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現役声優の私が取締役補佐官として働くワケ

今回取材させていただくのは、現在Miletosで取締役補佐官(以下取締役補佐)として参画されている、伊東和志さんです。主に取締役の秘書にあたるポジションとして、当社で活躍されています。

当社のメンバーはバックグラウンドが様々ですが、伊東さんはその中でもかなり特殊です。なんと、本業が現役の声優、かつマッスルバーの店員さんでもあります。

情報がこれだけだと伊東さんがMiletosに参画した理由が像を結びませんが、当社が大事にしている「何をやるかより、誰とやるか」をよく体現されている方だと思っています。今回はそこを探るべく、声優になられたキッカケなども絡めながら、取材をさせていただきました。

取締役補佐の話の前に、なぜ声優に?

山根:本日はお願いします!

伊東さんが参画されて3か月ほどになりますが、バックグラウンドを知った時からずっと取材をさせていただきたいと思っておりました。今日は色々質問させてください!

伊東:お願いします!


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伊東和志(いとう かずし)
2020/10/1〜Miletos株式会社に参画
C&Oプロダクション所属。ナレーター・声優・俳優とマルチな活動をしている傍、マッスルバー東京の店員として趣味の筋肉で遊んでいる。Miletosでは取締役の補佐として、スケジュールマネジメント等を担当。
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(お察しの通り、すごく元気な方です)

山根:さっそくですが、本業が声優さんということで、目指された理由についてお伺いしてもよろしいですか?

伊東:2歳年の離れた姉がいるんですけど、彼女の影響が大きいです。もともと姉が最初声優を目指していたんですよ。昔から姉弟の仲が良くて、よく彼女の描いたイラストのキャラクターになりきっておままごとをしていたので、原点はそこだと思います。

そこで姉が声優の勉強のために上京したんですけど、紆余曲折あって戻ってきまして。それを聞いて、「じゃあ俺もやってみるか」っていう。18歳で上京して専門学校の門を叩きました。

ただ、今振り返って思いますけど、当時声優業界をなめきっていましたね。

山根:そうなんですか?

伊東:自分は専門学校を二十歳で卒業した後に声優の養成所に入ったのですが、そこでは結構苦労しました。養成所って大体2年制なのですが、厳しいところだと進級自体が難しいんですね。それで辞めていく人もいるほどで。

山根:なんと。シビアな世界ですね...

伊東:自分の所属していた養成所はそこまで厳しくなかったのだけど、当時の社長に「お前を上にあげるのは怖い」って言われて。養成所の後は大体皆さん事務所に所属するんですけど、自分はそこにたどり着くまでに5年くらいかかりました。

山根:!?理由に心当たりはあるんですか?

伊東:うーん。元気が良すぎた?

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(元気が良すぎた...?)

山根:元気が良すぎると何かまずいことがあるということですか?

伊東:恐らく、初対面のクライアントの方や監督さんに元気よく行きすぎると思われたんだろうね。役者は選んでいただいてなんぼの世界ですから。要するに受け入れられないとなると、事務所にも傷がつくからってことですよね。

声優としての技術面での未熟さもあったのだろうけど、自分は昔から叫び倒しながら本当に元気よく動いていたので。笑顔を見せると言ったら、歯茎をむき出しにして笑うみたいな。

山根:いい性格だと思いますけどね?

伊東:今でこそ、そう言っていただけるようになったんだけど、動きがうるさい、顔がうるさい、声もうるさい、全部うるさいって。元気が良けりゃいいってわけじゃないっていうね(笑)

「お前はめちゃくちゃ好かれるか、めちゃめちゃ嫌われるかのどっちかだ」って言われて、納得したのを今でも覚えています。

あとは「落ち着いて人の話を聞け」とか「出会いがしらに握手やハグをするのは絶対にやめろ」と言われてましたね。

山根:アメリカンですね(笑)

伊東:とにかくこんな性格なので、礼儀正しくすることにすごく苦労させられました。そのせいで養成所を卒業して事務所に所属するのが遅れたといっても過言ではないです。

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声優を諦めない理由

山根:先ほど声優がかなりシビアな世界だとおっしゃっていました。それでも5年間粘った理由は何だったのでしょう?

