見出し画像

日々を回すだけならば... 「イレコ手帳」

ふと、定期的に使いたくなる手帳があります。
それが、イレコ手帳。

画像1

こちらの手帳を知ったのが、2015年の後半だったと思います。
10月からビッシリと書き込んでありました。
イレコ手帳は1年が前半・後半の2冊に分かれていますが、その年の後半が近くなると、前半を除いた後半だけの購入も可能です。

画像2

イレコ手帳の大きな特徴は、

1. 月間と週間を同時に見ることができる
2. 薄い
3. MOLESKINE (能率手帳ゴールド、LEUCHTTURM1917 など) に収まる

1. 月間と週間を同時に見ることができる

これは、実際に使ってみるまで分からなかったのですが、月間と週間ページを行ったり来たりすることなく、同時に見れることの快適さ。
それが本当に素晴らしい。
先を見通すことができる安心感。
この安心感を得たいがために、イレコ手帳に戻りたくなることがあります。

2. 薄い

とても薄いです。
お使いの方にしか通じなくて恐縮ですが、トラベラーズノートの週間ダイアリー・リフィルも前後半に分かれていまして、それと同じくらい薄いです。
イレコ手帳はトモエリバー用紙が使われているので、さらに薄く感じます。

3. MOLESKINE (能率手帳ゴールド、LEUCHTTURM1917 など) に収まる

これも私にとっては大きな要素です。
イレコ手帳がモレスキンに収まるサイズであることは、商品サイトでも紹介されていました。

2020年の能率手帳ゴールドは小型版から通常のサイズに戻したので、イレコ手帳を入れることができます。
そのため、2019年の年末から常に一緒に持ち歩いていました。

画像3

画像4

2015年当時の使い方として、週間バーチカルの時間軸ごとに1日の内容をこまごまと書いていましたが、スペースが狭いので書き切るのが難しい。
そこで、今回はバレット・ジャーナルの要領で、時間軸は無視してタスクをひたすら書いていました。
その他の残しておきたい記録は、能率手帳へ。

月間スペースには、夫の出張予定、息子の習いごと、私の英会話レッスンなどのスケジュール。
そして、2015年当時のようにハビット・トラッカーも書き込みたかったのですが、この時点では実現していません。

画像5

能率手帳よりもずっと薄い MOLESKINE CAHIER と一緒に持つこともできます。
とても身軽で憧れます...。

画像6

画像7

さらに、外出時にノートさえ必要なく、付箋さえあれば良いのなら、イレコ手帳一冊で済みそうです。(手帳専用の薄いカバーも販売されています。)
そんな潔さ、憧れます...。

画像8


しかし。
上記の私の文章が過去形なのは、結局、イレコ手帳の使用が1.5ヶ月ほどしか続かなかったから...。

まず、能率手帳ゴールドとの併用。
以前に書いたように、能率手帳に書く内容は長期に渡って残しておきたい記録が主のため、書き込む時は走り書きではなく、少し立ち止まって時間が必要。
さらに2歳の息子との生活で、息子が起きている時間にゆったりと能率手帳を開くことはなく、息子が寝てから、あるいは週末にまとめて書くことも...。
そうなると、日々のスケジュールとタスク管理のために頻繁に開くイレコ手帳を、能率手帳と一緒に持ち歩く必要がないのです。

それならば、MOLESKINE や LEUCHTTURM1917 などのノートと一緒に持ち歩くのはどうか。
これはアリだと思います。
バレット・ジャーナルのスケジュールとタスク部分をイレコ手帳へ、その他のメモ部分をノートへ。
(これがバレット・ジャーナルと呼べるものかどうかは分かりませんが。)

ただ、これは私だけに起こる現象かもしれませんが...。
バレット・ジャーナルに自分なりの工夫を加えると、魔法が解けます。

私は紙も筆記具も大好きですから、小さいものをいつでも持ち歩いてきました。
でも、本当に残念なことに、活躍する機会がほぼありません。
これは私の面倒くさがりな性格のせいだと思っていました。
しかし不思議なことに、バレット・ジャーナルには書けていたのです。

以前にバレット・ジャーナルが続かなかった理由を書きました。

基本通りに続けていくうちに、もっと便利に使いたくて、自分なりのアレンジを加えたくなります。
私の場合は、タスクを裏ページから書くことで、ノート部分と分けました。
その方が、タスクとメモの混在一体の中から、目的の内容を探し出す時間が減り、振り返りもしやすくなると思ったのです。

実際、見やすくなりました。
でも、そうするとバレット·ジャーナルの魔法が解かれたように、それまでアイディアでも、思いつきでも、どんどん書き留めていたことを、今度は全く書けなくなるのです。
(どうしてなの⁈ と自分に聞きたいくらい...)

そのため、私の場合、とても薄い MOLESKINE CAHIER をイレコカレンダーと一緒に持ち歩いたとしても、残念ながら中身は白紙のままだと思います。

それならば。
ノートさえ持ち歩かず、付箋だけでOKとする。
少なくとも息子と一緒の平日は、外出先でノートが必要になる場面はほとんどないので、付箋で事足ります。
自宅ではどうするか。
能率手帳に書き写すほどではない、でもちょっと残しておきたい記録を付箋に書くとして...
その後、その付箋を失くすことなく、見やすく整理しつつ振り返りつつ、必要なくなった時点で処分するまで、良い保管方法が思いつかないのです。

スケジュールとタスクさえ回れば良いならば、イレコ手帳があればいい。
メモを長期的に保存することさえ考えなくて良いのですが。

(ここで紙で残すことにこだわらなければ、付箋をスマートフォンで撮って、画像を Evernote のようなアプリに保存すれば OK。あるいは、そもそも付箋にメモする必要さえなく、最初からメモアプリに書き込んでしまえば...。それを言ってしまうと、スケジュールは ‎Google Calendar、タスク管理は Google Keep で済むわけで...。)

結論として、最初から保存までの流れが完成しているシステム手帳の最小サイズ:マイクロ5にメモすれば良いということになり、システム手帳ならスケジュールもタスクも一緒に書き込めるわけで、それならばイレコ手帳を持つ必要がない...ということに。

イレコ手帳、とても好きなのですが。