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アメリカ大統領選がおもしろい?!〜お金持ち対決編

アメリカ大統領選挙。トランプ大統領のライバルとなる民主党の候補者が誰になるのか。きょうは「トランプさんより金持ち‼️」と言われる世界9位の大富豪マイケル・ブルームバーグさんについて。

NHKの特集サイトによると、民主党の立候補者は、現時点で、以下のとおりです。

ジョー・バイデンさん、エリザベス・ウォーレンさん、バーニー・サンダースさん、ピート・ブティジェッジさん、マイケル・ブルームバーグさん、エイミー・クロブシャーさん、トゥルシー・ギャバードさん。

Mikkoちゃんは、バーニー推しですが、ブルームバーグさんが有利とも言われているようです。

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ブルームバーグが有利なのは、とにかくお金が無限♾にあるから(emoji)(emoji)

アメリカの選挙は、みんな寄付(献金)を主な財源に行なっているの。
背景を書くと長くなりすぎちゃうんだけど、とにかくアメリカは企業が献金し放題なのです(!)(!)(!)大抵の政治家は、企業や富裕層にお願いして寄付(money bag)をもらっていて、だから民主党、共和党を問わず、どんどん政策が財界、企業寄りの方向に動いてる。
今回の候補のなかで、バーニーとウォーレンだけは、企業PAC(政治資金団体)から献金を受けないと宣言して、個人からの献金を主な財源にして戦っているの。(emoji)
そして、今までに前例のない第3の道が(")すべて自己資金(")のブルームバーグ。
最初はブルームバーグもお金だけ出して応援する側だったんだけど、途中で「バイデンでは勝てないし(企業に厳しく労働者寄りの)バーニーやウォーレンが候補になっては困る」と判断して、自分が参戦することに。参戦時期が遅かったから最初の方の州(の党大会での選挙)は飛ばして、カリフォルニアとか、票数の多い州にターゲットに絞ってるの。他の候補がアイオワで選挙戦をやっている時に、プライベートジェット(airplain)でカリフォルニア中を飛び回り、全国でものすごい数の広告を出してるの。
で、穏健派のバイデンの先行きが暗くなってきて、ピートも全国的にはなかなか難しいかもしれないとなると、次はNY市長としての実績があって、トランプを「ビジネスの負け犬」(dog)扱いできる大金持ちのブルームバーグというわけ。
トランプは実はビリオネアではないんじゃないか(emoji)と言われているけど、ブルームバーグは世界9位の本物のビリオネアだし、親にお金をもらってビジネスをしたトランプと違って、自分で成功した人だからね。
民主党に投票する人が弱気になると、「大きな力で救って欲しい(emoji)(emoji)」みたいな気持ちになって、ブルームバーグみたいな人が有利になると思う。
それに、バーニーやウォーレンに増税されるのを恐れている富裕層にとっては「穏健派のなかでもブルームバーグを応援すれば自分は寄付しないで済む(emoji)(emoji)」っていう利点もある。民主党は上にも書いたように、献金してくれる企業を敵に回したくないので、断固反バーニー(emoji)なのです。企業広告が財源のメディアも同じく。

Mami「なるほど〜。今まではとにかく企業からの資金力がたいせつだったわけね。富裕層にも労働者層にも両方に支持されるのって、かなり難しいね。日本みたいに無党派層がkeyになってくるのかしら?」

今のアメリカは、右派、左派という軸の他に、エスタブリッシュメントと呼ばれる既得権益の恩恵を受けている人たちと、労働階級の人たちに真っ二つに分かれているの。
民主党本部や多くの候補は左派、エスタブリッシュメントで、バーニー、ウォーレン、アンドリュー・ヤンは、非エスタブリッシュメント(ポピュリスト)と呼ばれているよ。
2016年のトランプ対ヒラリーの選挙では、民主党に投票した人よりも、共和党に投票した人よりも、「投票しなかった人」が一番多かったんだって。(これは主に若者と、政治に絶望して諦めている人たちや無関心な人たち)

Mami「前回投票しなかった人は、トランプになってしまったことをどうおもっているのかなぁ」

バーニーは「これまで投票しなかった人を呼び込んで勝とう!」と言っていて、
エスタブリッシュメント側は「その時によって共和党に投票したり、民主党に投票したりしている人たち、つまりオバマに投票し、前回はトランプに投票した人を取り戻そう」と言っているの。

Mami「オバマさんは?何?ポピュリスト?」

私もね、オバマさんはかなり左寄りの人だと思っていたの。でも、今回色々知っていくうちに、オバマさんは選挙はプログレッシブ(ポピュリスト)として戦ったんだけど、実際大統領になってからは経済アドバイザーをゴールドマンサックスの人たちで固めたりして、かなりの財界寄りだったんだって知ったの。それがいけないという訳ではないんだろうけど、オバマさんをプログレッシブだと思って応援していた人たちは失望したみたい。(downcast)リーマンショックのあとだったから、冒険はできなかったというのもあるかもしれないけどね。でも、オバマさんはかなり強い反バーニーみたいよ(!) 

Mami「私はトランプを選ぶことは???と思っちゃうの」

私もいまだにアメリカの半分がトランプ大好き(heart)(heart)というのが信じられなくて(!)
でも、見ているメディアが違うと、得ている情報が違いすぎて、まったく別の世界に住んでいる感じなんだと思います。オバマさんはきっと強欲な人ではないと思うんだけど、やっぱりエリートなんだろうね。エスタブリッシュメントと呼ばれる人も、文化的、社会的なこと(LGBT、中絶、マリファナ解禁、環境に(ある程度)優しくしようみたいなこと)についてはリベラルなんだよ。

Mikkoちゃんの説明は、まだまだ続きます、、、

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