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ほんのりピンクでさらさら、かすかにグレーでしっとり

我が家で主に愛用している
塩はこの2種類。

料理やマッサージには
薄い桃色のヒマラヤ岩塩。
パスタや野菜を茹でるときは
イタリア・チェルビア産の粗塩。

幼い頃あちこちで
見かけていた食卓塩。
あれは天然の塩ではなく
塩化ナトリウムが99%。
しょっぱい味がするだけで
ミネラル成分はほぼ皆無。

そのことを知ったのは
かなり大人になってから。
私が幼少期の頃
日本の塩は専売公社が
扱う品物だった。

昔から人間という種族は
スキあらば大事なものに
制限をかけて支配しようとする
しょうもない癖がある。

イタリアの場合は
その辺で売っている粗塩でも
充分美味しいパスタが作れる。

せっかくの塩天国ならば
それを満喫したい。
塩田も直に見たことのある
チェルビア産のものがあれば
それを購入している。

ヒマラヤ岩塩の粗塩も
とても美しいのだけれど
パスタを茹でると
時折硬いものが残ってしまう。
それが紛れていると食感が
損なわれてしまう。

ほんのりピンクでさらさら。
私自身の女性性は
こんな風に使いたい。

かすかにグレーでしっとり。
男性性はこれが理想。

やっぱり人の本質は
いたるところに現れる。

雨あがりの日曜日。
素敵な1日をお過ごしください。

(はてなブログ「アレコレ楽書きessay」2021.12.5 転載)

Grazie 🎶