マガジンのカバー画像

【RWC2019】【RWC2023】ポジション別注目選手

20
ラグビーはポジションごとに役割が決まっている競技です。 ラグビーワールドカップ2019、2023大会のポジションと注目選手を紹介します。
運営しているクリエイター

#ラグビー

【RWC2023】注目選手 センター(CTB)編

司令塔SOの後ろでFWが獲得したボールを受け取る攻撃、FWを抜けてきた相手を仕留めるバックスのキーマンです。 センター(CTB)とは略称:CTB、背番号:右センター 12番/左センダー 13番 バックスのキーマン。SOの戦略を支え攻撃の形を作る。スクラムからバックスにわたったボールを前に運ぶ役割を担うとともに、バックスラインでの強いタックルも求められる。FL同様に運動量が多く当たり負けない選手が多いポジションです。 12番が「インサイドセンター」13番が「アウトサイドセンタ

【RWC2023】注目選手 ウイング(WTB)編

チームメンバーがつないだボールをトライに結実させるのがWTB。爆発的な初速から駆け抜ける走りが一番の魅力です。 ウイング(WTB)とは略称:WTB、背番号:左ウイング 11番/右ウイング 14番 ラグビーの花形ポジションの1つ。ラグビー選手の「生まれ変わったらなりたいポジション」No.1。つながってきたボールをもらったら一気にトライをする。そのため求められるのは爆発的な速さ。ボール受け取る前~トライまでの数十mの短い距離での速さが光ります。10m走なら陸上短距離選手並み、と

【RWC2023】注目選手 ロック(LO)編

到達点はチーム最高点。世界的にはバスケットボール選手並みの身長と手の長さを持つロックをご紹介します。 ロック(LO)とは略称:PR、背番号:左ロック 4番/右ロック 5番 ラインアウトの中心選手。ジャンプする選手を持ち上げる、または自分でジャンプします。またラインアウト後に固まって押していく密集では軸を担います。そのプレーのため、世界レベルでは2m超えるのが当たり前というくらいの長身の選手が多いです。 またスクラムでは、中段列の内側後谷サイドの力を1列目に伝える役割を担いま

【RWC2023】注目選手 ナンバーエイト(No.8)編

スクラムの最後方で一人で支えるとともに、いち早く次の攻撃の起点となる。一番最初に相手にアタックすることも多いチーム一の暴れん坊。 ナンバーエイト(No.8)とは略称:No.8、背番号:8番 ポジションメイト背番号が同じポジション。 スクラムを最後尾から押すとともに、スクラムの最後尾から出るボールをいち早くキャッチしてボールをキャリーする(運ぶ)選手。フォワードからバックスへのつなぎ役として縦横無尽に動く選手が多いです。 そのプレースタイルのせいか自由人が多い印象。 注目選

【RWC2023】注目選手 フランカー(FL)編

タックル、そしてすぐに立ち上がってタックル。試合中に派手なプレーはありませんが、献身的なプレーでチームを支える仕事人です。 フランカー(FL)とは略称:FL、背番号:左フランカー 6番/右フランカー 7番 相手をタックルで止め、さらにジャッカル(タックルで倒した相手からボールを奪う)をする選手。またスクラムの一番外側で前にしっかり押しこみプロップを支える。チームで一番の運動量、「献身的」という言葉が一番似合う紳士のポジションです。 6番は「ブラインドサイドフランカー」と呼ば

【RWC2023】注目選手 スクラムハーフ(SH)編

山椒は小粒ながらピリリと辛い。15人の中で最も小柄ながら1~8番の大柄な選手を積極的に動かし、ゲームの流れを作るのがスクラムハーフです。 スクラムハーフ(SH)とは略称:SH、背番号:9番 スクラムにボールを入れる、スクラムやラックから素早くボールを出しバックスにつなぐ攻撃の起点。スクラムしゃがんだ姿勢からパスを出す独特の動作をこなすSHは、世界的にも170cmに満たない一般男性でも小柄に見える選手が多いです。大柄な選手を自分の指示1つで動かすFWの指令担当のためか、強気な

【RWC2023】注目選手 スタンドオフ(SO)編

試合中は人一倍声を出し、メンバーを動かす。冷静に俊敏にゲーム内で判断してチームを誘う司令塔がスタンドオフです。 スタンドオフ(SO)とは略称:SH、背番号:10番 海外では「フライハーフ(FH)」と呼ばれるゲームの司令塔。SHから受け取ったボールをパス・キック・ランを組み合わせて攻撃の戦術を作りメンバーを動かします。瞬時の状況把握力と判断力が求められるポジション。SH同様全体をコントロールする使命感からか、世界的にも王様キャラのメンタル強め。 日本代表ではゴール後のキックや

