見出し画像

不動産鑑定士会計学対策で使える中小企業診断士財務会計の正誤問題(R1診断士過去問より)

はじめに

不動産鑑定士試験受験生の皆さん、こんにちは。

税理士兼不動産鑑定士合格者の井上幹康です。

ちょうど先週末に令和2年度の中小企業診断士一次試験が実施されました。コロナで大変な中、受験された方はお疲れ様でした。診断士受験生のTwitterとかを見ていて、一次試験で出る財務会計の問題ってどんなのだろうかと気になったので、ネット上で公開されている過去問を見てみたところ、不動産鑑定士会計学対策の基礎チェック的に使えそうな問題がいくつかありましたので、以下抜粋してご紹介します。

令和元年中小企業診断士一次試験財務会計より抜粋

第6問
棚卸資産の評価に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 棚卸資産の期末評価において、帳簿価額と比較すべき時価は再調達原価である。
イ 棚卸資産の評価方法として認められている方法のうちに個別法は含まれない。
ウ 棚卸資産の評価方法のうち売価還元法は、取扱品種の極めて多い小売業等の業種において適用される方法である。
エ 簿価切り下げによる評価損は、原則として営業外費用または特別損失に計上する。

第7問
負債の会計処理と開示に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 資産除去の義務を伴う有形固定資産を取得した場合、その資産の除去に要する支出額の割引価値を、資産除去債務として負債に計上する。
イ 支払手形や買掛金は、決算日の翌日から 1 年以内に支払期限が到来するかどうかを基準として、流動負債と固定負債に区分される。
ウ 主たる営業活動以外の取引から生じた未払額は、未払費用として負債に計上される。
エ 将来における大地震等の天災に備えて、災害損失引当金を設定することができる。

第12問
有形固定資産を売却することで得た資金の全額を、長期借入金の返済にあてたとする。他の条件を一定とすると、これによるキャッシュ・フロー計算書および財務比率への影響に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a 財務活動によるキャッシュ・フローは減少する。
b 自己資本比率は上昇する。
c 投資活動によるキャッシュ・フローは減少する。
d 流動比率は上昇する。
〔解答群〕
ア aとb
イ aとc
ウ aとd
エ bとc
オ cとd

解答は、中小企業診断士協会HPリンクにてご自身でご確認ください。令和2年度の過去問もアップされたら見てみて、有用な問題があればまたアップしようかと思います。



はじめまして。ご訪問ありがとうございます。開業税理士の井上幹康と申します。