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【1000の日々】863/1000

ちょっとした地獄だったカタログ編集、その後に気をつかう作品集荷、いずれも分担作業分を終えた後の1週間は、久々にスケジュールも気分も少し余白がある。と思ったら思わぬ来客があったり、以前から予定していた食事会の日になったり、少し体調を崩してせっかくの休日が頭痛で潰れたりして、余白はすぐに消え去ってしまった。

けれども自分プロジェクトは手放さずに毎日ほんの少しでも手探りを続けている。大人の自由研究にすぎない、のだが、今日は日曜日の出勤だし、思い立って午前中2時間ほど休みをとり(1時間単位で休みを取れる仕組みは本当にありがたい)、頭痛脱出を祝してどうしても集中して読んでおきたかった自由研究文献と向き合い始める。

10年近く前に入手して線も引きながら少し読んだものなのに何ひとつ覚えていない。仕方がない、いまものすごく関心のある問題が当時の自分には全く見えておらずピンと来ることもなく、期待はずれな本だったなと勝手に決めつけていたのだった。恐ろしすぎる、が、あるあるではある。

記憶力も情報処理能力も10年前より壊滅的に落ちている。けれども、自分にとって切実に面白い問いにかじりつくのは今の自分の方が長けている気もする。ただ無駄に生きてきたわけでもないよと自分を慰める。

20240623

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