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東北を巡りながら地方でイノベーションを起こすために必要なことを考えてきた

仙台市と仙台を拠点に活動されているベンチャーキャピタルのMAKOTOが主催する、東北グロースアクセララレータにて、本年度もメンターをさせていただくこととなりました。

本年も、2つのコースが用意されていますが、去年とは少し構成が違い下記のようになっています。

・次のステージに向け資金調達を目指すスタートアップ向けの「TGA Growth コース」
・事業開始を目指す若手起業家や家業を持つイントレプレナー向けの「TGA Studio コース」

Growthコースは、その名の通りですが、ある程度事業が形になっている方々を対象にしており、今後の成長を加速させるためのプログラム担っています。

一方で、Studioコースは、現段階でのフェーズは問いません。

現段階でアイディアがまったくないけど起業に対する熱意のある人、アイディアはあるけどそこからどう進めていいかわからない人、あるいはアイデアの検証フェーズにある人や、プロトタイピングに着手している人や、とりあえずプロダクトをリリースしてみたけど、これからどうすればいいのか…という方でもOK。単純に背中を押して欲しい人でもOKです。


なお、東北グロースアクセララレータの応募締め切りは8月24日となっていますので、少しでも興味がある人は、今すぐの申込みをお待ちしています。

応募するかどうかまだ悩んでいるという人は、とりあえず私までtwitterかFacebookでご連絡頂ければ相談に乗ります。


ちなみに、ビジネスの内容についてもあまり制限はなくて、デジタルデジタルしたものでもOKですし、デジタル一切関係無いようなものでもOK。去年の例だと、障害者向けのサッカー教室を運営するゼンシンさんや、赤いパンツを売るザミラさんなどがありました。

この東北グロースアクセララレータ、応募を検討している人向けの説明会を東北各県や東京で実施しているのですが、私も仙台、盛岡、東京の説明に参加し、メンターとしてお話させて頂きました。

仙台会場では東北ならではのスタートアップという視点から。サンフランシスコや東京都の対比として、テックドリブンなスタートアップってのはもちろんありえるけど、ソーシャルドリブンというか、社会課題や人々の生活と向き合ってニーズを捉え市民を巻き込んだイノベーション創出。言ってみれば北欧型のスタートアップってのもあり得るよね、と言う話をさせて頂きました。

盛岡会場では、ヘラルボニーの松田さんをお招きして、最初の一歩を踏み出すにはどうすればよいか?と言うテーマでお話させて頂きました。

ヘラルボニーさんは盛岡の会社です。乱暴にカテゴライズしてしまえば障害者支援事業となるのでしょうが、おそらく一般にイメージされる障害者支援事業とは大きく異るはずです。

障害者の持つ強烈な個性をアート作品として昇華して販売したりと様々なプロジェクトに取り組んでいらっしゃるのですが、説明しだすといくらスペースがあっても足らないので、興味がある方は下記の記事などを読んで頂くのが良いのかもしれません。

なお、盛岡では先日オープンしたばかりの南部鉄器屋さんengawaさんにお邪魔したりもしました。

ご存知のとおり、南部鉄器は盛岡の伝統工芸ですが、伝統工芸というとどうしても敷居が高く感じてしまいます。こういう形で気軽に伝統工芸品と出会える場と言うのは必要だなと感じました。(値段は決して気軽ではないですが…)

盛岡の次は東京に戻ってきてKDDI DIGITAL GATEさんを会場にお借りして説明会を開催しました。

東京会場のテーマは地方で事業をどう生み出すかと言う話。

今回は説明会の場所が東京だったということもあり「当たり前のことに気がつくことの重要性」について少し話をしたりしました。東北地方に限らず特定の地域に住んでいると当たり前として受け入れていることが、実は他の土地では当たり前じゃないことって結構ありますし、そういった小さな気付きが事業のタネだったりしますよね、と。

竹井さんからも「イノベーションは移動距離に比例する」のような話がありましたし、東北にゆかりがある東京在住者だからこそできる地方での事業、というものは結構たくさんあるのではないかな?と思っています。

と言う感じでいろんな形で久々に多くの人とお話をさせていただき、同時に考えることも多かったわけですが、このあたりはもう少しまとめてちゃんとnoteに書けると良いなと思っています。




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