てんかん発作。ほんとは生きたかった。

2002年 夏。

記憶が無くなり。

入院先の医師からは、記憶が戻るかもしれないし。
戻らないかもしれないし。

でも、日常生活に触れながらリハビリを重ねていきましょう。

そんなサポートの中。

再び、社会復帰に向けての日々が始まる。

就職していたクリニックの、先生、スタッフの先輩達も温かく、迎えてくれた。

少しずつ少しずつ

記憶も霧が晴れるように戻っているような気もする。

でも過去はどうでもいい。

今の環境、生活が充分。
これでいい。
これを、積み重ねていく。

そう思っていた頃。
夏が過ぎ、秋も暮れ、季節は冬へ。

職場での仕事も、かなり慣れ。

そんなこと(事故)もあったなー

と、精神的に落ち着きを取り戻していた

時だった。

人生で一番のどん底がやってくる。

原因は、

『てんかん発作』やった。

大きく発作を起こし、過去の記憶が一気にフラッシュバックする。

これは誰の記憶?
ほんとの記憶?

パニックになった僕は、僕の心は限界値を越えた。

「これが一生続くのか。
一生、発作と付き合っていくのか。
一生、発作とおびえる人生なのか。」

そう思った僕は

部屋を綺麗に掃除し。

身の回りを整え。

夜の街をさまよう。

〜死に場所を探すために〜

続く。

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