。
そんなことを言いながら、普段自分が書いている文章を読んでいると、予想以上に「誰かとの会話がネタになっている」ことに気付きました。
あれだけ「人と関わりたくねぇ」とほざきながら、人との会話を通じてうまくインプットしているらしい。
この本は、そんな「いつの間にか人と会話ができるようになっていた」私が、人と関わることや、会話をすることが苦手な人に向けて、無理なく会話するための“コツ”を伝える本です。
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