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032 | 個人事業主が作りたい収入タイプ

福岡で商業デザインを本業としながら、Webマガジン『ミッケ!フクオカ』の編集長でもあるおしけんです。note投稿32回目。今回は『個人事業主が作りたい収入タイプ』です。

企業に勤めている場合は、どうしても『会社から給与をもらう』という認識で仕事をするので、なかなか考え方としては伝わりにくい部分があります。基本的に企業であっても個人事業主であっても、『発生するお金(収入)は他人の財布にある』ということ。業態によってはエンドユーザーだったり、クライアントだったり。技術や商品を提供することで、他者の財布から報酬をいただいているものになります。

個人事業主の場合、一般企業に比べると収入の規模も小さく、様々な要素によって左右されるケースも多いです。

例えば独立したての時期は、とにかく生活や収入を安定させるために、多少金額に目をつぶっても受注したり、本意ではない業務を受けることもしばしば。これはもう、ある程度仕方ないことではあります。嫌なことも望まないこともやらなきゃいけない。自分も独立当初は、収入が足りなければバイトでも何でもやろうと思ってましたし、今でも必要があればいつでもやるつもりです。

自分も4期目に入って、少しずつシフトしていきたいと考えている収入のタイプがあります。それは

〝環境に左右されにくい収入源を作ること〟

企業同士の付き合い以上に、個人事業主やフリーランスの仕事はちょっとしたことで揺らぎます。取引先の業績はもちろん、営業担当が変わったり事情が変わるだけでも、そのクライアントからの収入が突然ゼロになることも。

書いたり言うのは簡単ですが、これが本当に難しい。それでも、長く仕事を続けていく上ではやっぱり避けて通れないところ。これは本業でも他のスキルでも何でもいいんですが、時間と労力を割くことで、もしくはアイデアや仕組みを作ることで、安定的に計算できる収入源をつくること。生活費ではなく少額でもいいので。ひとつカタチができたら、それをベースに次の手を組み合わせで考えられる。

ただ、そう言う意味では『環境に左右されにくい』という要素は、クライアント選びや仕事のパートナーを選ぶ際にも、とても大事なポイントになってくる。

これからはしっかりしたスキルや経験プラス、フットワークの軽さやアイデアやバックボーンを持っている『個』の時代。自分の働く環境や仕事相手も、キチンと選んでいきたい。