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道産子技術者が北海道でAI技術を活かし活躍|株式会社テクノフェイス【会員インタビュー】

※ 当記事は、2018年10月に取材したものです。

今回は北大発のベンチャー企業、株式会社テクノフェイス 代表取締役 石田様です。

道産子IT技術者は地場でこそ活躍してほしいという想いについて、お話を伺いました。


ーまずは、テクノフェイス様の採用状況をお話いただけますか?

今当社で積極的に取り組んでいるAIのスキルは従来のITとは全然違いまして、プログラムができれば、コミュニケーションができれば、というレベルではないんですね。データ分析、論文調査等の基礎的な研究の経験があると、すっとはいってきやすく、なじみやすいため、大学院などの新卒を積極的に採用しています。

ー今回のテーマ「道産子IT技術者は地場でこそ活躍してほしい」という想いについて、お聞かせいただけますか?

もともと北大出身の技術者は地場で就職をする方が少ないんですよね。北海道に残りたいという本音がありながら、表に出していない方が多くいて
北海道でも面白い仕事に就けますよ!というアピールが売りになっています。

北海道が好きだ、離れたくない、地場のいい環境でスキルを発揮したいという方に来ていただきたいと思っています。

ー道内出身者の割合を教えてください。

Uターンを含め、8割方、道内出身者です。海外メンバーも2名いますが、北海道が好きになって定着されています。
離職率もかなり低く、創業以来、17年続いていますが(2018年現在)、離職はほんの数名のみとなっています。大学から声がかかり、大学教員に戻った方、家庭の事情でアメリカに戻られた方など、ネガティブな理由で離職された方がいないというのは、自慢ですね。

ー北大出身の方の割合は、どれくらいですか?

北大出身は3分の1くらいですね。

ーテクノフェイスで働こう!と社員の皆さまが決めた理由というのは、どういったものが多いのでしょうか?

うちの会社に決めた理由で多いのは、転勤がなさそうだということですかね(笑)

スタッフの特徴として、とてもスキルの高いメンバーが揃っています。個々の得意分野で、それぞれが秀でていますので、目指す先を走っている先輩方の存在が刺激になっているようですし、
なにより、社員間でお互いをリスペクトしあう文化が根付いているというのは、魅力的なようです。

社内は技術者ばかりで、自分たちでモノづくりをするというスタンスの会社ですので自分自身が成長できるというのも魅力だと思います。

ー今後、会社として目指す方向性について教えてください。

やっとAIの波が来たという感じですね。

弊社はもともと、北大の研究室で人工知能の研究をしていたメンバーが中心の会社でした。20年以上前のAIブームも終息して、当時はビジネスにならないだろうと思い、一度諦めかけていた技術だったんですね。しかし現在では、非常にニーズのあるビジネスに変わってきていますので、会社のコアの1つとして力を入れていきたいですね。

ー御社の業務について、教えてください。

AIに関しては、お客様の技術に対するイメージがバラバラな状況です。

ルールベース、機械学習、進化計算など様々な手法がありますので、お客様の状況、要望にあわせてディープラーニング、あるいはそうではない形など、広くより良い形を提案しています。
また、AIだけではなく、大規模な業務システムのクラウド化といった受託開発も、会社として大きな事業の一つです。ハード関連の調達も含め、一式まるごと請け負うことができるというのも強みにしていきたいですね。

他には、自社製品の開発も行っています。様々なソフトウェア製品をこれまで制作してきましたが、技術者ばかりでしたので、販売活動そのものが下手だったんですね。

最近は技術者自身がメルマガを書いたり展示会にでてみたりと、今までと違ったアプローチが始まっています。今は、創業以来初めて、営業担当が入社しました。マーケティングだったり、売ることの楽しさを1歩1歩、みんなで経験しているというところです。

ーどのような人材を求めていますか?

根底には、もうろん、技術が好きな人というのはあります。新しいものを取り入れることを厭わない人、楽しめる人。そして、自分の成長のためにあらゆる手段を講じながら前に進める人。そういった方と一緒に成長していきたいと思っています。

ありがとうございました。


株式会社テクノフェイス様の人材への想いをご紹介させていただきました。

北海道を盛り上げていきたい、北海道を引っ張っていける会社でありたいという想いをインタビューを通じて、強く感じることができました。

※ 当記事は、2018年10月に取材したものです。



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