マガジンのカバー画像

読むラグビー

9
ラグビー関連本の紹介マガジンです。 戦術書から小説、ラグビー選手や監督の著書など、わたしが愛するラグビーに関するあらゆる書籍を紹介します。
運営しているクリエイター

記事一覧

松瀬学『荒ぶるタックルマンの青春ノートーー石塚武生のラグビー道』

松瀬学『荒ぶるタックルマンの青春ノートーー石塚武生のラグビー道』

日本ラグビー界に数多存在する一流のラグープレーヤーの中でもプレーから愛称がつく人は多くない。そのひとりが「タックルマン」と呼ばれる故・石塚武生さんだ。
私がラグビー観戦初めは石塚さんの現役時代には間に合わなかった。そのためプレーを見たことがない。しかし、ラグビー観戦の先輩方は石塚さんの強さ・たくましさを懐かしい顔で幸せそうに語ってくれる。

表紙は早稲田大学時代の試合中の写真。これからスクラムを押

もっとみる
村上晃一『ラグビーが教えてくれること』

村上晃一『ラグビーが教えてくれること』

ラグビーワールドカップ2019日本大会では、ラグビー選手の礼儀正しさや、紳士的な態度が注目されました。「なぜラグビー選手は紳士的なのか?」の根底にあるのが、世界的なラグビーの統括団体であるワールドラグビーが設定した「ラグビー憲章」です。

本書は、小学校高学年向けに「ラグビー憲章」を解説した本です。ですが、大人の方にも是非読んでいただきたい一冊です。

本の紹介 出版社のページより
2015年に開

もっとみる
憧れの藤島大さんにお会いした話

憧れの藤島大さんにお会いした話

スポーツライターであり、早稲田大学ラグビー蹴球部のコーチを務められたこともある、藤島大さん。同じく、なんていうのは大変おこがましいのですが、スポーツを文章で表現する「ライター」として憧れる存在です。
そんな藤島大さんに、やっとやっとお会いできたお話です。

ラグビーっていいもんだね。近著「ラグビーっていいもんだね。」は、ラグビーワールドカップ2015イングランド大会の後以降、ラグビーワールドカップ

もっとみる
藤島大『ラグビーって、いいもんだね。』

藤島大『ラグビーって、いいもんだね。』

早稲田大学ラグビー部に所属。その後、スポーツライターとして活躍しつつ、早稲田大学ラグビー蹴球部でコーチも務めた藤島大さんの著書。ラグビーへの愛にあふれたエッセイです。

本の内容 ~ 出版社のページ、BOOKデータベースより「ラグビー、人生の学校」。かつてフランスの協会の標語のひとつであったらしい。校則でなく連帯で営まれる学校。(「ラグビーであること」より)――
『闘争の倫理』、「レフリー寺子屋」

もっとみる
花形みつる『GO Forward! 櫻木学院高校ラグビー部の熱闘』

花形みつる『GO Forward! 櫻木学院高校ラグビー部の熱闘』

高校ラグビー部の創部から勝利までの物語です。仲間を大切にし、ぶつかりながらも勝利を目指す、まぶしいくらいの青春スポ魂もの。先が不安で気持ちが内向きになりそうな今だから、読みたい小説です。

本の内容 出版社のページより大学出たての新米講師が、
素人ばかりのメンバーで花園を目指す!?

名門大学ラグビー部出身だが就職に失敗し、伝手で私立櫻木学院高校の臨任体育講師となった坂田は、ラグビー部の立ち上げと

もっとみる
廣瀬俊朗『なんのために勝つのか。 ラグビー日本代表を結束させたリーダーシップ論』

廣瀬俊朗『なんのために勝つのか。 ラグビー日本代表を結束させたリーダーシップ論』

ラグビーワールドカップ2015イングランド大会で世界中を沸かせた「ブライトンの奇跡」を起こしたラグビー日本代表の陰の立役者、元・ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬俊朗さんの著書です。

本の内容 出版社のページよりリーダーがすべきことは何か。
真のリーダーシップとは何か――

高校、大学、社会人、そして日本代表のキャプテンを務めてきた著者が明かすリーダーシップ論。チームの心をひとつにするには、「なん

もっとみる
山中伸弥/平尾誠二・惠子『友情 平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」』

山中伸弥/平尾誠二・惠子『友情 平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」』

ノーベル医学賞受賞・京都大学山中伸弥教授と、ラグビー日本代表選手でありヘッドコーチ「ミスターラグビー」と呼ばれた平尾誠二さんの物語です。

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000190556

本の内容 出版社のページより2010年、雑誌の対談で初めて出会った二人は急速に仲良くなり、やがて親友と呼べる関係になった。気のあう男同士として酒を

もっとみる
池井戸潤『ノーサイド・ゲーム』

池井戸潤『ノーサイド・ゲーム』

ラグビー人気の火付け役となったTBS日曜劇場『ノーサイドゲーム』の原作です。原作、と言ってもTBS日曜劇場の企画として「ラグビーもの」が先にあり、ドラマのために池井戸先生が小説を書いた、と言われています。

本の内容 出版社のページから池井戸潤最新作! 2019年7月放映、ドラマ「ノーサイド・ゲーム」(TBS日曜劇場)の原作。経営戦略室から左遷された男が挑む——。低迷ラグビー部を“経済的に”立て直

もっとみる
ラグビー試合再開を待ちながら、本を読もう

ラグビー試合再開を待ちながら、本を読もう

新型コロナラグビーの試合を見るのは、もうしばらく先になりそうです。選手も自宅でのトレーニングを余儀なくされています。そんな中選手たちは、SNS出大kの情報を発信してくれています。
SNSで簡単に情報が手に入れられる時代だからこそ、あえてじっくり読書という時間の使い方はどうでしょうか。ラグビーに「もっとワクワクできる」ために、ラグビーに会えない時間を使ってラグボーに関する本を読んでみませんか。

もっとみる