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Netflixドラマ『極悪女王』

noteを始めようと思って最初の自己紹介をアップした後すっかりスピードダウンしてしまいました。スキがつく嬉しさとそこから皆さんの記事にお邪魔して文才溢れる内容に"私、こんなの書けない"と怖気付いてました💦

先日の三連休中日の夜、夫と『極悪女王』を「ちょっと見てみる?」と言って夜中の3時までかけて全5話ぶっ通しで見てしまいました。

つまりは面白かったのです。
では今から私なりにドラマの感想を。ネタバレもしそうなのでこれから見る予定の方はお気をつけください。

①ダンプ松本さん(松本香)の生い立ち

ダンプ松本さんのご家族はトラック運転手の父、洋裁の内職をする母、妹の4人暮らし。とは言っても父親は女、酒、タバコを地でいくろくでもない親父。家に帰って来るのはお金がなくなったときだけ。母親が香のために貯めた給食費にも手を出すし、逆らえば暴力。一言で言えばサイテー。

田畑智子さん、子役のブラッシュアップライフに出ていた永尾柚乃ちゃんもこんな役で出んのー⁈っていう残念な役柄ではありましたねー。たーだ!田畑さん演じる愛子に「好きなように生きろ」とプロレスへ進む道への後押しみたいな演出は余計だったかなと。悪いけどこの女に人生への影響受けたくないし。(個人的意見)。

でもなんだかんだ言ってやはりお母さんよ。優しいんだけどさー…。子どもたちにビール瓶盗って売らせてよかったのかい?お父さんと別れられなかったのかい?別れた方が子どもたちと幸せに暮らせたんじゃないかと思ってしまうよ。あと家壊れすぎよ。

②プロレスの世界へ

前半はビューティーペアのジャッキー佐藤さんに憧れて香(演:ゆりやんレトリィバァ)がプロレスの世界は入る話。当たり前だけどプロとして花開くのは難しく香は同期の中でも落ちこぼれていきます。そんな香と切磋琢磨しするのが長崎から出てきた長与千種(演:唐田えりか)。

落ちこぼれ同士、家族に恵まれない2人は支え合って親友となります。

でも長与千種は先にスターとなります。ライオネス飛鳥(演:剛力彩芽)と組み、クラッシュ・ギャルズという人気のプロレスラーに。

当時子どもだったのでその人気ぶりは知らないのですが相当なものだったようですね。プロレス会場にアイドルのコンサートですか⁈って感じの女の子たちがキャーキャー言いながらプロレスを見てるなんて、ちょっと異様にも思える光景。

③ダンプ松本誕生

格差、嫉妬、すれ違い、家庭不和など香のアイデンティティを揺るがす出来事が続き、優しかった香は後半悪役のダンプ松本と化す。

この辺りの急変すごかったですね!1話ごとに出だしが少し時間が進んだ状況で始まるのもスピード感あって上手く仕上げてきたと思いました。(ちょっと急過ぎていきなりメイクした姿にコント感、なきにしもあらず、ですが。)5話しかない中で無理なくスムーズに展開する良い手法だと思いました。

④ハッピーエンド

実在の人物を登場させる上で誰かが悪く見えてはいけないだろうし、それぞれの気持ちや意見もあるだろうから上手くまとめるのって難しいんじゃないかなぁと思います。でも主要キャスト3人以外のプロレスラーの方々の魅力も引き出されていたし、プロレスの世界への興味もわきました。今作で初めてお芝居を見る役者さん多数でしたが皆さん良かったです。プロレスシーンも多くて見応えありました。

⑤ゆりやん、やるやん。

以前からゆりやんは好きでしたがダンプ松本さんの役が発表になったときは「せっかくダイエットして痩せたのにまた太らせるなんて!」みたいな意見もありましたね。でもきっとこの作品を見たらこの役はゆりやんしかいないと思うのでは⁈そのくらいハマり役だったと思います。このドラマは2年かけて主要キャストの方々は体作り(プロレスを習う)をしていたそうですね。そして撮了後のボディケアなんかのサポートもあったとか。ゆりやんは舞台上では野太い大きな声ですが普段のトーク、話し方はゆっくり穏やか小声。それが香→ダンプ松本への変化と上手くリンクしてました。体型もダンプ松本になってどんどん肉付きがよくなっていましたね。ゆりやんが演じることでシリアスになりすぎずエンターテイメントとして楽しめました。
ゆりやん、やるやん。言いたくて見出し。。



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