今年のオリンピックと昨日のかっぱ寿司騒動についての、よもやま話
今朝の情報番組で「かっぱ寿司が半額セールをおこなった影響で大行列ができ、それに対してかっぱ寿司が謝罪」というニュースを観ました。
https://www.kappasushi.jp/cp/2021/0926x_apology
これを観ていた夫がポツンと……
「かっぱ寿司が食べたくて並んでる人に対して、謝罪する必要ある?(並んででも食べたいんやろ?)」
一方のわたしは、このご時世で、人が集まるようなことをやったのは見込みが甘かったんじゃないかなと思った……のですが。
オリンピックも似たような感じじゃなかった?
「オリンピックが開催された」から、それを見物に行く人で人だかりができていました。
「カッパ寿司がセールをやった」から、行列をなして人が集まりました。
オリンピックについて
オリンピックは、もっぱらテレビ視聴していました。
しかし、ニュースなどを観ていたら「オリンピック開催でコロナに対する警戒心が緩んだかも」というコメントを出している人がいました。
この時に思ったのが、日本に古くから伝わる言葉。
「踊るあほうに見るあほう。同じあほうなら踊らにゃ損損」
ということで、家でじっとテレビを観ているぐらいなら、行っちゃえという感覚になったのか?と、推察いたします。
かっぱ寿司について
1日限りの半額セールを開催したという事実。しょうじき、知りませんでした。もし知っていたら、来店予約をしようとしたに違いありません。
ニュースを観ると、寿司にありつくまで何時間も待ったなんて人も。
たしかに「半額」は魅力的なワードだし、パワーワードでもあると思います。
しかも!!
限定1日ともなれば、人生の中の何時間かを、愛する「かっぱ寿司」のために費やしても構わない!という気持ちになるのも分かります。
かっぱ寿司さんは、かっぱ寿司に対する消費者の熱量、「寿司が半額」になることへの消費者の熱量、昨今における情報の伝達力、このみっつに対して、見込みが甘かったと言わずにいられません。
なんたって「寿司がスキ!」なヒトは多いのだ!
ここで疑問を投げかける
いや、自分、待てよ。
「オリンピック」については「観に行く人に賛同できない」のに、「カッパ寿司」の騒動の場合は「主催者側に賛同できない」。
これ、矛盾していないかしら。_( _´ω`)_ペショ
たしかに「オリンピック開催」と、「かっぱ寿司半額セール」を比べるのはおかしい気もします。
イベントとしての規模がぜんぜん違います。意味合いもちがいます。
「オリンピック」は、この大会を頂点にとらえ、修練を積んできた多くの選手たちのためのステージであるし、
「かっぱ寿司」は、美味しい寿司を手ごろな値段で食べたい消費者のための飲食店なのだから。
しいて言えば、「オリンピックを通じて、もっと多くの人に競技を知ってもらい、興味を持ってほしい」という選手の想いと、「半額セールでこれまで来店しなかった人にもかっぱ寿司に来てもらって、美味しさを知ってほしい」という、経営側の想いは似ていると言えないこともない(かもしれない。弱腰)
もうひとつ、しいて言えば「なんだかんだで振り回されまくったオリンピックボランティアの皆さん」と、「てんやわんやの大騒動になってしまって振り回された、かっぱ寿司の従業員の皆さん」が、どちらも大変な思いをしたという点も、共通でしょうか……。
まとめ
「オリンピック」は選手のためのステージ。それを、わたしたちは観戦して楽しみます。テレビやインターネットなどを使って楽しむという選択肢も、用意されていました。そもそも、ほとんどの競技が無観客で行われたぐらいです。
つまり、簡単に言ってしまうと、「来ないで」ってことじゃないですか。
「かっぱ寿司」は、寿司を食べに行くお客さんのための店。デリバリーやテイクアウトも半額になったのか分かりませんが、多くの人は「食べに行く」という選択肢を選びます。
店側としても、「来て」のスタンスです。
そこが大きな相違点なんじゃないかなという気がします。
「普段とは違う気分で食事をする」というのは、「外食」の良さのひとつでありますし。
今、ここで何を言おうと、後の祭りではありますが……。
はやく、以前のような暮らしが戻ることを祈ってやみません。
寿司、たべたくなってきました。でも、昨夜のカレーが残っています。
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