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辛くてやめたくなった時、はじめた頃を思い返す

税理士試験の合格発表まであと2ヶ月きってますね。

8月の試験後に次の科目の勉強を続けている方、別の資格(宅建やFPなど)の勉強をしている方、一旦勉強から遠ざかっている方、様々だと思います。

次の科目の勉強を続けている方は、答練の結果が良い方はそのままの調子でいけばよいですが、そうでない方もいると思います。

私自身、受験生の時は答練の結果がメチャクチャ悪かったことはないのですが、それでも点数や順位が悪いときはありました。

答練の結果が悪くてもあくまでも答練であり、本試験ではありません。

答練の結果が本試験で加味されることもありません。

極論は答練ができなくても本試験ができれば受かります。

答練の出来が悪い時は、例えば、でできなかった問題に出会えてラッキー。次同じのが本番ででたら解ける。とプラス思考でいきましょう。

またそれでも、勉強時間が思うように捻出できず、答練も悪い結果が続くと辛い気持ちで押しつぶされそうになり、もうやめようかと思う方もいるでしょう。

そこでやめても誰も責めないでしょうが、一度一番はじめの頃、つまり勉強を始めたころの自分を思い出してみてください。

最初はほとんどの方が簿記から入るかと思いますが、勉強自体が楽しかったのではないでしょうか。

私自身もはじまりは簿記3級からでしたが、最初は新しい勘定科目が出てきただけで新鮮な気持ちになり1つ1つ覚えていくのが楽しくて仕方ありませんでした。

なんで最初はあんなに楽しかった勉強がこんなに辛くなるのだろうか。。。

勉強時間が捻出できないことに苛立ち、目先の問題の中身ではなく解ける解けないとか復習回数や解答時間に、答練の中身ではなく点数や順位にこだわりすぎていませんか。

私はそうでした。

いわゆる結果にばかりに気を取られてると結果にたどり着くまでの過程を見失います。

勉強を始めたばかりのころは、1つ1つ理解して覚えていくのが楽しくて結果として試験の合格がついてくるという良い状態が、いつの間にか結果ばかり追いかけるがあまり、1つ1つコツコツと理解して覚えることを忘れてしまいがちになります。

不合格の時の本試験を封印してしまって復習、自己分析せず、ダメな自分から目を背けている方、

悪い点数の答練を解説もろくに熟読せず、ただ回数だけたくさん解いて点数をあげて満足している方、

はじめから出題可能性の高そうなランクの理論暗記(山張り)に走っている方、

もろもろ焦るあまり問題集の解く回数や時間にこだわりすぎている方、、、

気持ちはわかりますし、私もそういう時期はありましたが、いま私が振り返って1ついえるのは、やはり時間がかかっても1つ1つ理解して着実に積み上げていかないと結局は付け焼刃でしかなく、今の本試験には通用しないと思います。

遠回りに見えますが、できない問題があれば1つづつその問題の解説を読み、根拠条文を読み、根拠通達を読み、、、という地道な理解を積み重ねる勉強が結局は合格への一番の近道だと思います。

英単語もそうですが、自分で長文を読んでわからなくて1つ1つ辞書で調べた単語ってなかなか忘れないんですよね。一方で英単語集で丸暗記した単語はぽろぽろ忘れてくんですよね。

はじめまして。ご訪問ありがとうございます。開業税理士の井上幹康と申します。