【RWC2023】注目選手 フルバック(FB)編

ディフェンスは最後方で食い止め、キックチェイスで相手からボールを奪うフルバックは、まさに「最後の要」のポジションです。 フルバック(FB)とは略称:FB、背番号:15番 チームメンバの最後方に控え、攻撃ではハイパント(キックでボールを高く蹴り上げるプレー、ボールの滞空時間が長い間に後ろの選手がボールを奪取する)をして攻撃の起点となり、守備では最後の砦となるポジション。1つのミスが得点に直結するためミスが許さない厳しいポジション。 バックスの中では比較的高身長な選手が多い。

ラグビーワルドカップ2019 海外メディアが選ぶプール戦ベスト15

ラグビーワールドカップ2019日本大会、一次リーグ(プール戦)が終了し、海外のメディアが、一次リーグのベスト15を発表しました。 今回は3サイトからピックアップ。すべてで選出されているのが、姫野和樹選手とラファエレ・ティモシー選手。姫野選手は、タックルやジャッカルでフィジカルを高く評価されています。ティモシー選手は、オフロードパスのスキルの高さが注目を集めています。 英国放送局スカイスポーツが選ぶベスト15プール戦全勝の大躍進を見せた日本代表からは、Ho堀江選手、キャプテ

初心者が知りたいラグビーのポジションの話

(参考:最新RWC2023版はこちらから) ラグビーは1チームを15人。つまり両チームで30人、現在世界的に行われている球技の中では最多人数のスポーツです。ラグビーはポジションが一人ずつに割り当てられます。ポジションごとに背番号が決まっています。 ポジション15人を大きく分けると 背番号1~8番をフォワード(FW)、9~15番をバックス(BK)と呼びます。特に9・10番をハーフバックス(HB)と呼ぶこともあります。 フォワード(FW) スクラムを組んだり、ラインアウトで

ラグビーワールドカップ2019注目選手 プロップ(PR)編

プロップ(PR)とはプロップ(略称:PR、背番号:左プロップ 1番/右プロップ 3番) 最前列で前から敵が押してくる力を支え、後ろから味方が押してくる力をしっかり相手に伝える役。代表クラスでは体重は120kgを超えるのは当たり前で最重量級の選手が多い。こんなに力がかかるポジションを引き受けるプロップは優しい縁の下の力持ち。 注目選手① 稲垣啓太選手(日本)日本国内ではトップリーグ新人だった2013年から2018年シーズンまでベストフィフティーン入りをした日本を代表するプロッ

ラグビーワールドカップ2019注目選手 フッカー(HO)編

フッカー(HO)とはフッカー(略称:HO、背番号:2番) 名前の通り、スクラムを組むときに中心の最前列で「フック」となる役割。スクラムの作戦の中心を担います。またラインアウトのときにボールを投げる役割はフッカーが担うことが多いです。 注目選手① 堀江翔太選手(日本)3度目のワールドカップ出場のベテランであり、正フッカー。セットプレーの中心としてフォワード戦をリードすることに加えて、高いスキルで観客があっと驚くようなトリッキーかつ華麗なパスプレーで攻撃にも大きく貢献します。昨

ラグビーワールドカップ2019注目選手 ロック(LO)編

ロック(LO)とはロック(略称:LO、背番号:左ロック 4番/右ロック 5番) ラインアウトの時にジャンプを持ち上げる、ジャンプする役割や密集での軸を担うセットプレーの中心選手。そのプレーのため、チーム一の長身の選手が多いポジション。また密集では果敢なタックルで相手をしっかり押さえます。 注目選手① トンプソン・ルーク選手(日本)日本でのプレー歴、特に東大阪を本拠地とする近鉄ライナーズではベテランで、「トモさん」の愛称で親しまれています。現在の日本代表では最年長38歳で4回

ラグビーワールドカップ2019注目選手 フランカー(FL)編

フランカー(FL)とはフランカー(略称FL:、背番号:右フランカー 6番/左フランカー 7番) 相手をタックルで止め、さらにジャッカル(タックルで倒した相手からボールを奪う)をする選手。またスクラムの一番外側で前にしっかり押す。チームで一番の運動量と言われるポジションです。 注目選手① 姫野和樹選手(日本)これまでの日本人選手にはない強靭な肉体を持ち「日本ラグビー界の至宝」と呼ばれる姫野選手。高校時代から鍛えた体は、片手で女子高生をブランコできるほど。一度ボールを持てば、タ