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アレコレ楽書きessay

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はてなブログのつぶやきエッセイを転載。イラストエッセイには書かないこぼれ話あれこれ。
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#片付け

物を溜め込む心理

物を溜め込む心理

家やカバンや冷蔵庫に
必要以上の物を溜め込む。

その行動を紐解くと

「心の隙間を埋めるため」
「不安を解消するため」
「決められない迷いの象徴」

であることが多い。

その状態に慣れると
今度は習慣になってしまい
なかなかモノを手放せなくなる。

要らないものを処分するとき
判断が必要なので
その取捨選択をついつい
後回しにしてしまいがち。

「自分で決めること」

を習慣として身に着けてい

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いちばん上の引き出しの中身を見ればわかる

いちばん上の引き出しの中身を見ればわかる

よく使う場所のいちばん上の
引き出しを見れば
そこで暮らす人間がどんな現状を
生きているのかよくわかる。

以前暮らしていた家の
キッチンの脇にある
大きな収納家具の引き出しを
昨夜久しぶりに見た。

父親と暮らしている
息子が探しものをしていた。

びっくりするくらいの
薬箱が並んでいた。
元ダンナの両親の家の
リビングにある家具の引き出しに
そっくりになってきた。

コレクションのように
並べ

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大きくて広くてわかりやすい効果

大きくて広くてわかりやすい効果

ライザップの広告動画を
YouTubeで見た。
体質と習慣を変えて
理想の身体をつくる。

その手始めに
面積の大きい筋肉に
刺激を与える。

並行して毎日
取り組むことは食。
身体を作っているのは
体内に取り込むものだから。

分野は一見違うけれど
家の中を整えるときも
まずは広くて目立つ部分を
なるべくキレイにする。

床と壁をスッキリさせて
動きやすい動線を確保。
同時に取り組むのは
買い物

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思い出を「使う」「飾る」という楽しみ方

思い出を「使う」「飾る」という楽しみ方

私は惚れっぽい。
すぐに恋に落ちる。
そうして側にやってきたモノ達が
やがて静かに反乱を起こす。

ねえどうして構ってくれないの?
あんなに熱烈に情熱的に
アプローチしてくれたのに。

嗚呼モテる人間は辛い。
要領よくあちこちにいい顔して
日替わりで楽しんでいたモノ達が
うらめしそうに収納場所の
奥からワタシを見つめている。

ゴメン。また今度ね。
今度っていつ?
アタシはあんなに尽くしたのに

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やりたいことがあるからやるべきことを減らす

やりたいことがあるからやるべきことを減らす

私は好奇心旺盛。
あれこれやってみたいので
なるべく日常の雑務を
減らすことにしている。

物を探すのが
好きではないので
定位置を決めて
使ったらもとに戻す。

暮らしの動線が
快適であって欲しいから
よく使う物はワンアクションで
さっと使えるようにしている。

ワンアクションとは
文字通りひとつの動作だけで
目的の物を手に取れる状態。
収納棚の扉や引き出しを
開けるたらすぐに
使えるように物を

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白い扉が裂ける

白い扉が裂ける

今朝の起きがけに、寝室の白い扉に裂け目が入る光景を脳内のどこかで見た。なにかのヴィジョンが見えるとき、肉体の瞳はほぼ使わない。

ここ数日よくみかける蛹から蝶や蛾が出てくるシーン。それが思い浮かんだ。寝室での睡眠は蛹になることに似ている。現実世界に出たくなくて布団の中でうずくまっていても、やがて扉は裂ける。

時が満ちれば赤ちゃんはお母さんのお腹から出てくる。それは共運動。生まれる・生み出すという

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スキマ

スキマ

片付けをするときに「今」と「これから」を意識する。「これまで」の記憶や思い出は人生のスパイス程度でいい。そうやって取捨選択している。

隙間産業がやがて成長するように、持物の間にできた空間に新しいアイデアが降りてくる。そして広がっていく。

隣の人と肘がぶつかるような狭い空間ではゆったり食事ができない。それとすごく似ている。

とにかくたくさんの素材を抱え込んでいたから、単純に作業がやりにくかった

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呼吸のように細かいケアをしてしまう性

呼吸のように細かいケアをしてしまう性

占星術では太陽・月どちらも乙女座。呼吸のようにあたりまえに、目の前にある物や人・動物・場のエネルギーケアをしてしまう。細かくそして手際よく。

その行動に全く気づかない人もたくさんいるのが日常茶飯事。アタシがやったの!偉いでしょ?すごいでしょ?褒めて!という自己主張をしないから。

ほんとうに呼吸に近い。目の前の人が普通に息をしていたら、その行動に気づかないのが当然。呼吸が乱れていると気になる人は

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もったいないおばけ

もったいないおばけ

物が山ほど溢れている現代社会で生きているのに、今だに私達の遺伝子には貯めないと生き残れないという情報が組み込まれている。食べ過ぎや貯め込みは、いずれも生存本能にも関与している。そんな説があるらしい。

それに加えて個人的に、物が訴えてくるイメージを感知してしまうので、すぐに使わない物でもなかなか手放すことができない。

こうしてこうするとこんな風になるよ。あれと組み合わせるとこうなるよ。という感じ

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カラフルな魔女と妖精

カラフルな魔女と妖精

当時の生活スタイルに合わないのに、ぎゅうぎゅうと押し込み収納していた過去の産物を潔く手放して、持ち物の色調も極力減らしたのは何年前だったろうか?

服・靴下・ストール・鞄・アクセサリー。自分を囲む品々はモノトーンが主軸で差し色に赤と緑を少々。

限られたトーンの私物に囲まれて暮らしているうちに、色調遊びがしたい!という欲求が心の底から湧いてきたリズムに合わせてまた持ち物に色を与えた。 

ただし必

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自称片付け上手な人の物の保存方法

自称片付け上手な人の物の保存方法

いくつかの家の掃除アルバイトをして気付いたことがある。「私は整理が得意なんだけど旦那や子供が散らかすのよね」とぼやく女性に共通すること。

確かに彼女達は家をぱっと見きれいにしている。物の多さや飾り物の趣向はそれぞれだけどそれなりにバランスのとれた空間を作り上げている場合が多い。

こういう人に多い収納パターンが取り出しにくいぎゅうぎゅう詰め。または必要以上のストック。扉の中に目一杯詰め込んで閉じ

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