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ゆぴの10分日記

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帰り道の10分間で書く独り言のような日記。よわっちくても生きてるだけでえらいえらい!
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#note毎日更新

自信がないあなたへ何度でも言う、『あなたはすごい』

最近周りの友達がバタバタと闇落ちしている。 いや、闇落ちという言い方は正しくないな。仕事に疲れて心を病んでしまっている。 それで、あまりにもひどいので 『早くエスケープしなよ…!』 と言うんだけど、テコでも動かないんだこれが。 なんでかと言うと、大体鬱になってしまう人は、『完璧主義』な人が多く、完璧な理想の自分と現実の自分の乖離が許せなくてもがいているうちにだんだん病んでしまうそう。 自分はもっとできるはずだ、自分なんかが鬱になるはずがない、って更にがんばってし

自分と“守れる約束”だけしようね

最近稽古で怒られてばかりいるせいか、まわりの人が結果を出していて焦っているせいか、自信が3ミリくらいになってしまって、 「自信を持つにはどうしたらいいと思う?」 と友人に尋ねてみた。すると、やり方はふたつあって、わかりやすい結果や実績を生んでまわりに評価されるか、自分自身で決めた約束をきちんと守るか、だと言われた。 それを聞いて、大事なのは「自分で決めた約束」のような気がした。 つまるところ、自分で自分の目標を高く設定しすぎると、理想と現実の乖離が大きくなって、自分で

“週末”は楽しみですか?

「転職するんだよねぇ」と友人が言うので理由を尋ねたら、「週末を楽しみにしている自分がいるから」と言っていて大きく頷いた。 1週間、7日間あるなかで圧倒的に多いのは「学校」あるいは「会社」で過ごす時間だと思う。 私の記憶する限り、週末を楽しみにしだすのは社会人からな気がする。 中高生の土日なんて大体部活で潰れているし、お金もないので遠出をする予定もない。そして、大学生は土日という概念もあまりなく、普通に授業もサークルもある。 一方で、社会人は「今日を乗り越えれば木曜日…

「待つ」は苦しいことだけじゃない

1年ぶりにUSJに行ってきたのだが、まーーー待ち時間の長いこと。 USJではファストパスに課金するとスイスイ乗り物に乗れるのだが、金額がチケットよりも高かったのでケチってしまった。 まず、USJでも人気トップ2を誇るフライングダイナソーとハリウッド・ザ・ライド(バックドロップ)が各120〜150分待ち。 冷静に考えてみるとアトラクションの時間は2〜3分程度なので、たった一瞬のために辛抱強く並び続けるという行為はスゴい。 待っているあいだ、まわりを見渡してみるとみんない

怒る人には「役割」がある

この前「イラッ⭐︎」なことが立て続けに3回ほど起きて、発狂しそうになった。 とりあえず、誰かを攻撃しないように一度そっとスマホを閉じ、お茶を飲んでクールダウンした。カルシウム足りてないのかしら?と反省しつつ、ホントに怒らない人はすごいなと思った。 物事にイライラせず、スマートに対処できて、仏のように笑う。 そんなところに行き着くまでに、あとどのくらい徳を積まなくちゃいけないんだろう。 そんなことを考えながら、小学生のとき、半年に1度ほどのペースでブチギレる先生がいたこ

人はいずれ死ぬ。だからわたしは引っ越したい。

よく「世界一周して人生変わりました!」と言う人を見て、ふふん、そんな世界一周したくらいで人生なんて変わらんやろ、と斜に構えていたが、イタリア旅行中に事件は起きた。 それは、バチカン市国の城壁を見上げていたときだった。 何故かふいに、「あ、私死ぬんだ」と思った。 こんな立派な城壁を作った人も、美術館に飾られている美しい絵を描いた人も、もう死んでるんだなぁ、と思ったらそんな考えに行き着いてしまったのかもしれない。 とにかく、「自分が死に向かって歩いている」ことをハッキリと

“好き”なだけでも許されたいよ

言わずもがな、わたしはとても多趣味な人間なのだけれど、そのなかにも明確に「得意なこと」と「好きなこと」と「極めたいこと」がそれぞれある。 得意なことは、目を瞑ってでもできること。他の人が苦労してやることを、ちょちょいとできちゃうこと。 好きなことは、誰に頼まれるわけでもなく勝手にやってしまうこと。お金になんて全然ならなくても、最優先で手を動かしてしまうこと。 極めたいことは、うまくなりたいけれど自信がないこと。やりたいのにヘタクソでもどかしいこと。 たぶん、この3つの

