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【1000の日々】869/1000

カウントダウン860番台の始まり。
目の前のお仕事に追われているとこの淡々としたカウントダウンの重みをいっそうよく感じられる。お仕事はお仕事、自分のプロジェクトはそれとはあくまで別、そして自分の感覚とは別に時間は止まりもせず遅くも速くもならず、流れる。

友人知人が勧めてくれた本がいくつかあり、ようやく読める状況になってきた。ここ3、4週間は楽器にもろくにさわっていない。エクササイズもほとんどしていない。

展覧会カタログ編集という高地マラソン中だったのだからしかたない、と考えるか、それはやはり自ら選んでそれらを犠牲にしたのだとちゃんと自覚すべきか。それなりの経験を積んだいまの自分は、後者を選ぶ。このような質と種類の犠牲を差し出すことの代償がどれくらいになるかもわかるようになってきたのだし。お仕事でできあがるものと自分が払う代償を天秤にかけた時に釣り合うのか、どう傾くのか。

計算高い生き方はもともとできない方だ。好きなことを仕事にしているのに天秤とは、とも言われそうだ。が、好きでやりがいがあることをすることで雇われているだけに、天秤は必要なのだ。それに自分の残り時間の使い方には自分以外の誰も責任を持ったり保証してくれるわけではない。天秤にかけないならそれも選択のひとつ。かけると決めたのであればがんばって天秤にかけて自分なりに見定める。

今日は自分のための企画書を書いてみようと思っている。カウントダウン日記130回を経てやっとここ。

20240604



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