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027 | 働き方改革で試される企業

福岡で商業デザインを本業としながら、Webマガジン『ミッケ!フクオカ』の編集長でもあるおしけんです。note投稿27回目。今回は『働き方改革で試される企業』というお話。

そもそも自分のような個人事業主やフリーランスで仕事をしている人にとっては、『毎日が働き方改革』なわけで、仕事の管理から方向性、ルールづくりまで全て自分で決めていかないといけないわけです。(もちろん取引先や業務内容でどうにもならないこともあるけど)

2019年4月1日から順次、働き方改革関連法が施行されてます。これにより企業での労働環境がどう変化していくか、それこそ企業によって様々な対応がなされているわけで。ただ、現状あちこちの企業で有効に対策ができているところの話はあまり聞こえてきません。(実際、うまく働き方改革を取り入れられている企業は2割にも満たないとか)

これはあくまで個人的な考え。『働き方改革』のような国の施策に対してよく「現場を知らない議員が勝手に決めやがって」的な感想を持つ人がいるけど、これってそもそもお門違いの感覚だと思うんです。国は個別の環境や条件に対してあれこれするわけなくて、あくまで全体的な観点で〝こういうことを守ってくださいね〟的な大枠の方向性を示していくわけですよ。なので、もし働き方改革が全然反映されない!もしくは逆に面倒なことや負担が増えた!という状況にある人は、外でもない『所属している企業の力量』がそうさせているわけです。「国が〜」「政治が〜」と言う前に、上長なり経営陣なりに意見するのが筋。

で、なんだかんだ言って、世間で注目される点は『時間外労働』と『給与』の部分。

とにかく働き方改革が足枷になったり、失敗している企業のほとんどが、残業禁止だから帰れとか、強制的に消灯とか、安直な対策をしているパターン。その結果、スマホやオンラインのツールで、帰宅後や休日に仕事のやり取りが増えた…とかね。これって経営陣もしくは部門の責任者が、いわゆる働き方改革の本質を理解できてなくて、ルールだけ追いかけているところ。こういう対策をしている企業だと、勤めている人たちは大変だよなぁと、勝手に心配してしまう。きっと無理やり仕事を詰めているはず。

給与に関しては、ある意味どうしようもないところ。よく「給料が低くて生活が苦しい」「能力が評価されていない」と聞くけれど、それが所属している企業での評価。当たり前だけど企業なので、全体の売上の中から給与の割り当てが行われるので、能力やスキルがそのまま=給与換算されることはない。そしてその企業で働くのを決めているのは自分である以上、交渉するか転職するか独立するかの選択しかないわけです。働き方改革で残業代がなくなるから困る、というのは企業と本人がそういう給与形態で契約しているからなので、そもそもその仕組み自体に問題がある。

いずれにしてもこういう問題は、みんながみんな同じケースに当てはまらないから難しい。でも、こういう制度としての号令がなければ、いつまでたっても後回しになるものでもあるから、それぞれが知恵を出し合っていかないといけないもの。労働者側は企業に対して、いかに自分が今の雇用条件以上に貢献できるかパフォーマンスを発揮できるチャンス。企業側は、給与と売り上げを洗い直して、場合によっては体制をスリム化→業務を外部にアウトソーシングすることも検討する機会になる。

昔の企業神話だった終身雇用は有名無実となってしまっている今、働き方改革も個で考える時代かと。独立して個人で働く人も増え、今度はその各専門の人たちがチームとして仕事をする時代。経営側にとっての企業ではなく、働き手にとってより仕事に不安なく向き合えることが大切な今だからこそ、企業も個人も『働き方』自体に対して、もっとそれぞれが考えていくことが大事。

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福岡/商業デザイン/【福岡ツイッターナビ】アカウント運営/SNS発WEBマガジン【ミッケ!フクオカ】編集長。商業デザイナーとして、WEBマガジン編集長としての雑記あれこれ。
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