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アニメ・まんが・イラストの底力

Netflixで流行っているらしい
イタリアのアニメをみた。
ローマ方言ばりばり。
早口すぎて集中しないとわからない
そうイタリア人の同僚が言う。

確かに。
20年前の私なら
きっとちんぷんかんぷん。

イタリア人っぽい愚痴。
行動や仕草それから環境。
そういう知識というか
肌感覚で学んだものが
なければ笑えない。

主人公の妄想っぷりや
ストーリーのくだらなさが
リアルな暮らしを
絶妙に再現していて
すごくおもしろかった。

単純な絵のパワーはすごい。
誰にでもわかる。
言葉で話すよりも
より簡単に伝えることができる。
その底力を再確認した。

アニメ・まんが・イラスト。
なんとなく「芸術より下」という
イメージが払拭しにくい。

でもほんとかな?
上下って本来はないよね。
芸術家がシンプルな表現方法を
使ったら芸術作品で
漫画家が単純化したら俗物?

社会的なイメージ洗脳って
ホントに恐ろしい。
どんなに平等な目線で
見ようとしても拭えない
なんとなくある上下関係。

重いテーマをシンプルに
笑いに変えるパワーは
絶大にして最強。

くだらないことを真剣に
やたらと強調することで
人の世界の本質をつく。

アニメの底力はすごい。

寒い朝のぬくぬく布団。
その名残惜しさを感じつつ
体を動かしてエンジン始動。

行ってきます。
みなさん素敵な1日を。

(はてなブログ「アレコレ楽書きessay」2021.11.30 転載)

Grazie 🎶