12月16日(月)kindle無料ダウンロードキャンペーン「選ばれる宿の法則」
本書の一部公開部分は、一番最後にあります。
顧客アンケート選書第2弾、12月10日(火)17時より「選ばれる宿の法則」~顧客アンケート(NPS)×デジタルで実現する 感動体験の作り方~の発売が始まりました!
つきましては、12月16日(月)17時~5日間の日程で、無料ダウンロードキャンペーンを実施します。
ダウンロードしてご一読いただき、レビューをいただけるとうれしいです。
また、お知り合いの宿泊施設様がいらっしゃいましたら、どしどし転送していただけますとありがたいです。
どんな本かわかるように、簡単に「選ばれる宿の法則」の内容をご紹介します。
【本書の特徴】
デジタル時代の宿泊施設経営に特化した実践的ガイド
NPSとデジタルツールを活用した具体的なCX改善手法を詳説
実在する施設の改革事例を徹底解説
すぐに実践できる「実践ポイント」を各章末に掲載
【内容紹介】
宿泊施設の経営者・実務担当者必読の一冊。本書は、顧客満足度向上とデジタル活用の両立に悩む宿泊施設に、具体的な解決策を提示します。
第1部では、NPSを活用した顧客理解、効果的なデジタルツールの選定・導入、持続可能な経営との両立など、CX改善の理論と実践方法を解説。
第2部では、青森県の旅館の改革事例を詳細に分析。休館日の設定、デジタル化への挑戦、地域との共生など、具体的な成功事例から学べます。
デジタル化が進む現代だからこそ、本質的な「おもてなし」の価値を再定義し、選ばれ続ける宿泊施設となるためのロードマップを示します。
【こんな方におすすめ】
宿泊施設の経営者・実務担当者
顧客満足度の向上を目指す観光業界関係者
デジタル活用と接客サービスの両立に悩む方
持続可能な観光地づくりに携わる方
【目次】
第1部:CX改善の理論と実践
• プロローグ:選ばれる宿泊施設への挑戦
• 第1章:新時代のCXを理解する
• 第2章:顧客の声を可視化する
• 第3章:デジタル活用でCXを進化させる
• 第4章:リアルな感動を設計する
• 第5章:持続可能な経営とCXを両立する
• 第6章:地域との共生でCXを広げる
• 第7章:次世代のCXを創造する
第2部:CX改善の実践事例
• 第8章:ケーススタディ:ホテルグランメール山海荘のCX改革
• エピローグ:選ばれ続ける宿泊施設を目指して
それでは、本書の一部を公開します。
はじめに
宿泊業界は今、大きな転換期を迎えています。
インバウンド需要の復活により、表面的には活況を呈しているように見える宿泊施設。 しかし、その内実に目を向けると、深刻な課題を抱えていることに気付きます。
先日、ある宿泊施設の支配人とお話をする機会がありました。 「インバウンドも復活して、お客様で賑わっているのではないですか」という私の問いかけに、支配人は複雑な表情を浮かべました。
「お客様は確かに戻ってきました。 でも、私たちにはそのお客様に十分なサービスを提供できる態勢が整っていないのです」
コロナ禍で多くのスタッフとの契約を終了せざるを得なかった施設では、その後の需要回復に人員体制が追いつかず、限られたスタッフで運営を続けているのが実情です。 このような状況下では、日本が誇る「おもてなし」の実践すら困難な状況に陥っています。
私は旅行会社で30年、ホテルで2年、そして現在は独立したコンサルタントとして4年間、一貫して宿泊施設との関わりを持ってまいりました。 その経験を通じて、現場が抱える課題と向き合い、解決の糸口を探り続けてきました。
2024年6月に上梓した『AI時代に「顧客の声」を活かすアンケート入門』では、NPSやテキストマイニングを活用した顧客ロイヤルティ向上の理論と実践について解説させていただきました。 その中で、多くの宿泊施設の方々から、「より具体的な実践方法を知りたい」というご要望をいただき、今回、宿泊業に特化した実践書として本書を執筆する運びとなりました。
本書では、前作で示した理論をベースとしながら、実際にアンケートシステムを導入された施設での具体的な成功事例を基に、これからの時代に求められる宿泊施設のあり方を提示しています。
特に注目したのは、デジタル技術の活用とホスピタリティの両立です。 限られた人的リソースの中で、いかにして質の高いサービスを提供し続けることができるのか。 その具体的な方法論を、理論と実践の両面からまとめました。
全国の宿泊施設の皆様が、本書を通じて何らかの気づきや改善のヒントを得ていただければ、これに勝る喜びはありません。 また、前作と併せてお読みいただくことで、より深い理解と実践につながるものと確信しております。
最後になりましたが、本書の執筆にあたり、貴重な事例やご意見を提供してくださった多くの宿泊施設の皆様に、心より感謝申し上げます。
2024年12月 北山 幹夫
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