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「一か月くらい前からウオノメが痛くなり始めました。どうしたらいいでしょう?」土岐市のKさんからこんなお問い合わせがありました。立ち仕事で歩き回ることも多いKさんですが、ウオノメに悩まされ、ご相談にのったのが切っ掛けでした。

ヨコアーチの崩れとウオノメ

足にはヒトが立って歩いたり、色々な運動ができる「アーチ」という構造があります。ドーム状の屋根を形作っておりタテ方向に二か所(タテアーチと言います)、横方向に一か所(母趾と小指の付け根を横断する直線上にあるのでヨコアーチと言います)、それぞれが「三脚」の要領で足のウラから支えています。タテアーチは細かい骨が寄り集まり関節でつながっています。さらに関節同士を筋肉や靭帯(じんたい)などが繋ぎ合わせばらばらにならないようにしています。歩いた時片足に体重がかかると筋肉や靭帯は床方向に伸びて沈みます。同時にヨコアーチも床方向に沈み横方向にも広がります。持ちあがると縮んでアーチはもとの位置に戻ります。これを何度も繰り返して歩いていることになります。
ところが、関節に支障が出てくるとアーチが元の位置に戻りにくくなったり過度に床方向に沈むようになることがあります。足裏の指のつけ根には「骨頭(こっとう)」と呼ばれる骨のふくらみがあります。ヨコアーチの沈み込みが激しいとこの骨頭部が靴の中敷に押し付けられその刺激でウオノメを発症しやすくなります。

中敷の効果と摩耗

Kさんの場合もアーチの崩れが原因だったので、足裏からアーチを支える中敷きを利用して、痛みの軽減を図りました。但し、靴底が地面に接しているのと同じように中敷きは足を直に載せているので「摩耗」を起こします。
体重圧や足裏からの発汗で踏みつけ部(ヨコアーチ周辺)のクッション性が無くなったり中敷き自体がツルツルと滑りやすくなると、中敷きの「寿命」が来たと言えます。
個人差や使用される頻度にもよりますが、半年くらいで交換が必要な方もおられます。
Kさんはほぼ毎日7,8時間のペースで一足の靴を履いておられるので、消耗度も大きかったようですね。
早速中敷きを交換し歩いて頂くと「ホントだ、痛みを感じない」という感想が返ってきました。
足のトラブル、特に痛みは庇っているうちにヒザや腰にまで痛みが出ることがあります。パーツの修理や交換で、早めに対応したいですね。

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