ごく普通の医学生がミスコンに出た話。

昨日ミスユニバーシティ2024が開催されたのを知り去年ファイナリストとして出場した日本大会の写真たちを見返していました。

医学生だからアナウンサーとかになるわけでもないし、なんでミスコンに参加したの?とよく聞かれたものです。
理由は割とシンプルで、「私の人生の中で1番綺麗な自分」を記録として残したかったのと、医者になったらできないことをやりつくしたかったんです。

そしてそれをやるとしたら3年生がラストだと思い、勢いだけでエントリーしてみたところ
ファイナリストに選ばれ、日本大会に出ることになりました。

初めて履く15cmのピンヒール。
初めて受けるウォーキングのレッスン。
初めてやるSNSの公開アカウントの運用。

全てが新しい世界で、よくわからなくなったのを覚えています。

しかも日本大会は臨床医学の試験の2日前。
詰んだと思いました。

ビューティーキャンプやウォーキングのレッスンを受けながら勉強する日々。
かなりしんどかったです。

本番は雅叙園のステージ。
ウォーキングしたり、スピーチしたり。
まあこんな調子だったので入賞などは全然できなかったんですが、
自分が見たことのない世界を知ることができてすごく新鮮でした。

得られたものは様々。
当初の目的だった「綺麗な自分を記録に残す」は容易に達成できました。
ピンヒールでスタスタ歩けるようになったのも収穫。
でもそれよりも大きかったのは、自分探し。
スピーチがあったので、それに向けて自分の強みを考えたり、自分が将来やりたいことと向き合い整理したりする作業がかなり多かったんですよね。
もちろんそこで語った夢を実現させるのはかなり困難ですが、最初の一歩を踏み出せた気がしますし、このプロセスを一通りやったことは絶対に無駄にならないはずです。
と言いながら今年は勉強に追われてそれ以外何もできてないんですけどね。

ミスコンってルッキズムを助長するとか近年色々と批判がありますが、私の人生経験としてはとても良かったと思ってます。
一生の思い出です。

今年だったらCBTとOSCEにもろ被りしてたのでまず無理だったと思います。
去年の自分に感謝です。

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