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出身大学のレベルが高い人=社会人になって難関資格合格しやすい人?

皆さんこんにちは。税理士兼不動産鑑定士試験合格者の井上幹康です。

私自身これまで社会人で難関資格(司法試験、公認会計士試験、税理士試験、不動産鑑定士試験、司法書士試験等)の勉強して合格された方を多くみてきましたし、実際付き合いのある士業の先生とも「資格試験の勉強」について話すこともあります。

そんな中たまに出てくる話が、「出身大学のレベルが高い人は、社会人になって難関資格に受かりやすいか。」という内容です。

このテーマについて、私自身は、必ずしも出身大学のレベルが高いという必要はなく、本気で大学受験勉強を経験しているかどうかという点が社会人受験生の難関資格の合否に少なからず影響を与えていると思います。

大学受験の勉強の過程は高校生、浪人生によって様々です。

通っている高校のレベルが高く、高校の授業を消化していればおのずとある程度の大学に受かるくらいの場合もあれば、予備校、塾に通う場合もあります。

いずれにしろ、本気で大学受験の勉強をしていれば、自分でいろいろな勉強方法を試したり、とにかく自分の成績を上げるべく、置かれている環境下で必死にもがき苦しみ、試行錯誤を繰り返しているはずです。

その試行錯誤した経験が、まさに社会人になって難関資格に挑戦するときに大きく効いてきます。

私自身の話をすれば、高校3年間ずーっと地元の群馬大学医学部医学科を目指して毎週50~60時間程度勉強をしていました。結局高校3年最後の模試ではA判定までたどり着きましたが、センター試験で失敗し、不合格。浪人時に進路変更して医学部をあきらめてしまいました。

その後いろいろあり、大学在学中に気象予報士試験に合格し、社会人になって税理士試験に合格し、最近では不動産鑑定士試験に合格しました。

社会人で仕事しながらすごいねとか言われますが、それもこれも、全て医学部受験の経験があったからこそ成しえたものだと思います。

もちろん、大学受験の勉強をしてこなかった方が、社会人になって難関資格試験に合格できないということでは決してないです。

チャンスは平等にあります。

ただし、社会人で難関資格試験に挑戦する場合、自分の置かれた環境下でいろいろな制約がある中長い勉強期間を乗り越えていかないければなりません。そうした際に、過去に大学受験勉強の経験があるのは大きな財産になるということです。

私のように、大学受験は本気で頑張ったけど夢かなわず、違った進路を歩んで今社会人やっている方がいるとして、もし今何か難関資格試験に挑戦しようかどうか悩んでいるとしたら私は挑戦してみる価値はあると思います。

人生たった一度きりです。

大学受験を本気で頑張っていた頃の過去の自分を信じて、もう一度新たな夢に向かって挑戦してみるのも悪くない気がします。

年を重ねるとサラリーマンであれば給与は上がるし、家族はできるし、資格試験の勉強だけ考えていればよい環境ではなくなりますが、そうした環境下でも合格している方はいます。

環境や年齢を言い訳にせず、自分より厳しい環境下で合格している先人がいることを忘れずに、愚直に毎日努力を重ねれば、難関資格試験の1つや2つ受からないことはないと個人的には思っています。


はじめまして。ご訪問ありがとうございます。開業税理士の井上幹康と申します。