オンラインレッスンを効果的に受けるためのマイルール

オンライン英会話を始めようと思いながら、ずっと先延ばしにしてきた。

それは、日々自分がオンラインで日本語を教えていて、

「レッスンをすごく効果的に受けてるな」っていう学生はやっぱりいて、

「それはなんでなのか」「なんでそう思うのか」を考えて、

腑に落としてから、自分のレッスンを始めてみたかったんだよね。

それでね、やっと自分なりに、

「私の場合、こうするとベストだ」っていう仮説がたてられた...!
(*検証はこれから…!)

***

まず設定として、

〈学生像〉
・その言語を第一言語として話す国に住んでいる。
・日常会話などはある程度話せる中上級話者。
・日常会話を超えて、なにかを説明したり、気持ちや考えを伝えたり、まとまった内容を話したり、ディスカッションなどができない。
・勉強の目的は試験ではなく、会話力の向上。

こういうレベルの学習者が一番必要なのは、

「レッスン内のフリートークの時間をいかに充実させられるか」ってことなんじゃないかと思う。

これを前提として、

「①頻度/②先生/③レッスンの受け方」の3つのポイントから、

オンラインレッスンのベストな受け方を考えた。

〈頻度〉フリートークの中で話すネタができ、かつ自習ができるくらいの頻度がベスト。
⇒レッスンを毎日受けると、さすがに「話したい」と思えるネタが尽きがち。もちろん先生からネタを提供することはいくらでもできるんだけど、レッスンを受ける側に「ネタがある状態」が効果的に勉強するためにはベストだと思う…!

それから、「知りたいことはなにか」「練習したいことはなにか」を明確にするためにも、自習は必須…!レッスンを活かすためには「レッスン外の時間(=自習)」の時間もきちんと確保しておいたほうがいい。

それを考えると、レッスン頻度は毎日ではなく、間隔を開けて週2回から3回、が一番効果的だと思う。
〈先生〉「話したい」と思える気の合う先生(2人以上)と継続的にレッスンをするのがベスト
⇒「フリートークを効果的にする」という観点から見ると、先生選びがすごく大切になる。もちろん先生の経験やスキルも一つの基準になるけど、何よりも、自分にとって「話したいと思える気の合う先生かどうか」が鍵になる。

やっぱり人間だから、合う合わないってあるんだよね…!それはレッスンを受ける側もだし、もちろん先生側にもある。何人かの先生とお試しでやってみて、自分が話しやすくて友達になれそうな先生を見つけること。

それから、気の合う先生を見つけたら、その先生に継続的に担当してもらうこと。レッスンの回数を重ねれば重ねるほど、先生から学習者への思い入れも深くなる(先生も人間だから)し、共有するものが多くなれば多くなるほど話題の数増えて、内容も深くなる。たいていの場合は、レッスン回数が増えると先生が自分の間違いやすいポイントを把握してくれるようになるから、その点でもベスト!

そんな先生を2人以上見つけること。できるのであれば、先生は複数人いたほうがいい。先生によって、その先生がよく使う語彙や文法、表現には偏りがあるだろうし、間違いを直してくれるポイントや話題の種類も違うと思うから。語学の先生においては、2人以上自分を担当してくれる先生がいるといいと思う。

っていうところから、先生は、気の合う先生で、継続的に担当してくれる先生を2人以上見つけることがベスト!
〈レッスンの受け方〉⇒「自分が到達したい目標」「勉強したい内容」「レッスンに対する要望」を明確にして先生に伝えておくこと。

