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採卵周期にかかった費用は51万!採卵受精培養凍結までの全費用を公開【実録】

今月は採卵周期。不妊治療で、もっともお金のかかる周期です。

病院によっては、受精して凍結せず戻すところもあり、もっと高くなる可能性も。移植は10〜20万かかると聞いてます。

私が今月不妊治療でかかったのは、総額510,640円。

病院で葉酸サプリ購入したり、一回2000円の針、スーパーレイザー治療、顕微授精代も含むので少し余計にかかっているかもしれません。

↑顕微授精がなければ、5万位安くなります。

私が通ってる病院は、名古屋でも1〜2位を争う人気ではありますが、値段も1〜2位を競う高さ。

成功率、人気と値段、診察の待ち時間は確かに比例すると思います。とくに1〜2位のところは、口コミや成功率も高いとよく耳にしていました。

最初は、別の産婦人科で不妊治療をしようと考えていました。実のところ、産婦人科で治療をすれば、総額3分の1位で済みそうなほど安い料金設定でした。

産婦人科は、保険適用の診察、保険が効く薬も非常に多かったです。ただし、安いせいか細かいホルモン血液検査、最新のシステムは導入されていません。

名古屋で有名な病院は、どこも最新システム完備、移植も患者のベストなタイミングをとるべく、細かくチェック。つまり、その分お金が高くなるんだと思います。

私は、41歳の誕生日までが不妊治療の期限と決めていたので、高額でも成果のありそうな病院にしました。名古屋で人気の2つの病院のうち、説明会に参加していいなと思った方を選びました。

病院選びをする時も、高刺激にするか、低刺激にするかで非常に悩みました。

高刺激推しの病院は採卵が最も患者に負担がかかるから薬を沢山使いますし、逆に低刺激の病院は薬が最も患者に負担がかかるからと使わず、逆に採卵を沢山するのは仕方ない雰囲気なんです。

標準が定まってないから、医師がそれぞれ違うことを言うし、だから患者側も病院選びに混乱するんだと思います。

結局、私はビビリ、高齢という点もあり低刺激を選択。どちらがいいかはわかりませんが、採卵の痛み以外は特に後遺症もありません。

採卵の痛みは、回復するのに1週間かかりました。「痛くない」と聞いてたけど、めちゃくちゃ痛かったし、夫の相手もできないしで、憂鬱でした。

私が通っていた病院は、全卵胞採卵といって全ての卵胞に針を刺して卵子を取るため、余計痛かったのかもしれません。

その病院の説によると、38歳以上は小卵胞に卵子が入る可能性があるとか。しかし、いざ採卵すると「小卵胞まで取らなくていいよ」って思いました(笑)

薬沢山使って、全身麻酔で採卵した方が良かったのかな、と思うこともありますが、それはそれで大変な目に遭うかもしれないし。何事も、当事者になってみないとわかりませんよね。

今は移植周期に備え、デトックス用のノンカフェインのお茶を飲んで、体に溜まった薬剤を排出しています。

今回、この記事を紹介したのは「治療にはこれくらいかかりますよ」と、これから検討している人に具体的な数字を伝えるためでもあります。

正直、私も治療受ける前までは「30〜40万位かかるのかなー」と漠然とした想像しかしていませんでした。

予想より遥かに金額超えましたね。多分、採卵周期前の診察10万、移植周期も合わせると100万近くなりそう。

ぶっちゃけ、私が今フリーの仕事してなかったら絶対に不妊治療してなかったと思います。多分、正社員でも、パートでも、バイトでもやらなかったです。

まず、治療スケジュールが連日だったり、突然「この日来てください」と何の前触れもなく呼ばれるので、正社員はまず無理。(薬を使う病院なら、排卵を止めることができるので可能かも。自然周期法は厳しいと思います)

パート、バイトの場合も、自分がバイトしてた時代があるのでわかるのですが、シフト交代制の場合は「ごめん、シフト変えてもらってもいい?」って遠慮なく言える人じゃないと厳しいかも。

びっくりするのが、前日に「この日の9時に来て」とか、余裕でありますから。何度もやったら、職場で絶対嫌がられると思うんです。

それに、とにかく飛ぶお金の額が半端ないので、成果がでないと「時給800円…。100時間働いて、やっと1回治療が出来るのかよ。きっついわぁ」と、涙出てくると思うんです。

で、実際に病院に通院して感じたのが、アンティークのブランドバック、エルメス、シャネル、ゴヤール、セリーヌ。ブランドバックを持つ女性が多いこと多いこと。

髪も綺麗、服もオシャレ。夫婦のなかには、待合室で新築マンションのカタログを楽しそうにみている人も。

私なんて、いつも同じユニクロのスカート、夫のシャツですよ……。靴下も4足セット1000円、靴は1000円のサンダル。明らかに、浮いてます。

治療費かさむし、服にお金なんて、かけてられん!!そもそも妊活雑誌に「妊活女子のオシャレ特集」とかあるけども、その前に服に投資しようという発想がなかったよ、私。

不妊治療でカツカツです…って人、見渡す限りいないんです。いや、もしかしたら本当はいるのかもしれない。

患者ノートに、お金もうありませんって書いてる人、チラホラ見かけるし。やはり、私の探し方が甘いのかもしれない。目につかないだけかもしれない。

そもそも、オシャレで綺麗な人は自然と目に入りやすいもの。

ただ、やはり夫婦連れを見るたび「あっ、旦那さん稼いでそう」って思うことが多かったですね。

私の偏見かもしれないけど、男性の身なりにお金の有無、社会的スティタスってあらわれると思うんです。シャツの襟も、パリッと立ち、背筋もピン、靴にお金かけてそうなら、何となく「お金持ち」かなと判断してしまいます。(婚活時代が長すぎて、お陰で変な能力がついてしまった。)

結局、不妊治療でもいい病院を選ぼうと思ったら、しっかり調べて欲しいと思ったら、お金持ちしか駄目なんかーい!って、世の中の不条理みたいなものを感じました。

保険適用されたら、お金を理由に治療受けられなかった人も治療できるかもしれませんね。

ただ、今の日本ではどんなに不妊治療中の女性がネットで叫んでも厳しいだろうな。

だって、今は年金すら厳しい時代。政府はあくまで女性に働け!働け!年金納めろー!って感じですから。

少し前に、上流国民というワードが流行りました。みんな、なぜ平等に幸せになれないのでしょうか。裁かれないのでしょうか。守られないのでしょうか。

病院の待合室で、ぼんやり1人思っています。

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