伊東:実はここが一番ふわふわしているのだけど、「諦めたくない」が一番大きかったです。一本芯があれば続けられるだろうっていう。

山根:特に「こうなりたい!」みたいなイメージがあったわけではなく?

伊東:ゲームキャラの声優をやってみたいという想いは専門学生の頃から変わらずあるのですが、理想とかは曖昧で。でも、周りで目標を持っていたり理想を追っているやつほど現実とのギャップに苦しんで辞めていったんですよね。

山根:理想と現実のギャップというと、例えば?

伊東:例えば最近の声優って顔とかのルックスで売れないと厳しい、みたいな側面があるんですけど、それが嫌で辞めていった人もいましたね。実際これは自分も嫌ですけど。

ただ、そんな人達の方が自分よりずっと上手かったり、何でもできるような器用なやつらばっかりでした。周りが辞めていく中、まだ何もできていない自分は足掻けるだけ足掻いて、食らいついていこうと思って行動していたら、自分だけ残ったような感じです。

山根:周りに引っ張られて辞めようと考えることはなかったんですか?

伊東:ありますよ。でも、最終的に無視しました。諦められるほど自分は何もできていない、って。

山根:引っ張られなかった理由も諦めたくなかったからですか?

伊東:そうなりますかね。自分で自覚しているんですけど、ふわふわした生き方をしているからこそ、ほかの人の何倍も頑張らないといけないっていう想いは強く持っていて。

あと、絶対無理だと言われたことに対して、そんなこたぁないだろぉ、って思ってしまうんですよね。

山根:伊東さん、もしかして諦めが...

伊東:すごく悪いです。往生際がめちゃくちゃ悪い。

でも、往生際の悪さがあるからこそ、逃げてはいけないって気持ちが常にあるので、何事にも「とりあえずやります」と挑戦するようにしています。やらなかったら0ですけど、とりあえずやってみたら1くらいはできるかもしれないじゃないですか。

1年生のまま進級できず辞めてしまう人や、2年生が続くばっかりで辞めていった同期もいて引っ張られそうになった時もありますけど、そのたびに自分が諦めるにはまだ早かろう、と思い止まりました。

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山根:苦労されたわけですが、事務所にはどのようにして所属したんですか?

伊東:事務所に上がれたのも、ひょんなことから参加したセミナーで出会った映像制作会社の人に自分を売り込んで、実績を作ったからでした。

23,24くらいの時だったかな。当時礼儀もちゃんと身についていなかったんですけど、それでも事務所に入らないと始まらないという状況だったので、「俺は仕事を実際に取って来たぞ」って感じで認めてもらいましたね。

山根:待ってだめだったので自分で行動されたんですね。

伊東:ただ、事務所に所属したからといって仕事が舞い込んでくるわけではないんですよ。なので25歳までにレギュラーとれなかったらさすがにやめようと、往生際が悪いなりに目標を立てましたね。

そしたら25になる直前にレギュラーを取ることができて。月に1,2回のレギュラーだったんですけど、辞めるわけにはいかなくなり。今に至るといった感じですかね。

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山根:なるほど。ちなみに最近の調子はいかがですか?

伊東:それが三十路になってから人生一変しましたね。今年上映された『ぐらんぶる』という映画に出演させてもらったり、それこそMiletosで取締役補佐をやらせてもらったり。

それまで映画に出演したこともなかったですし、秘書と執事が合体したような取締役補佐なんてまず経験したことが無かったので、自分の思っていた人生とは少し違うんですけど、最近何故か急に芸事以外の仕事も入ってきています。

山根:心当たりはあるんですか?

伊東:うーん。スピリチュアルな事は基本信じていないのですが、三十路になって初めて芸事の神様と勘違いして鶴岡八幡宮にお参りに行ってから、何故か急に仕事が入ってきた節はあるんですよね。

山根:バリバリご加護受けてるじゃないですか!