⇒「教師」の視点から見て学習者に心得てほしいこと、それから私が担当している学生でどんどん語学が上達している学生のレッスンの受け方を参考に、ポイントをあげてみる。

①その言語を勉強している背景と目的、達成したい目標を明確に伝えておく。
②宿題はほしいかほしくないか、どんな宿題が欲しいか、どれくらいの分量ができるかを伝える。
③レッスンのやり方の希望を伝える。(例えば、「フリートークを多めにとってほしい」「時間をかけてでも完璧に言えるようになるまで練習したい」「発音を特に直してほしい」「リピート練習を何度もしたい」)
④わからないところ、間違ったところはメモをして、「二度と間違えない」意志を持つ。(先生も人間だから、何度も何度も同じ間違いをされると「この前直したばかりなのに…メモもとらずに何度も何度も間違えてたらきりがない…」と悲しい気持ちになる。)
⑤勉強した文法や語彙や表現は「使おう」として使うこと。(レッスンで習ってもそう簡単には使えるようにならない。しっかり勉強したことを復習して、「今日のレッスンでこの文法を使って話すぞ!!」と意気込んで使おうとすることが大事…!)
⑥自分からも会話を広げる努力をする。先生の質問に答えて話すだけじゃなくて、自分から先生に質問を振ってみるのも効果的!!
⑦例文作成を含め、話す内容はできるだけリアルに具体的なほうがいい。具体的な友達の名前を出したり、実際のエピソードなどで文法や語彙を練習すると効果的。
⑧自分で何度も言い直したり、教科書を見ないで言ってみたり、「話せるようになる責任」を自分で持っておく。先生に言われなくても、「話せるようになるためにもちろん効果的だ」と思うことはやる。(学習者自身が言語習得の知識を持っているとなおよい。)

というところが、

私がオンラインレッスンを始めるにあって、

効果的に勉強するために意識しておきたいところ!


優秀な先生を見つけることも大切だけど、

「レッスンを受ける側」がどれだけ自分のニーズや目標や重点的に勉強したいところを把握しているか、

そしてそれをどうやって先生に伝えるか、

なんならこっちから先生をリードできるくらい準備しておけるどうかが、

効果的にレッスンをするための鍵になってくると思う。


対大人との語学レッスンって、対子ども(小中高など)のレッスンと違って、

大人は生徒でもありお客さんでもある点が大きく違っていて、

先生側からだけではリードしきれないところがあるんだよね…!

例えばリピートをする練習がどれだけ大切でも、

授業の前のフリートークにも意味があることを説いても、

発音を直すためにもう少し練習したほうがよくても、

学生が「やりたくない、しなくていい」と言われれば、

強制的にはできないところがあって。

だからこそね、教師は最初は探り探りレッスンをしているところがある。

「この学生はどういうタイプかな?」「どういう練習だと楽しくできるかな?」「レッスンに何を求めてるのかな?」っていう、

分析をしてるんだよね。

これはある程度レッスンを重ねたり、質問したりしなきゃいけないんだけど、

学生自身が自分のニーズやレッスンの要望を把握していない場合、

それを引き出す作業から始まって、

人によってはなかなか難しかったりもするんだ…!


もちろん、「ニーズを引き出して、効果的かつ学生が満足するレッスン」を提供することが、

プロの仕事のすることであって、

先生はそのためにいるんだけど、

その段階で先生を手こずらせてしまうより、

レッスンを受ける側の学生自身が戦略を持っていて、

目標やニーズが明確で、

「先生が自分のレッスンをしやすくするために助けてあげよう」くらいの心意気があると、

先生はかなりレッスンがしやすくなって、

結果的に、受けられるレッスンの質も上がっていくと思うんだ。



それをふまえてね、ついにやっとこんな感じでオンラインレッスンを受けてみることにしたよ(^^)

頻度:週2回(理想は3回)。
先生:毎週担当してもらえる先生を2人選ぶ。
レッスン内容
(レッスン前)
①「言いたかったのに言えなかった表現、フレーズ」をストックしておき、それを自分で英訳しておく。
(レッスン)
①英訳のチェックと添削をしてもらう。
②その英文の発音チェックをしてもらう。
③スムーズに言えるまで練習。
(レッスン後)
①正しい英文を清書ノートに書き写す。
②英文を練習し、別の先生とレッスンをするときに今度はその英文をフリートークの「トピック」として話す。

*レッスンのやり方は、「英語日記Boy」っていう本に書かれている日記で英語を勉強していくやり方を参照にしてる!

というところに落ち着いた(^^)

これが一番自分に合っている勉強だと思う…!


***

英語は「英語が上手になりたい」というよりも、

言語教師として、「言語習得により詳しくなりたい」「言語習得の成功者でありたい」という気持ちが強い。

(その点では、全く新しい言語の勉強をゼロから始めたほうがいいと思うんだけど、興味があってモチベーションが上がる言語がない…!)


とりあえずこれは仮説だから、やってみながらまた軌道修正して、

自分に合うやり方を見つけたいと思ってるよ(^^)

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