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【音楽とわたし】④早熟すぎ!?ジャズとの遭遇(So good)←

こんばんは。みきたにし☆です。

みなさん、ジャズってスキですか?
ジャズと聞いて、どんなタイトルを思い出しますか?

わたしが真っ先に思い出すのは「ストレート・ノー・チェイサー」そして「ソルトピーナッツ」あたりでしょうか。

今夜は広く浅く音楽を愛する、みきたにし☆がジャズと出会った日の話。

はじめましては「美味しんぼ」

わたしにはアニキがいて、当時、高校生だった彼が「美味しんぼ」の単行本を買っていました。

その影響で、小学生だったわたしも「美味しんぼ」を読み始めました。

そして、今回、取り上げるのは

「美味しんぼ」第8巻・飲茶 昭和62年 第一刷

「SALT PEANUTS 前編・後編」という回です。

主人公・山岡士郎が若い頃に通っていた「ジャズ喫茶」が舞台の物語です。

アニキがもし初版で買っていたのだとしたら、当時のわたしは9歳でした。

初めてのジャズは視覚情報のみ

なーんだww聞いてないんかい。

だってほら、当時は今と違ってインターネットないし、パソコン・スマホないし。雑誌の「文通友達募集」ページとかに個人情報がのる時代だし。今とは違うねん。街にいかなくちゃCDも買えなかった。(CDってコンパクトディスクの略らしいよって話題になったこともあった)

わたしは、ただでさえ「美味しんぼ」なんぞという、クラスメイトの女子たちは絶対に読んでいないだろうマンガを読んでいるという背伸び感を味わっていた。そこへきて「ジャズ」。これはもう、おとなへの階段のぼっちゃってる感?(よく分からないけど。完全に、わからないけど)

「美味しんぼ」に紹介されたジャズ

※曲タイトルをもとにYouTubeから拾っています。「美味しんぼ」原作者さんの意図したアーティストと一致させたものではありませんので、ご了解ください。

まずこれ「ストレート・ノー・チェイサー」……なじみのジャズ喫茶でバーボンを注文する際に出てきた曲。

「SALT PEANUTS」……ジャズ喫茶の店名の由来。(正確には別バージョンの曲が由来になっています)

「LEFT ALONE」……ジャズ喫茶のマスターが、流行らなくなった店にひとり取り残された心境を例えた曲。

「I SHOULD CARE」……ジャズ喫茶になかなか来れなかった山岡が、「気にしてはいた」と、伝えたシーンで。

「SOME THIN`ELSE」……ジャズ喫茶が流行らなくなったのは、自分に足りないものがあったせいだと諦めてしまうマスターの言葉。

「朝日のごとくさわやかに」……マスターが昔のようにはいかないと嘆くシーン。

「CLEOPATRA’S DREAM」……マスターが、かつて華やかだった時代を思い浮かべながら。

「SMOKE GETS IN YOUR EYES」

※ジャズ喫茶のマスターが、山岡たちのおかげで、店を立て直すことができたことに感激して涙ぐむも「(泣いてるんじゃなくて)煙が目にしみてだからね」ってセリフを言うシーン。

ジャズの知識なんか皆無でしたが、子供ながらに、「これは曲のタイトルなんだな」ぐらいのことは分かりました。

中でも、強烈な印象とともに覚えていたのが「ストレート・ノー・チェイサー」。

なんたって、「ジャズであり、なおかつ酒」という、大人世界の集合体なのだ。背伸びの極地とも言える、そんな感じがしましたもので。

ジャズとの再会はその十数年後

二十代なかばごろ、わたしは推理作家に憧れて、書けもしないミステリーを書いていました。

どうしても「バー」(酒場)のシーンを描きたくて、でも分からな過ぎて、とりあえず図書館に走りました。

「バー」といえば「ジャズ」じゃね?

図書館にあるのは図書だけではありません。CDもあったのです。そこで「ジャズ」カテゴリの棚とにらめっこ。しかし分からん。何を聞いたら良いのかさっぱり分からん。

そんな中で出会ったのが「チック・コリア」「キース・ジャレット」。どちらも超有名なジャズピアニストです。

とくに「キース・ジャレット・トリオ」の「バイバイブラックバード」というアルバムは「これだ」と思いました。


幼い日のわたしが出会った「ストレート・ノー・チェイサー」が収録されていたのです。

キース・ジャレットという人は、ピアノを弾きながら声が出ちゃうタイプのジャズ・ピアニストでして、気になる人は「うるさい!」って感じるらしいのですが、ほぼ白紙の状態でこれを聴いたわたしには「よく分からないけどジャズっぽい」という感動をともなって響いたのでした。


ざっくりですが、ジャズとの出会いの物語でした。


また別の機会で、ジャズに触れるかと思います。


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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