見出し画像

【5月】のおすすめ本・作品まとめ

今月も備忘録的に面白かったものを書き残しておこうと思います。

【ビジネス書:5冊】

GACKTの勝ち方 / GACKT
カンタンに売れるのになぜYouTubeをやらないんですか!? / 鴨頭嘉人
要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑 / F太、小鳥遊
沈黙のWebライティング / 松尾 茂起、上野 高史
LIFE SHIFT(ライフ・シフト) / リンダ グラットン、アンドリュー スコット

『要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑』は、ケアレスミスがめちゃくちゃ多い自分にぴったりの一冊だなぁと感動。

「仕事ができる」「仕事ができない」の基準って人によって曖昧だけど、これを読めば効率よく仕事をこなしていく方法がわかるので、仕事のやり方に悩んでいたり、段取りが悪い人にぜひ読んでほしい!

また、『沈黙のWebライティング』はお恥ずかしながら途中まで読み進めて止まっていたんだけど、これさえ読めば誰でもそこそこ読まれるメディアが作れてしまうんじゃないか…!? と思わされるほど納得感のある内容。

個人的に「エモ」をしっかりライティングに取り入れているところが好きです。Webライティング(特にSEOライティング)って機械的に捉えられがちなので…。折に触れて何度でも読み返したいし、読んだ後は記事が書きたくなる!

【小説:1冊】

ギンイロノウタ / 村田 沙耶香

小説はあまり読めなかったんだけど、『ギンイロノウタ』があの…大変に…しんどかった…。特に女性は…何というか、幼少期の記憶をえぐられるような感覚がすると思う。

解説によると、村田さんは「常に微笑みをたやさず、しかもそれが『仮面』とは思えない。穏やかで華奢で嫌味がない」らしいのですが、そんな彼女が、こんな仰々しい物語を紡いでいるというのが恐ろしすぎる。

おとなしく、口下手な少女のなかに潜む殺意と、異性への強烈な憧れ。少女が抱く紙切れのように薄い自己肯定感に触れるたびにこちらまで情けなく惨めでちっぽけな気持ちになってしまう。

それでも村田さんの作品は全部読もうと思います。なんだか癖になってしまうわ…。

【漫画:14作品】

明日、私は誰かのカノジョ / をの ひなお(3巻)
ふしぎ遊戯 玄武開伝 / 渡瀬悠宇(12巻)
ふしぎ遊戯 白虎仙記 / 渡瀬悠宇(1巻)
妖しのセレス / 渡瀬悠宇(14巻)
かくかくしかじか / 東村アキコ(5巻)
ハチミツとクローバー / 羽海野チカ(10巻)
ガラスの仮面 / 美内こずえ(49巻)
SPY×FAMILY / 遠藤達哉(4巻)
さんかく窓の外側は夜 / ヤマシタ トモコ(8巻)
鬼滅の刃 / 吾峠呼世晴(新刊)
アクタージュ / マツキタツヤ、宇佐崎しろ(新刊)
ランウェイで笑って / 猪ノ谷言葉(新刊)
ブルーピリオド / 山口つばさ(新刊)
BEASTARS / 板垣巴留(新刊)

はい、漫画の読みすぎです!!!ありがとうございます!!!

もっとも印象に残ったのは、誰が何と言おうと『ガラスの仮面』。言わずと知れた名作演劇漫画!『累』とか『アクタージュ』とか演劇漫画好きな癖に金字塔を読んでいなかったのですよ。そして49巻もあるのを、3日間でワーッと読んでしまった…マジで面白かった。以前母の部屋にあったのを借りて読んだときは紅天女編からだったので意味がわからなかったけど…。

『昴』や『プライド』を読んだときも思ったんだけど、圧倒的天才型主人公がガンガン突き進んでいく様は見ていて気持ちいいよねぇ。どんなピンチに陥っても、「マヤ…恐ろしい子!」が繰り出されるって信じられますからね!!!

さまざまな演劇作品が出てきて、しかも最初から最後までキッチリ舞台を見せてくれるので、名作に対する知識も深まります。

シェイクスピアの『真夏の夜の夢』という作品が出てくるんだけど、私以前、ボイトレの先生に紙切れ1枚渡されて訳もわからずパック役やりましたもん。要するに、「知っていて当たり前」な作品がたくさん出てくるので、役者志望は必読だなぁと感じました。無論、役者や舞台のことなぞ1ミリも知らなくても面白いです。しかし新刊がもう18年近く出ていないらしく、続きが読みたくて死にそう。

続いて、「このマンガがすごい! 2020 オトコ編」の1位となった『SPY×FAMILY』もとても良かった!! 題材はスパイだし、日々死と隣り合わせなのは間違いないんだけど、登場人物が全員どこか抜けていて、愛おしさが止まらない。重大なミッション中にも関わらず、何だかほのぼのしてしまう。スリルとのバランスが良くて、続きが気になる作品です。まだ4巻だからね!!

【アニメ:6作品】

ハッピーシュガーライフ(12話)
CLANNAD 〜AFTER STORY〜(22話)
宇宙よりも遠い場所(13話)
電脳コイル(26話)
BNA ビー・エヌ・エー(12話)
僕のヒーローアカデミア 1期(13話)

えー、アニメも観すぎですね。わかる。

まず、フォロワーさんからオススメされた『ハッピーシュガーライフ』。主人公…いや、もはや登場人物全員がなかなかぶっ飛んでいるんだけど、ここまで(ある意味で)純粋で真っ直ぐな愛を久々に感じた気がする。

登場人物も少なく、舞台も基本的に家の中かバイト先か近所、という感じだったのですが、毎回展開が読めず、ハラハラしながら観ていた。こういう「狂った日常系」のお話、めちゃ好き。オープニングもボカロちっくでサイケな感じが良い。

『宇宙よりも遠い場所』はね、すっごいよ。文部科学省や海上自衛隊の協力のもと、ものすごくお金と時間と労力がかけられている作品だと思った。作画がとにかくめちゃくちゃ綺麗だし、「たった13話で南極まで行く」ところまで持っていくストーリー展開が見事。それが、全然走っている感じもなく、ナチュラルなんだよ…。

1話を観たときは、「残り12話で南極まで行けるの…!?」と思っていたけど、これがまぁ行けちゃうんですよね。「南極に行く」というぶっ飛んだ内容のなかで描かれる少女、そして大人たちのヒューマンドラマに涙です。Instagramのストーリーを思わせるカットなんかもあったりして、イマドキな演出が光ってた。

そして最後に『電脳コイル』! ちょっと古い作品なんだけど、電脳世界や秘密アイテムなど、設定が厨二心をくすぐる!OPがあまりに暗いので、『ぼくらの』のごとく、人がバタバタと死んでいくアニメかと思いきや、意外とほのぼのとしていて安心。しかし最終回の一歩手前から突然の出来事に涙が止まらなく…。もう電脳コイルを思い返すと、そのキャラクターしか出てこないわ。うう、切ない。

またオススメの作品があったらぜひコメントで教えてもらえると嬉しいです!

今月も良き作品に出会えて幸せでした。

サポートは牛乳ぷりん貯金しましゅ