「上には上がいるから」と言われたところでさ、だから何なんだよ
誰かのことを褒めると、「でも、上には上がいるからねぇ」と言われるのが気になる。
この、「上には上がある」という言葉。自分を調子に乗らせない意味では抑止力になるのかもしれないけど、「それはそう」としか返せなくないですか。
極端な話、わたしの本が売れていたとして、「本が売れてますねー」と褒められたとしても、「いやぁでも夏目漱石とかいますからね!」って返してるようなものだと思うんですよ。そんなん、言い出したらキリがないじゃないですか!!!
以前、選書マッチングサービスChaptersの森本さんの取材に編集者として同席した際に、「スタッフをよく褒めるようにしている」と言っていた。
そして、スタッフが「そんなことないんですよー」と謙遜するのを辞めさせていると言っていた。
だって謙遜されたら、重ねてまた褒めなきゃいけないじゃん。わたしに2回も言わせんな!!と言っていて、「た、たしかにー!」と深く納得してしまった。
褒め言葉を受け取ってもらえないのは一周まわってめんどくさい。あげた言葉を返却されることで、「せっかく褒めたのになぁ」という気持ちになる。
最近も「上には上がいるからねぇ」と溢した友人がいて。それでもわたしはあなたのこと褒めてあげたいのよ。
ついつい「わたしなんて全然ですよ」「上には上がいますよ」と言ってしまいがちだけど、褒めてくれた人にしてみたら、十分上にいるので。
つべこべ言わず素直に受け取れや!!と言いたくなっちゃうわけです。
永遠に上には上がいて隣の芝生は青いのだから、まずは今の自分のことを認めてあげてほしいなぁという話でした。
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