スキな本

今回はスキな本について書こうかなと思います。

読書にハマったのは小学3年生
それまでは、簡単な児童文庫を読んだりしてたのですが(怪談レストランシリーズや怪談、妖怪系の児童文庫本)

図書カードを1ヶ月で半分以上埋めて担任の先生に「もっと文章がある本は読まないのかな?」と言われました。

3年生の担任の先生は定年退職前になる赤坂先生。
赤坂先生「たくさん本もマンガも読むから、もっと文章のある本や小説を読んでみるといいよ」
あたし「難しいと思うし、ホラーみたいな怖いのが好きだから読めないと思う…」
赤坂先生「たしかに、難しいかもしれないけど、ワクワクするのが好きなら推理小説や、ミステリーみたいなのが合うかもだね~例えば、タイトルに惹かれたものから読んでみるとかしてみたらおもしろいかもしれない。分からない漢字があれば、聞いてくればいいし、聞くのが嫌ならせっかく図書室にいるんだから国語辞典や漢字辞典を引きながらやるのも楽しいよ。」
と言われました。

たしかに、調べながら聞きながらは楽しいかもしれないし、図書室にある児童文庫はだいたい読み切ってしまっていたので
さっそく探すことにしました。

2日かけて見つけた最初の小説が

赤川次郎
死は優しく微笑む

でした。
手に取ったのはわかりやすく、サスペンスミステリーと書いてあった単純な理由でした。
赤川次郎の名前も先生や親に聞いて知ってる~みたいな反応をもらって、じゃあ借りようとなっただけでした。

最初にガッツリ世界観にハマった作家さんかもしれません。赤川次郎の作品はたくさん読んで呼んだ順番もタイトルがうる覚えになっても、最初に読んだこれは忘れないです。

内容も予想外な展開や一気に読み進めてしまうくらい読みやすい内容でした。

その後様々なミステリー小説にハマったあたしは
自宅に眠っていたこの本に出会います。

完全犯罪証明書

色んな作家さんが書いている短編小説です。
ミステリーは長いイメージしかなかったのですが、この短編小説は凄かったです。全てが伏線では??となるくらい何回もページを戻して読み返してこれかぁあ!となったり、この人が犯人かなぁ~と考えていても、それを大きく覆されたりと、何度読んでも飽きない小説でした。

その後は高学年で少し難しいホラー小説も読めるようになりました。

黒い家、リング、呪怨
当時家族親戚がみんな怖がっていた今じゃホラー代表作をさすがに怖すぎて毎日少しずつ読み進めていました。(本当に冗談抜きで当時怖すぎて変な夢もよく見た)

他にもたくさん読みましたが、
動物が出てくる小説も大好きでした。
その中でも

「盲導犬クイールの一生」

この本はお父さんに買って頂いた本のうちの一つになる1冊です。盲導犬の役割、厳しさ、パーピーウォーカーの楽しさ、辛さ、大変さ、別れの寂しさ、盲導犬が引退したあとの生活、すべてを丁寧に、尚且つ、綺麗な部分だけでなく現実的な問題や生活。様々なことが分かります。
これが全ての盲導犬や動物の大変さではないのですが、小学生ながらに命の責任、それぞれの立場の人達の葛藤にとても心打たれました。

当時、電池が切れるまでも学校でたくさん流行り借りれないくらいだったのですが、それよりも
ずっとこの本を何回も何回も深く読み返しました。

本を読むと、不思議とその人物の気持ちになる本がたまにあります。
喜怒哀楽が自分にも沸いて読み終わったあとはなんとも言えない快感にも感じます。これは本を読むのが大好きな理由のひとつです。読んでるあいだ、自分以外の周りは薄暗い灰色や色深いブルー、真夜中の森の中にいるような感覚になるのも好きです。

中学生になると図書室の読める本の幅か拡がりました。
この時もホラー小説は大好きで、山田悠介の作品は一通り読み倒しました。

この時またべつの作家を好きになります。
乙一さんでした。

これなど有名です。

小説を元にしたマンガも出ています。
他にはGOTHも有名になり、映画にもなりました。

乙一さんは死体描写やグロ、怪物(人とは言えない類のモノなど)の表現にリアリティがあり、想像出来る、いや、想像せざるを得ないとこまで、続きを読まずにはいられない!となりすっかり虜になってしまった作家さんでした。

中でも文章や内容が好きなのはこちらです。

夏と花火と私の死体

視点がとにかくおもしろいのと
子供特有の無邪気さ残酷さがあり、現実的にも有り得るのでは…と深く考えてしまうような作品でした。

あとこの

暗黒童話

これもまた、ひと味ちがう不気味さ、グロさや謎に触れる内容でどんどん読み進めてしまいました。

その後塾で、英語の先生が変わった先生で色んな小説を教えてくれた中で1番気に入った作品がこちら

クリムゾンの迷宮

これは色々と広大な話で予測不可能な展開があり大好きでした。

とりあえず、今回本についてはここまでにします。好きな本についてたくさん自分なりに、ネタバレをなるべくせず書きました。
画像つきの小説は、今回この文章を見て頂いた誰かにも取って欲しい1冊でもあります。ぜひ、本に呑み込まれて欲しいです。
独りの世界が拡がり続けていても、手に取った日の思い出と一緒にいつでも慰めてもくれる本は素晴らしいです。

#ミスiD2019 #ミスiD

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