「やりたいことがありません」

そんなの当たり前じゃん!!!!!! 友人が「会社を辞めて海外に行くんだ!」という嬉々として言ったのち、「でも明確にやりたいことがあるわけじゃなくて、なんか話を聞いたときにワクワクしたからなんだよね」と呟いたので、そう返しておいた。 「やりたいことがある人なんて1%くらいしかいない」と北野唯我さんが『転職の思考法』で言っていた。その文字の羅列をなぞったとき、ほっとしたのを覚えている。 人生をかけて何か大きなことを無理やり成し遂げなくても、有名にならなくても、何かを変えなく

「失うモノ」を失ってしまった

(台風の前に書いていたんだけどさすがに真っ只中に投稿する勇気が出なかったnoteです。ご査収。) 地球最大規模の台風が来る。 いつもは「そんな大袈裟な」と、さして対策をしない私も、さすがに今回ばかりは怯えていた。 ひとり暮らしをしている今のアパートは小さいながらもまあまあ気に入っていて、住み始めてから2年が過ぎようとしている。 しかし、いくら内装を綺麗にしようが築30年という事実は揺るぎなく、何となく今回の台風で吹き飛んでしまうのではないかと思った。 念のため、ネッ

“なかよし”になろうとしない

稽古場の隅っこで首をもたげて体育座りをしていたら、隣にいた子がコツリ、と頭をぶつけるようにしてもたれてきてドキリとした。 女の子は距離が近い。ガチガチになったわたしに普通に触り、笑いかけてくれる。わたしもライトに触れられたら良いのだけれど、ぎこちなく笑うだけで精いっぱいだ。 「どうせもう、この人とは会わないって思えばいいよ」 と友人に言われて驚いたことがある。どうでもいいから、せめて今この場を気持ちよく過ごせるように仲良くなっておく、という感覚らしい。 「その場限りの

「戻れない」のが悲しくて

「この曲を聴いていると、なぜか部活に行く途中の道を思い出すんだよ」 ふと隣にいた友人が呟いて、私もそんな曲がたくさんあるな、と思い出した。 ただ、過去の思い出に浸るぶんにはいいけれど、私は思い出すたびに「グッ」と何かが胸につかえたような感じがしてしまう。 生きているなかで1番不思議なのは「戻れないこと」だ。 ちょっと身を乗り出したらいろんなところに行けて、口を開いたら自分の意思が言えて、お金を払えば大抵のことは叶う。 …はずなのに、「戻る」ことだけがどうしても叶わな

今日のやさしさはいつかの”恩返し”

「I like your clothes!」 海外の人は、すれ違いざまにそう声を掛けてくれる。 「love your shoes!」 「cute dress! where did you get it?」 とか。どの国でもそうだ。そう言われるたびに、くすぐったくて嬉しくてぎこちなく「Thank you.」と言う。 今回の旅行でもそうやって声を掛けてもらって、これはいわゆる「挨拶」のようなものなんだな、と改めて思った。 Airbnbのホストたちはみんな、家の説明だけで

みんな、『コンビニ人間』であってほしい

「皆が不思議がる部分を、自分の人生から消去していく。それが治るということなのかもしれない」 今更ながら、2016年に芥川賞を受賞した、村田 沙耶香さんの『コンビニ人間』を読んだ。 以前海外に行ったときにもチラホラと本屋で翻訳されているものを見ていて、「コンビニ」という題材が日本的で珍しく、海外でウケているのかなぁくらいの気持ちだったのだが、問題はそこではなかった。 端的に言うと、誰もが”ギクリ”とする物語だったのだ。 ネタバレのない程度に話すと、まず、主人公が

電車が5分遅れたら舌打ちする世界にポイズン

今、海外旅行に来ているのだが、海外の人ってテキトーだなぁとつくづく思う。 電車は25分遅れても原因教えてくれないし。 おっちゃんお願いすればいくらでも値下げしてくれるし。 タクシーの運転めっちゃ荒くて酔うし。 お尻でバーン!とアタックしてきても「ソーリー!」でおわるし。 トイレの鍵壊れててもフツーに入るし。 ガムくちゃくちゃしながら接客してるし。 お太りになられすぎて隣の席まで侵入してるし。 アメリカに住んでいたときはあまりのテキトーさがイヤで日本人の几帳面さが恋しくなっ