伊東:鶴岡八幡宮は出世の神様なんですよね。方向性は似ているんですけど、そのせいなのか今芸事と違う方向に向かっています(笑)

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(当初考えていた道じゃなくてちょっと困惑している伊東さん)

伊東:でも、結局楽しいから続けられるのでしょうね。声優や役者の醍醐味って、自分じゃない何かになれるところだと思うんですよ。さっき「諦められるほど自分は何もできてない」と言いましたが、とにかく自己肯定感が低いんですよね。

だからこそ役者として別の何かになりきって仕事をやり遂げた後、達成感がすごくて。手汗もびっしょりになって、とりあえず命燃やしたなって気がするんです。

楽しくなくなった時が辞め時だと思っていますが、今は楽しいので。何なら生涯現役がいいなと思っています。

取締役補佐として活動する理由

山根:先ほどチラッと取締役補佐の話になりましたが、最後にどのような経緯でこのポジションにつかれたのかをお聞きしたいです。

伊東:マッスルバーの店員も兼業でやっていまして、そこにいらっしゃった朝賀さんに誘われたのがきっかけですね。

山根:接点そこなんですね。社長筋肉好きですもんね(笑)

伊東:ただ、自分も人生経験を積みたいなと思っていたのでオファーを受けました。具体的に言うと役者に役立つ経験が積みたいんです。

山根:と言いますと?

伊東:今Miletosで取締役補佐をやらせてもらっていますが、声優で秘書や執事の役をやる時、現実でそういった経験をした人って絶対少ないし、もしかしたらいないと思うんですよね。取締役補佐ってなんだよ(笑)って。

山根:いなさそうですね。

伊東:誰かの下で何かをやるという面でも、色んなことを学ばせてもらっています。将来そういった役をオーディションで演じるような時も「取締役補佐官やっていました」って言ったら面白いじゃないですか。意味不明で。
話のネタにもなりますし。だって、まだ3か月くらいしか一緒にいないのに、もういろんなエピソードがありますから。

山根:なるほど。でも社長もマッスルバーの店員さんを勧誘をするあたり、本当に人で選んでいるんだなと思いました...

伊東:先ほども言いましたが、役者をやっていて、「選んでもらうこと」はすごく光栄なことです。それこそ星の数ほどいる中で。

それでいて、役ではなくて人柄で会社に選んでもらえたってことは、面白いしありがたいことですよね。

山根:最終的に自分の経験になるから、オファーを受けられたのですね。

伊東:極端な話、駅員さん、CAさん、コンビニの店員さんだってそうですが、世の中「良い声の人」は探せばたくさんいます。

役者も、その人が何かしら培ってきたものを世に出すということなので、個人的に他の声優さんと同じような経験をしていても選んでもらえないと思っていて。

その中で違いを出したいのであれば、人とは違う人生経験をたくさん積んで、フルに芝居に活かす必要があるなと。そういう意味で、この取締役補佐という業務は人生経験として最高だなと思っています。

山根:なんだかすごく納得です。

伊東:会社の為にやることが自分の為にもなるので。なので、出来る限りのことはやりたいと思っています。

山根:補佐に加えて、経理業務や、その他諸々のお手伝いもされていますよね。ちなみにこれまでMiletosで業務をされてきて、感じた面白さややりがいなどはありますか?

伊東:面白さとやりがいどちらにもかかってくるのですが、知らない事を知って、それでいてやれる事が増えていく事かな。色々な手配業務や経費処理について最初は手探りの状態でしたが、最近やっと慣れてきまして。でもその中でまた新しいことが増えるので、奥が深いなぁと思っています。

山根:最初声優さんが入ってくると聞いて、その動機が不思議だったのですが今回の取材で腑に落ちました...!

本日は以上になります、どうもありがとうございました!

伊東:ありがとうございました!

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(楽しい取材でした、ありがとうございました!)

まとめ

伊東さんの記事、いかがだったでしょうか?
終始元気いっぱいなのはさることながら、本当にまっすぐな方なんだなと、取材をさせて頂いて感じました。芯がとても真面目で、いい意味での諦めの悪さは自分も見習いたいと思えましたし、記事からも伝わったのではないかなと思っています。

最後に、伊東さんの魅力をまとめて終わりたいと思います。

1. まっすぐ自分を貫き通す
2. いつまでも元気いっぱい
3.「とりあえずやってみる」の挑戦心

次回は、元MRで、当社インサイドセールス担当の小坂真理子さんにお話を伺う予定です。こうご期待!

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