2019.12.19「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」を観た
タイトルの通りである。
12月19日、スターウォーズの最終作を観た。ネタバレはするのもされるのも嫌いなため、この場では感想を記すのではなく、記録を残すにとどめたい。
12月19日、スターウォーズの最終作を観た。
本作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、2015年から始まった所謂「続三部作」の三作目であるが、同時に、1977年公開の第一作から数えれば、42年間続いてきたスターウォーズシリーズ本編を締めくくる「エピソードⅨ」でもある。
僕個人としてはたった15年分の思い入れしかないシリーズではあるが、それでも、その終わりに立ち会えたことにひどく興奮している。40年以上追っかけているファンボーイズであればどうだろうか。想像もつかない。そんなわけだから、「すごくよかった」だの「感動した」だの、それさえも軽々しく書けない。ネタバレなんてあってはならない。僕の駄文で、こんな記事で、先輩方の40年間を無駄にするわけにはいかないのだ。だからただ事実だけ、
12月19日、スターウォーズの最終作を観た。
「ネタバレ」と一口に言っても、人によって解釈は違うはずだ。映画であれば、予告編くらいは見る人、友達から感想を聞く程度は平気な人、王様のブランチで大半のストーリーを紹介されても平然としている人、様々いると思う。
上記の例でいえば、僕自身は一番目のタイプだ。最低限ならいいけど、極力内容には触れたくない。ライブに行くならセットリストは見ないし、小説を読むなら目次は飛ばす。そういう人間だ。
だからこの記事でも映画の内容には触れない。ただ一言だけ記す。
12月19日、スターウォーズの最終作を観た。
「よかった」「よくなかった」というくらいではネタバレには当たらないという声もあるだろう。普通の映画ならそうなのかもしれない。
しかしながら本作については、何を言ってもネタバレになってしまう気がする。なぜか。詳しい方もいると思うが、前作『最後のジェダイ』が賛否両論の出来だったからだ。いや、賛否両論はちょっと言いすぎたか。世界中で巻き起こっていたのは主に否、否定と非難の大嵐だった。しかもファンから。コアなファンほど、納得していなかった。
公開前にも多くの人と話したが、やっぱり本作にも期待していない人が大半なのである。あのキャラを散々な扱いにされて、フォースであんなことしやがって、そもそもこの脚本何なんだ、あの爆撃機どうなっとんじゃ。
そんな調子だから、「よかった」という一言でさえ(まったく期待していないのに意外に)みたいな枕詞が自然と連想されてしまうし、「よくなかった」であれば(やっぱりね、そんなもんだよね)的な印象を与えてしまう。
本作に係る文脈、メタ的な視点から、何も言うことはできない。12月19日、スターウォーズの最終作を観た。ということしか言えない。
ちなみに本作の一般公開は翌日、12月20日であるが「前夜祭上映」なるイベントのおかげで、公開前日に観ることができた。全国五都市、2,304名様限定の栄誉にあずかることができたわけだが、これは札幌が地方都市であることに感謝である。なんせ前夜祭のチケット、発売翌日になってもまだ余ってた。
ありがとう札幌。この土地に熱心なファンが多すぎなかったおかげで、僕は12月19日、スターウォーズの最終作を観た。観ることができた。
◇
という文章を書いている今日は12月16日(月)。復習を兼ねて『フォースの覚醒』を見直しているところだ。
ネタバレもなにも、今の僕は本作の感想について語るべき言葉を持っていない。「傑作/駄作」「よかった/よくなかった」「サイコー/まあまあ」いずれも定まっていない。ただただ期待だけがある。
この記事は12月19日(木)20時52分に予約投稿される(っていう設定はできなかったので21時に投稿される)。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の上映は18時30分から142分。ちょうどこの時間に映画を観終わっているはずだ。
12月19日、スターウォーズの最終作を観た。そうなった自分が何を感じているか、何を語りたいか。それだけを楽しみにあと3日間、生きていきたい。
早く観たい。
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